間違った時期に種や苗を蒔いたり植えたりすると、良く育ちません。
お早うございます。ヒロくんです。
この記事も検索されなくされたものです。せっかく書いたものなので再公開させていただきます。
稀に見かけるのですが、11月初旬だと言うのに何か苗を植えています。
気になって「何を植えているんですか」とお聞きしたところ
「白菜ですよ」と返事が。
10月頃畑に植えられるのは私の知る限りではサヤエンドウ類の種で、11月初め頃が玉ねぎの苗ですね。
白菜は8月半ば過ぎ頃に種を蒔いて9月初旬が苗を植えるぎりぎりかな。
夏が終わり始める頃に植えて、暖かいうちに外葉を大きく伸ばして葉が巻く様にしないと結球しません。
若しかして品種改良で冬に収穫できる白菜があるのかもしれません。その辺は良く分かりませんが、どうなんでしょう。
家庭菜園をやる時は年間の計画を立てた方が良いですね。
前回の記事と多少被るかもしれませんが。
作る野菜の年間計画を立てよう
私の場合、畑での野菜づくりはジャガイモから始まります。
でも庭の畑となると余程広いスペースが取れればいいですが、殆んのお庭では作る量が限られてきます。
2個か3個でも良いじゃないですか、昨今の店ではバラ売りしませんね。昔の小売店の方が融通が利いて良かったです。
ホームセンターで売っているジャガイモの種芋は消毒しています。去年収穫したジャガイモを何個か残しておいて種芋ににしたらつかえるんでしょうか。
調べてみると
- 使える
- 消毒していないから使えない
消毒していないものを使ったら危ないという事らしいですが、年に2回作っている方は結構いらっしゃるようです。
2回目の時はこちらの方のホームセンターでは販売していません。
もし、やる時は自己責任でやるしかないですね。
そんな感じで植える物を考えていくのも楽しいと思いますが。
狭いならばこそ、しっかり考えて計画を立ててみたいものです。
基本的には春作る野菜と夏から作る野菜が中心となります。
年をまたいで真夏前に収穫する玉ねぎもありますから、これを許す範囲の量で作るのも楽しいですよね。
こちらは宮城県の南部です。植え時が日本の中心部より1か月強遅れる様です。
何を作りたいか決める
まずは、貴方が作りたい野菜を決めましょう。
トマトは第一番に作りたいと、どなたもおっしゃいますが、瑞々しい真っ赤なトマトの味は格別です。
どうしてお店のと味が違うんでしょうね。
トマトやキュウリ、ナス、ピーマンは定番ですね。
少量であれば玉ねぎや先程のジャガイモもおすすめです。
カボチャは蔦が物凄く伸びますから放っておいたら大変な事になり、極端な事を言うと庭の半分は占領されます。
それでもまともに出来るのは10個位です。4個か5個と決めて自分で人工授粉して受粉が5個成功したら後は伸びない様に子ヅルと孫ヅルの先を切る。
そうすればそんなに場所を取らないかも。出来ればプランター等で栽培した方が良いかもしれませんね。
何れにしてもフェンスがあればそれを利用してフェンス寄りに苗を植えて、這わせるとかの手もあります。
こんな感じで育てたい野菜を大まかに決めて下さい。
狭い庭に数多くは望めない事を知る
一番肝心なのはご自分の畑のスペースを考える事です。
無理して植えすぎると株間が狭くなり、枝や蔓が互いに絡まったりします。
実がうまく出来ても採りにくくなったりしますね。
品種や数は少なくても、余裕のある栽培計画を立てましょう。
春に種蒔き、苗植えをするもの
トマト、キュウリ、なす、ピーマンは植えたいですよね。この4種は株間は40㎝は必要な野菜です。
トマトは大玉、中玉、ミニトマトと種類が豊富です。
キュウリは2本植えないと仮に1本の苗が途中で駄目になった場合の対策です。
ナス、ピーマンが仮になくても、キュウリとトマトは捨てがたいですよね。
そんな感じで消去法で植える物を限定していくのも方法の一つです。
例えばですが、大玉トマト2株、ミニトマト2株ですと2mの畝が必要です。
それになす1株、ピーマン1株を合わせると3メートル弱必要となりますね。
それ位の長さの畝が2本あれば楽ですけど難しいですね。
これらはナス科です。連作障害を避けるために毎年同じ場所で栽培は出来ません。
なるべく1つの畝で栽培した方が良いですね。若しくは2mづつ2畝。
主な物
やはり定番はトマト、キュウリ、ナス、ピーマンですね。
これは何としても植えたい。
そんな声が聞こえてきそうです。
