古いミカンに出来るカビを思い出すが、これは使えるのかな。ちょっと不安。
お早うございます。ヒロくんです。
一昨年、陳皮と言う存在を知ります。
その年は春から害虫の被害を受け、夏以降は大発生し散々な目に合いました。見つけ次第捕殺しますが、どこかに卵を産んでいるのか増えるばかりです。
何とか対処しようと思い、市販の野菜由来の殺虫剤を購入してかけてみたりしますが、かけ初めは効いている様な感じですが、しかし、少しすると動き出します。
挙句の果ては蚊取り線香を置いたりしましたが、「斬新なアイデア」とある人から笑顔で言われました。
本格的な農薬を使えば良いんでしょうが、無農薬の野菜を食べたい。その動機で始めた家庭菜園です。
それは出来ませんし、仮にやるとしても住宅団地ですから迷惑をかけるのは目に見えています。それに素人が扱うものではありません。
真っ向から害虫に挑んでは必ず負ける。寄せ付けない工夫
また、ある人が言っていました。
「真っ向から害虫に挑んでは必ず負ける」
根絶やしに出来る程、甘い存在ではないらしい。
執(しつよう))な野菜に対する攻撃を見ればうなずける名言です。
寄せ付けない工夫には何があるんだろう。自分に出来る事を考えてみました。
まず見つけたら捕殺
害虫を見つけたら即捕殺する事です。
真冬の季節になるまでは地表に近いところに必ずいます。以前も書きましたが玉ねぎを作る為に10月中旬に耕し始めるとビックリしました。
出るは出るは、何とあの白いコガネムシの幼虫が100匹以上出てきました。
しかも1㎡にですよ。
そんな訳で1匹いたら最低何十匹はいると思った方が間違いないです。1匹だからと見逃すと大変な目に合います。
寒中の粗起こし
最初に取り組んだことは「寒中の粗起こし」ですが、これは地中に潜って越冬する害虫を凍死させる為の作業です。
でも、難点がありますね。
玉ねぎとか年を越して春に収穫する野菜の畝は荒起こしが出来ません。
その様な場所はどうしたら良いんだろう。
陳皮に巡り合う
そこで巡り合ったのが
「陳皮」です。
作り方は前に書きましたから省きますが、下にその記事を用意しておきました。興味がある方は読んで見て下さいね。
検索しまくってその存在を知りました。
耕して苦土石灰を入れた時に一緒にまいて耕してみましたが、これは効いた様ですね。去年は目だった害虫の被害はありませんでした。
害虫を寄せ付けない役目を果たしてくれた様です。
匂いを害虫が嫌うようです。
ゴキブリでさえもです。
でも前にも書きましたが、ある種のゴキブリだけは、どういう訳かこの臭いを好むようですからご注意を。
乾いてから洗った皮に白いカビ発生
陳皮は柑橘類の皮を乾燥して作ります。
ところが農薬が付いているので洗った方が良いとあります。日本産は農薬の量は微量ですが輸入品は大量についているらしいです。
私は日本産ばかりで、輸入されたミカンを食べたことはありません。それで、さらっと洗いますが水が冷たいですね。
これでは無農薬野菜を目指している人は困りますよね。
でも、乾燥させる前に水で洗うと農薬は直ぐに落ちると知りました。去年の陳皮は全て洗ってからこの枝に干しておきました。
去年暮れから干していた皮、洗うのを忘れていた
去年の暮前までに集めて置いたミカンの皮を、何時もの様に柿の木の枝に網袋に入れてぶら下げておきました。
カチン、カチンに乾いて固くなったので、そろそろ陳皮を作ろう。
そう思ったところで思い出しました。
洗っていなかったんです。
それで、寒い中を外の水道で洗う事になりましたが、水がものすごく冷たくて指が痛くなりました。
それを再度網袋に入れて干しました。
皮に白いものが一杯
4、5日経ってから見てビックリ。
皮に白いものが付いています。何だろうと思い、網の上から触りましたが湿っぽいですね。どうやらカビの様です。
ミカン農家では収穫間地かになるとに炭酸カルシウムを散布するそうです。洗えば落ちますがくぼみに残ってしまう事があるそうです。
それが白い粉の様に見えるがテイッシュで拭いても落ちないとか。
私の場合はカビでしたね。
洗ってしまい、その後天気が悪くて湿った状態が続き、遂にカビが発生。
そんな感じですね。
普段でも白カビや黒っぽいカビが出来ているミカンは食べずに捨てます。
陳皮の材料もそれで全て捨てました。
仕方がありません。
その後、どういう訳かミカンが切れました。その代わり青森産や何とか産の高級リンゴが親戚から送られて来たせいです。
リンゴは皮を剥かないと食べません。
今でもたくさん残っています。
今季2回目の陳皮作り
ミカンもいくらかはあったので陳皮様に貯めておきました。
今度は野ざらしにはしません。
サンルームに置く事にしました。
2、3日してカチン、コチンに固くなっています。それを玄関脇のガーデンチェアの上で砕き始めました。
量は少ないですけど固いですからね。指の先で切っていると痛くなってきます。やはりペンチが一番良いですね。
これも量が多いと手首が疲れますね。
野菜作りに楽な事はそんなにありませんが、採りたての美味しい野菜を食べる為です。
そう考えると辛抱できますね。
なるべく細かく砕いていってやっと終わりました。
風が強いのでこの場所でやりましたが、飛ばされるような事はありませんでした。
終わりましたが、これしか出来ませんでしたね。
駄目になって捨てた分があれば、ほゞ一杯になったと思いますが、危ないものを畑には使えませんからね。
致し方の無いところです。
ところが昨日、待望のミカンが段ボールで送られてきました。私の好きな甘い高級ミカンです。早速食べ始めましたが美味い。
それでまたミカンの皮を干し始めました。
今度は洗いましたよ。
後書き
陳皮を作る際は皮を洗ってから干しましょう。いったん乾いてから洗うとカビが出来やすいのかもしれませんね。
その為にも屋根のある所で干しましょう。
雪や雨が降っても安心です。
今日は凡ミスのご報告でした。
「畑づくりに必要な事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。