ニンジンや大根は移植できない。と、勝手に思っていた。けれど苗が姿を消した部分に植え替えて再生出来たら幸せ。
お早うございます。ヒロくんです。
毎年の事ですがニンジンの種を蒔いて1回、2囘と間引いているうちに何本かは姿を消しています。
時によっては15㎝とか20㎝くらい1本も無い。そんな事もあります。
種を蒔く際に手からこぼれて畝の端で伸びてきている物もあります。捨てるだけの運命の苗を空いているところに植えられたら嬉しいですね。
今までは構わずに抜いて捨てていました。
ニンジンとか大根の様に根が肥大して行く野菜は移植できない。家庭菜園を始めた時からそう思っていました。
ホームセンターでも苗を売っているのを見た事がありません。
ところが広い畑ですとあまり気にならないのですが、庭の幅1メートルの小さい畝となりますと空いているところが目立ちますね。
縁台に座ってニンジンの畝を見ていて、そんな事を考えていました。
駄目元で移植してみよう
段々、そんな気持ちが強くなってきました。
先程の15㎝強空いてしまったところが1ヶ所あります。その他に左端の方が少し空いているのが気になります。
もう少し根が張ってから新聞紙を剥がしても良かったのかな。なんて思いますね。水やりをするとどうしても溝に水が溜まって流れます。
端の方は常に根の方の土が流されますから根が安定しませんね。それで、この前の様な大雨が降ると根ごと流されてしまいます。
茎が伸びてくれば、この前の様に土寄せをすれば溝は埋まります。その前迄にどうしても犠牲になる苗が出てきます。
溝以外のところに4本残っているのを利用
丁度4本ありますね。これを使いましょう。
溝と溝の間のこぼれ種が発芽した物は2回間引きしているうちに抜いてしまいました。今、残っているのはこれだけです。
慎重に周りの土を除けて苗だけにする
根が細かく出来ているはずですからね。それを少しでも傷つけると駄目になって枯れてしまうのだと思います。
なので少し離れたところに移植ゴテを突き刺して、指で土を除けて行きます。
良いかなと思って試しにそーッと上の方に引いてみます。
手応えがありますね。
除けた土の下に根がまだあるという事です。
おそらく地上に出ている分以上に長いと思いますので、今度はソーっと下の方に移植ゴテの先端を入れて行きます。
今度は簡単に抜けました。
植穴に深めに穴を開け、水を流し込む
苗が姿を消し、何ヶ所か空いているところの最後の苗から8~10㎝の所に穴を掘りました。
掘ると言っても人差し指で深く穴を掘り、指を回して苗の根を入れやすい大きさに穴を作るだけです。
そこに水を入れて、すっかり引いてから先程の抜いた苗を入れます。
指で周りの土を入れて固定し水やり
丁度良い感じ迄入ったら、指で周りの土を入れて最後に少し力を入れて表面を固めます。
そして水やりをしてお終いです。
この作業を全部で4ヶ所行いました。
黄色い丸の所です。 |
やってみると早いですが、物凄く気を使いますね。実は1本だけ良いと思って引いたらプツッと音がしたものがあります。
多分駄目でしょうね。
成功するかどうか誰にも分からない
こんな事をするのは初めてです。
ニンジンや大根は結構繊細な野菜だと思いますね。何しろ根が太くなったものを食べる訳ですから、根を傷つけると駄目になると思います。
相当なベテランか、手先の器用な人でないと無理でしょうね。
前に町で運営している貸農園を借りていた頃の事ですが、隣の畑の老夫婦と仲良しになりました。
その人は毎年ホウレンソウをたくさん作っていました。
ある日、そのお爺さんがホウレンソウの空いているところに棒で穴を作っていましたが、何をするのかと見ていますと。
その穴の中に、別なところから持ってきたホウレンソウの苗を植えているんですね。
それで立派に育つんですか
と、聞くと。
うん、と言って笑っていました。
時期が来て、見てみると立派に良いホウレンソウに育っていました。
ホウレンソウの苗も地域のホーマックでは見た事がありません。
今回、私も器用な人になれるかどうか。
乞うご期待。
後書き
今までニンジンの移植は出来ないものだと思っていましたが、先ほど気になって検索するとやり方の記事がありました。
出来るみたいですね。
まだ読んでいませんが、出来るとしたらポットに1本の苗を育てて移植できる大きさの苗になったら植え替える。
しかも植える穴はポットがすっぽり入る大きさにしないと無理でしょうね。
これは非常に手間がかかるので私はしたくはありません。先程のお爺ちゃんの様に枝で8㎝おきに穴を掘って苗を入れて行くのも面倒ですよね。
ベランダでごく少量作るのだったら良いでしょうけど。
とにかく一休みしたら読んでみます。