これからが冬本番です。野菜にへばりついた土が凍てる。下手に抜くと千切れる。
お早うございます。ヒロくんです。
先程、畑から戻ってこの記事を書いています。
以前、夜でも「お早うございます」と言う仕事についていましたので、癖になってしまいました。
記事の書き出しに「お早うございます」と書くのはこの為で、これも習慣になってしまった様です。
皆さん、真冬での長ねぎの収穫どうしていますか。
普段は1週間分を抜いて、根と葉を切って持ち帰りますね。野菜くずは穴の中に捨てます。
家に持ち帰り冷蔵庫へ入れますが、これが普通ですよね。
ところが今回の冬は暖かすぎますね。
長ねぎを収穫するのも楽ですが、何れ寒波が来て雨とか霙がネギに付いて湿っているところが凍ってきます。
何時もの様にはいかず翻弄(ほんろう)されてしまいます。
寒そうな畑 |
今でも午前中早めだと父が凝って硬くなっています。ねぎも恐らく土の表面部分は凍っているでしょう。
4日経っても凍った土が長ネギにこびりついたまま
以前の事ですが、長ねぎを見てビックリ。
その長ネギは5日くらい前に収穫してそのままの形で新聞紙に包んで、玄関脇の野菜を置いてある場所に立てかけておいたものですが。
土がまだ凍っているんですね。その1週間位は最高気温は零下に近く、最低気温はー2℃あたりかな。
冷蔵庫のストックも切れたので使うしかありません。
例のごとく、根を切り取り葉を4、5㎝残して、それも切り取りました。
皮を剥くのですが、へばりついて凍った土が取れませんから、どうしても厚くむけてしまいますね。
家族が使うたびに採っていましたが、残りは5本だけです。
全て剝きましたが、似たような状態なので直径が5㎜くらい細くなってしまいました。
もっと酷い時があった
10年以上前かな、あれは酷かった。
引いても長ネギが抜けてきません。これは拙いと思いスコップで周りを掘り始めましたね。
すると長ねぎの周りに20㎝位の凍った土の塊がついていてビックリ。重かったはずです。
刀の鍔(つば)って分かりますよね。あの鍔が直径10㎝以上大きいと想像して見て下さい。しかも凍っているからやけに重い。
回りからドライバーで少しづつ土を砕きながら、1本の長ネギを収穫しましたが時間がかかりましたね。
そんな事を思い出しました。
昔聞いた事を思い出す
あるおばさんの話を思い出す。
おばさん曰く
「農家のおばちゃんが、長ねぎを冬に食べるには
本格的に寒くなる前に全部抜いて天日で干してしまっておく」
と言われた。
おばさんはまた言った
「何日干せば良いか分からないし、しまっておく方法も忘れた。あんた分かんないか?」
ここ暫く、凍った長ネギの収穫に苦労する事は無かったのでこんな事を思い出した。
天日干しって何だろう。ネギを広げて陽にあてるんだろうけど、
表面を乾かせば長持ちするんだろうか・・・
調べよう。
検索しまくるが真冬の対策は無い
検索しまくりますが、的を得た答えは見当たりません。
一つだけ参考になる記事がありました。
- 雪国の長葱の保存は雪の降り出すギリギリまで畑におく
- それから収穫する
- 天気のよい日によく乾燥させて土を落とす
- 30本束にして紐で結んでビニール袋に入れる
- 息がつける状態で立てかけ保存する
- 葉はダメになってくるが、軸の部分は保存が効く
- スーパーで「泥つき葱」と称して売っているので、参考までに状態を見る
結論を言いますと、やはり真冬の前にやらないと駄目なようですね。
雪国では「泥付き葱」として売っている様です。
おばさんが気にしていた何日干すのかは分かりませんが、手で触って土が落とせるようになるまで、かな。
問題は最早真冬。しかも、これからははかなり低温
真冬になって凍った土がこびりついて離れなくなったら、もう遅いですね。
でも、今回が特別寒いよなんて誰にも分からない。
私の住んでいる地域は雪国ではないと思う。東北の南部の宮城県は雪国か。
日本の政府は都合でこの辺を「東日本」にしたり「北日本」にしたりするから、こんな時に迷う。東日本大震災は「三陸沖、その他大震災」の方がシックりくる。
子供さえ言っていましたね。
「ここは北日本、東日本、どっち」
って。
食べる分だけ採りに行く
自分なりに結論を出しました。
来年からは12月に入ったら半分ほどの長ネギを収穫し、泥付き葱として保存できる状態にする。
でも、確証が欲しくて検索すると、どのくらい持つのかはっきりは出てきませんね。
青い葉だけ出して新聞紙で包んでビニールなどの袋に入れて、立てかけておくと結構持つそうです。
2ヶ月くらい持つのかな。はっきりしません。
何にしても今となっては遅いですから、
- なるべく暖かい日の午後に1週間の食べる分を収穫。
- 無理に凍った土を剥がさない 気温が上がれば剥がれやすいです。
- 新聞紙に包んで縦かける
- 新聞紙の底が濡れていたら取り替える 溶けた水に浸すと腐れますよね
これが結論です。
実際に午後から収穫に行く
久しぶりに気温が高いようです。昨日が1℃、今日は6℃位かな。
土が凍っている |
やはり、土は凍っています。外側からシャベルで彫り上げますが、この辺全体が盛り上がってくる感じです。
止む無く、反対側からスコップの先を入れて持ち上げるとすッと上がりました。
少しずつ塊を砕き再度持ち上げると長ねぎが動きました。
掘り出した長ねぎ |
もう手で引っ張っても抜けますね。1週間分ですからこんなもんですね。
抜かない分にも亀裂が入っていますから、埋めないと水分が溜まり、腐れる要因を作ります。
その場所に日向の凍っていない土を集めて埋めておきました。
3ヶ月で長ネギ全体の半分くらい収穫したようですね。
4、5℃位気温が上がるとこんな風になるんですね。意外に簡単に薄めに皮が剥けました。
ちょっと短いが、まあ良いか。 |
少し短めですが、夏前のあの状態からよくぞここ迄回復したなと思いますよ。
寸足らづですが直径は2.5㎝はありますから立派なものです。
明日は鍋ですから美味しく頂きます。
袋に入れる |
作業が終わって気づきました。凍った土が解けて来て足元も周りも泥海状態になっていました。
大変だけど暫くはお天気のいい日の午後が真冬の収穫には良いですね。
無理して寒い日は収穫に行かない。
後書き
こんな訳で久々の寒さで悪戦苦闘しています。日本海に寒波が襲来している様ですが、地震や津波に合われた方が心配です。
これは経験者で無いと分かりません。
もっとも日本のあちらこちらで大きな地震が来ていますから、国民の半分位は地震の怖さを肌で感じています。
安全な場所はもう無い様な気がします。
野菜は埋める必要のあるものを除いて、土にあるがままが一番良い様ですね。
そして暖かい日の午後に収穫に行く。これが今のところ一番良いと結論付けました。
ところで
畑の脇に小さな小屋があります。
小ぎれいに片づけてあるのは今のうちで、春になれば床は土だらけになります。
何か実慣れないものを見てしまい気になりました。
モグラの入り口かも |
どうも、モグラの跡のようです。冬でもトンネルを掘っているんですね。
モグラはご存知のようにミミズが欲しくてトンネルを掘るのですが、厄介なのはその後です。
トンネルを鼠が見つけて活動するんですね。地中に残っている芋の残骸を食べたりしますからね。
鼠はご存知のように色々な病気を運びますから厄介ですね。感染症もそうです。
気を付けましょう。
「自分流野菜の越冬」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。