カボチャ、ニンジン、インゲン、スナックエンドウ(スナップエンドウとも言いますが、どちらかが正解という訳でもありません)、パプリカ、スイカ、長ネギ等
これらも場所を取りますので一般的なお庭の菜園では全ては無理かもしれませんね。
余裕があれば栽培しましょう。
長ねぎの苗は5月の連休の頃にお店で売り始めます。
大体の品種は秋にならないと固くて不味いですから、食べられ始めるのは10月頃からです。
その為庭でやる時は邪魔にならないフェンスに沿って植えるとかの配慮が必要ですし、土がかなり必要とします。
お庭では無理かもしれませんね。
どうしても長ネギが欲しいと言う方には分けつ長ねぎをお勧めします。
これも長い栽培期間を必要としますので本当に邪魔にならないフェンス沿いが良いと思います。春に株分けして植えて翌年の春に収穫して食べますが甘くて美味しいですよ。
これは基本で、10月頃も食べられます。
一株残してそれをまた株分けして植えるので、忘れて全て食べてしまわない限り半永久に買う必要はありません。
名前の通り1本1本に分けて25㎝間隔で植えると各々が10本以上に株別れして育ちます。
利点は長ねぎの様に長くなりませんので土寄せが長ねぎよりは少なくて済みます。
短いと言っても30㎝位にはなりますから食べるには十分です。
普通のホームセンターでは見かけませんので、Amazonとかの通販でお求めになるか、お知り合いがいればですが農家の方に分けてもらうのが良いですね。
ニンジンはジャガイモを植え終わった後の7月に私は種を蒔きます。
3か月後に収穫出来ますが、芽を出させるのが難しい野菜で、芽が出ればほぼ成功です。
後は間引きをしっかりやれば良い物が採れますよ。
間作的な物
沢山ありますね。
赤カブ、白カブ、春菊や小松菜等。これらを大きく育つ前のきゅうりやトマトの前や間に種を蒔きましょう。
トマト等が大きく伸びてきた頃に収穫を終えられますから効率が良いですね。
夏に種蒔き、苗植えをするもの
例えばですが、夏からの野菜として白菜があります。
畑に余裕があれば1か所は7月中に収穫が終わるものを植えておく必要があります。
上記のトマト等の野菜は真っ盛りで抜いてしまうのは勿体無いし、出来ません。
例としてはジャガイモ、玉ねぎですね。ジャガイモは宮城県南部では3月末頃から4月初めに種芋を埋めます。
早ければ6月末頃から収穫で、基本的に梅雨入りする前に終わらせますから白菜は間に合います。
それとニンジンですね。春に蒔いたニンジンはこの頃は収穫は終了しています。
ここにキャベツやブロッコリーを植えるのが良いですね。連作になるので同じニンジンは蒔けません。
自分なりに、まとめますと
連作を避けるために
- ジャガイモ終了➡白菜
- 玉ねぎ終了➡ニンジン
- ニンジン終了➡ブロッコリー、キャベツ
主な物
白菜、ニンジン、キャベツ、ブロッコリー、大根、白カブ
間作的な物
春菊、サニーレタス、玉レタス、
これらは間作というよりもトマトの後に作るのが良いですね。
トマトが春植えの野菜で最初に終了しますから。長くても9月半ばですね。次はキュウリとナスかな。
ピーマンは上手に育てれば12月前まで大丈夫です。現に先程庭からピーマンを収穫してきました。
春菊は暑さが残っている時に種を蒔いても芽がなかなか出ません。
涼しくなってからですね。
冬を越して翌年に収穫するもの
玉ねぎは11月初めに苗を植え付けます。収穫するのが6月末頃ですね。
やる場合は大量には作れませんから8月末か9月初めにポットに種蒔き培養土を入れ種を蒔いて作って下さい。
長ねぎやニンジンと同じく芽が出る迄水やりをします。
基本、レタスやサニーレタスもポットで育てた方が上手く芽が出ます。
それからエンドウは10月に種を蒔きます。
トマトなんかが伸び始めた頃に収穫出来ますから、その年最初の畑で採れた野菜となりますね。
まとめ
もうお気づきと思いますが、1年を通して野菜を植えるには計画が大事です。
それは翌年の作付けにも影響します。
余り考えないで適当にやると植える場所が無く、困ってしまいます。
あげくの果てに同じ場所に植えるしか無く連作障害の危険が生じたりと
色々と弊害が出てきます。
そんな事が無いように暮れを迎える今のうちから計画を立てましょう。
小さなノートを用意して書く様にしましょう。
色んな野菜を植えていると忘れてしまう事もありますから
その計画書を見て無理のない家庭菜園を行ってください。