受粉が上手く行かず粒もちらほらでガッカリかも、なんて初めから期待していなかったのに、嬉しい悲鳴。
お早うございます。ヒロくんです。
何年かぶりでのトウモロコシの栽培を、狭い庭の畑のほーんとに極一部で始めたのは確か5月の初めでした。
町役場に用事があり、帰りに隣の100均の店に寄りましたが、野菜の種を購入する為です。大した種類はありませんが安いに越した事はありません。
何種類か選んだ中にトウモロコシがありました。2袋で100円ですから1袋50円の種です。中身はうる覚えですが8粒か10粒だったですね。
それをどこに植えようかというのが問題でしたね。何しろ狭いので秋野菜の予定まで含めて考えないと場所を選定できません。
それで秋に白菜を育てる場所に決めました。
それ迄には収穫して終わるだろうという安易な考えでした。その時の記事があります。読んで頂けると励みになります。
そこは幅2メートルあるか無いかの狭い畝です。白菜の準備をする前に終わるものとしてフェンス沿いには大玉トマトの苗を植えています。
この畝には3種類の野菜が育っています。 |
本来は4ヶ所に種を蒔き、それが終わったらまた4ヶ所に種を蒔く予定でした。2袋買っていますから1ヶ所に2粒づつ蒔きますので丁度ですね。
全て芽が出て立派な苗になりました。あの時種売り場で安いから大丈夫かなと悩んでいた老夫婦がいました。
私は言います。
100均の種はお勧めです。
後にトウモロコシには天敵のアワノメイガがいて、それを防ぐにはコンパニオンプランツとしてマメ科のものを植えると良いと知りました。
それで調べた結果でツル有りインゲンの種を蒔きました。端には大玉トマトの苗がありますから、これで2期作は出来なくなりました。
昨日と比べて変わらないので収穫する
雄しべが開いて受粉させますが、収穫はその後20~25日と言われています。丁度その時期に入っています。
但し、それは2本だけで残り2本は雄しべの出るのが2、3日遅れました。多分、種を蒔く際の穴が深かったのでしょう。
収穫時期に入った2本のトウモロコシはヒゲが全て濃い茶色になるまで待とうと思っていたのですが、昨日と変わりません。
その時、試しに後から出てきた小さいトウモロコシを試しに抜いてみました。炒め物にでも入れようかと思ったのです。
ところが粒が疎らで使い物になりません。捨てましたが先に出来ている方もこんな感じかと思い込んでいました。
とにかく、採って良い時期になっているので何時迄も待てません。収穫しましたが、折る時の感触と音が懐かしかったですね。
中身はどうかな。 |
何となく小ぶりな感じですが中身はどんなだろう。
早速剥いてみましょう。
葉を剥くと綺麗な黄色い粒がびっしり
2本目も抜いてから葉を剥がし始めましたが、葉を剥がす音も懐かしいですね。最後の一枚を剥がすと黄色いものが見えます。
しかも整然と並んでいますね。綺麗なトウモロコシに出来上がっていました。
もう1本の方はどうだろう。
前のよりも長めで良い感じに粒がびっしりと揃っています。
芽にも鮮やかなトウモロコシの粒がびっしり。 |
これは大成功ですね。
茹でてもらい味見をする
家に持ち帰り、かみさんに茹でてもらいました。
我が家としてはトウモロコシは今年初物ですから、返ってくる返事も明るいですね。朝食をする間に茹で上がりましたが、後で食べる事にします。
でも、一粒だけ味見しました。
美味しいですね。
大成功です。
受粉は上手く行った
一番目に気にしていたのはアワノメイガの被害ですね。食害されたら捨てるだけですが、子供の頃はその部分を親が切り捨てて後は平気で食べていました。
それが普通だったのですが、大人になって実際に食害された部分を見ると駄目ですね。食べる気が起きません。
そのアワノメイガも防虫ネットで防げたようです。
もう一つ気になっていたのが、雄しべが花粉をまく体制になるとアワノメイガが何処からともなく表れるという事です。
対策としては雄しべを切ってしまう事です。それを振る事で人工授粉が出来ます。
なので切り取る訳ですが、その後は雄しべは無くなります。幸いな事に半分が成長が遅れていましたから残りの2本の人工授粉の際に全体に振りました。
これで最初の2本にも花粉がかかっただろうと、勝手に思い込んでいましたね。
ところが、この時期は最近の様に雨が降ったり止んだりで常に濡れていました。人工授粉は上手く出来たのでしょうか。
心配でした。
確かに4本の雄しべを切り取って振りましたが、花粉が落ちたのを確認できたのは1本だけでしたので猶更不安が。
この不安がズーッと続いていました。
その懸念がやっと吹き飛んだ訳です。
アワノメイガの心配が無ければ1週間程放置出来た
後で知りましたが雄しべが開いて花粉を落とす様になってから5~7日間は受粉体制になっている様です。
先にアワノメイガが来ない内に人工授粉させる。と、いう記事を見たので直ぐに切り取って振り、ゴミ袋に入れ廃棄ました。
でないとアワノメイガが臭いを察知して飛んでくるそうです。
アワノメイガは単細胞で上からは来れないそうですから、長い防虫ネットで囲えばのんびり構えていられたんでしょうね。
マメ科の枝豆もアワノメイガの大好物
アワノメイガはマメ科を嫌うので、コンパニオンプランツとしてツル有りインゲンの種を隣に蒔きました。
ところが最近知ったのですがアワノメイガは枝豆も好きらしいです。
そんな事を書いている記事に出会ったのですが、本当の事は誰にも分かりません。
ただ、枝豆は以前、菜園仲間が毎年作っていましたので、その際に雲霞(うんか)の様な小さな虫の大群を見せられていました。
あの虫は何だったのでしょう。
後書き
久し振りのトウモロコシの栽培で、かなり慎重になりました。
偶然、手に入った100均の種を無事に美味しく食べられる様に慎重になり過ぎました。
でも、これ位手をかけないとまともな物は出来ない。それは勉強になりました。
農薬を使うのは嫌ですから、使わないでどう育てるか、というのは難しいものです。でも調べると食害する虫の弱点も教えてもらえます。
お陰様で虫食いの無い立派なトウモロコシが出来ました。
有難うございました。
「2024年春.トウモロコシの栽培記録」をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。