陳皮の存在を知ってから2年目です。
陳皮を作る為に、去年の暮れからサンルームで乾燥させていたミカンの皮が結構な量になってきました。
本当はもっとミカンは食べていたんですが、つい忘れて捨てちゃうんですね。忘れなければかなりの数になっていたと思います。
もうすぐ春です。そろそろ細かく砕いておかないと本番に間に合いませんね。
今日はお天気も良いので庭で皮砕きをしようと思います。少し風があるので飛ばされないように気を使います。
陳皮の作り方は以前も書きましたが、あの時は洗った小ミカンの皮を網に入れて柿の木の枝にかけてぶら下げておきました。
当然、雪も降れば雨も降りますので皮がなかなか乾かない時がありました。
それで、途中からサンルームに干す様になったのですが、その辺を書き忘れていたのに気が付きました。
改めて言います。
干す際は「雨のかからない、風通しの良い場所」です。
カチカチに硬くなった皮を砕きながら陳皮について考える。知れば知る程凄い存在と知る。
皮を砕くのは今回で2回目です。1回目は暮れでした。
1回目の分は余り溜まっていませんが、今回で多分容器一杯になると思いますね。それにしてもあの皮がこんなに硬くなるとは信じられません。
今年使う分は全て自分が食べた分で、家族には頼みませんでした。
理由は家族に頼むと砕く量が多くなります。すると指が痛くなるからですが、なんとも情けない話ですね。
それ程、皮は硬くなりますので、ミキサーでやったら壊れそうな気がします。
それでは風に飛ばされない様に砕いていきます
座ってから風が気になりました。
最近は気温の差が激しいせいか風が強いので、うっかりすると飛ばされそうです。風向きに自分の背中を向ける様にして砕き始めました。
ペンチで砕くと細かくていいのですが、どうしても効率が悪いです。砕かれるのを待っている皮の量を見るとウンザリしてきます。
この辺が私の駄目なところですね。
ペンチは重さがあるのでどうしても長くやっていると手首に来ます。
それでペンチを止めて指で砕き始めましたが、今度は面白い様に砕けますね。後は無心に作業するだけです。
何も考えない。
大分溜まってきました |
やっと終了
あと2個、あと1個。
遂に終わりましたね。溜まったカケラを蓋に入れて容器の中に入れて行きます。
ほゞ満杯ですね。
ほゞ満杯です。 |
小さな庭ですから、これで十分でしょう。
手前に小さい皮が1個残っていますが、これはまだほんのり湿り気が残っていました。入れてしまうとカビが生えてしまいますから次回です。
しかも、よく考えたら作業する前に2個食べたのでサンルームに干してありました。後日それらを砕けば本当に満杯になりますね。
温州ミカンも甘くて美味しいのは今のうちだけで、段々に甘さが落ちてきますからミカンを買うのも減ってきます。
去年はこの頃から白っぽい柑橘類に変わっていきましたが味は落ちますね。やはりミカンは温州ミカンに限ると認識させられました。
今年になって陳皮は温州ミカンに限ると知りましたから、良かったです。
何故、陳皮を害虫は嫌うのか
これが一番重要な問題ですね。
あの甘い小ミカンの皮に虫が嫌うどんなものが含まれているのでしょう。それと何故陳皮を作る様になったのか。
この辺は、以前にも書きましたので諄くなりますので省きますが、urlを載せておきますので気になる方はお読みください。
トマトの苗を植える前に元肥と一緒に陳皮を適量入れて置くと甘いトマトが収穫出来ます。それと長ネギを作るとアブラムシが集る(たかる)時があります。
陳皮を長ねぎの前に並べて置くとアブラムシがいなくなりますし、ニラもそうですね。余程虫にとっては嫌いな匂いだと思います。
温州ミカンについて再度調べる。何故体にも良いのだろうか。
陳皮で検索すると「美肌効果」「若返り」とかの言葉が直ぐ飛び出してきます。これは女性にも良い効果を当てそうですね。
わざわざサプリとかにも入れて売り出している様ですから相当なものです。
ところで私たちが普段食べているのは温州(うんしゅう)ミカンですよね。
去年、陳皮を作る際に調べると柑橘類であれば何でもいいとある記事にありました。
ところが名前は知りませんが、ミカンとしては中位の大きさで皮が白っぽいものも乾燥させて使ったところ直ぐにカビが生えました。
それ以来、陳皮にするミカンは子供の頃から食べているミカンにしました。実際食べて見ると、このミカンの方が甘くて美味しいです。
温州ミカンの歴史
柑橘類では温州ミカンが中国からの伝来かと普通に思っていましたが、違うんですね。詳しく書くとかなり長くなりそうなので要約します。
- 原産は3000万年位前のインドでアッサム地方
- ミャンマー、タイとかにも伝わり、様々な品種が出来たとされる
- やがて中国に伝わり中国の戦国時代の頃(紀元前5世紀から紀元前221年)に完成された(それまでは柑橘類というだけで、その後今のミカンの形になったという事かな)
- 魏志倭人伝には日本では食用では無かったと記述、主に薬用
- 様々品種の柑橘類が日本に入ってきましたが、鹿児島で栽培されていたものが突然変異し、今の小ミカンの原型になったとの記述もある 柑橘類の名産地である中国浙江省温州(ウェンジョウ)にあやかり命名された
- 熊本県の八代に中国から小ミカンが初めてみかんとして日本に輸入 この頃から食用としても利用されていたようです
- 紀州でも小ミカンが広く栽培され日本中に広まる。
何故体に良いのか
- 胃腸の機能を高める効果
- リラックス効果
- 生活習慣病の予防・改善効果
- 血流を改善し体を温める効果
- 美肌効果
- 肝機能を高める効果
- アレルギー症状を緩和する効果
- せきや痰(たん)を抑制する効果
- むくみを予防・改善する効果
後書き
そんな体に良い物を害虫は何故嫌うのか