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色々調べるが、分かったのは基本の事だけ。あいまいな情報の中での船出は心細い。
お早うございます。ヒロくんです。
遂にこの日がやって来てしまいました。春先に買い求めておいた炭化鶏糞。普通の鶏糞では臭いがきつくて近所迷惑。と、思ったからです。
その他に鶏糞に変えた背景には
- 化成肥料を使い続けると畑の土を駄目にする
- 露のプーチン山賊軍団の侵略戦争で肥料の価格もうなぎ上り
- 極端な円安で諸般の価格が暴騰
がありますね。
菜園仲間の意見を聞くと、これから物価に見合った賃金を目指しているから、もっと値段が上がるかも。
こんな感じでした。
化成肥料はご存じの様に化学肥料です。効果は抜群ですが、使い続けると自然のリズムが損なわれます。
結果、土壌は荒廃していきます。
何れは化成肥料を使うのは止めようと思っていましたが、上記の理由で踏ん切りがつきました。それで今年は買っていません。今ある去年の残りもあと僅かですね。
それで目をつけたのが油粕と鶏糞です。
ところが油粕は有機肥料なのに以前から高いですね。元々化成肥料よりも高価だった様な気がします。
作るのに手間がかかるからでしょうか。
そこで最後に残ったのが鶏糞です。
でも、これにも難点がありました。
臭いんです。猛烈に。
まいてから直ぐ土をかければ良いという人もいますが、住宅地では無理ですね。
子供の頃に近くで鶏を飼っている家がありました。
その家の近くに行くと物凄く匂っていたのを思い出します。
仙台市の広瀬通りですが、分からないでしょうけれど一応メインストリートの一部です。
こんな事を言っても誰も信じないでしょう。
遠い昔の話です。今は飼っている人はいないでしょうね。
まあ、そんな訳で鶏糞も難点がある。これは困ったなと思っていたら「炭化鶏糞」の存在を知りました。
炭の様にしているので臭わない。
と、いう事です。
それで炭化鶏糞を使う事にしました。
炭化鶏糞を初めて使うが、考えると迷う
炭化鶏糞は普通の発酵鶏糞より効果が約2倍と書いてあります。
でも、これを使うのは初めてなので施す量が分かりません。これは調べるしかありませんね。やはりネットでは様々で、これといったものは今のところ見つかりません。。
まずは本体の袋に書いてある情報を見てみます。画像を用意しました。
鶏糞はアルカリ成分が多いので、ほうれん草とかには向かないと何かのブログに書いてありました。酸性土壌を好む野菜には不向きという事ですね。
この画像の横にこんな事が書かれています。
- 1株当たり20g これは追肥としてでしょうか
- 1㎡当たり400g 元肥として使用する場合の様です。
次いで大さじ一杯は約5gと書かれていますね。追肥の場合は株から少し離して大さじ4杯分を蒔くという事でしょうか。
でも、化成肥料でのトマトなんかの追肥は10gですよね。
何か多いのでは。
鶏糞は直接野菜の根に付くと腐らせる様ですので、株より少し離すという事も知りました。
ネットの情報で疑問点を補足
何か今一分かった様で分かりません。ちょっと不安が残りますのでネットで調べました。
Bingの協力も得ましたので、ここでご紹介します。きゅうりの肥料に炭化鶏糞を使うことについての情報で、何かのヒントにはなるでしょう。
- 炭化鶏糞は有機栽培に適した肥料
- 土壌改良や根の発育にも効果がある
炭化鶏糞とは
- 鶏糞を高温で燃焼させて炭化したもの
- 水分や有害物質が除去され、窒素・リン・カリウムなどの主要な栄養素の他にカルシウム・マグネシウム・ホウ素などの微量元素も含んでいる
- 炭化鶏糞は、土壌の通気性や保水性を高める
- 土壌微生物の活動を促進して土壌の生態系を改善する
- 炭化鶏糞は、植物の根の発育を促進
- 植物の免疫力や耐病性を高める
- 有機質肥料なので、分解されるまでに時間がかかるが長期間にわたって栄養を供給
きゅうりの元肥としては
- 完熟した鶏糞を植え付けの1週間前に撒くとよい
- きゅうりの追肥としては、生育期に2週間から3週間に1回
- 炭化鶏糞は有機質肥料なので、植物の根に直接触れないように注意
補足
- 過剰に与えると根が傷つく
- 栄養過多になる可能性があるので、適量を守る
まとめると
- 炭化鶏糞は、有機質肥料なので、分解されるまでに時間がかかる
- 長期間にわたって栄養を供給する
- 炭化鶏糞は、即効性の高い肥料と比べて与える量は少なくてすむ
- 過剰に与えると根が傷ついたり、カルシウム過剰症などの問題が起こる可能性がある
- 炭化鶏糞の与える量は、作物や土壌の状態によって異なる
- 一般的な目安としては、元肥として:1㎡あたり800g、追肥:1㎡あたり200g程度です。
- 土とよく混ぜて施すか、土の表面にまんべんなく散布してから耕すと効果的
- 植物の根に直接触れないように注意
問題点
通常キュウリの栽培で化成肥料を使う時は
- 土作りの場合:100~200g/㎡
- 追肥の場合:株周りに30g/㎡
です。
単純に考えると炭化鶏糞の方が多くなりますが、この辺は一概に言い切れません。袋に書いてあるのは追肥で株周りに20gとあります。
という様な訳で的確な答えがありません。
- 1株当たり20g 追肥とし採用
- 1㎡当たり400g 元肥として使用する場合は、完熟牛糞堆肥も入れますので、今回は100g/㎡にしてみます。少なすぎるのかもしれません。でも普段で化成肥料は150g/㎡ですので、これよりは少ないです。
炭化鶏糞を使った土作り開始
苗を植え付ける1週間前になってしまいました。これ以上参考になる記事を探している訳にはいきませんので始めます。
苦土石灰は10日程前にまいています。炭化鶏糞を使う予定でしたので少な目にまいておきました。
まずはトマト等のナス科です。
50㎝間隔で深さ30㎝の穴を掘る
もう少し開けたかったのですが仕方がありません。狭いですから。
掘ったら目印に短い支柱を刺しておきました。埋め戻した後に場所が分からなくなるのを防ぐ為です。
完熟牛糞堆肥を入れる
必ず牛糞堆肥は入れています。土をフカフカにする為です。
移植ゴテで大盛2杯入れます。
何時も入れている量です。
炭化鶏糞を投入
これは最後まで迷いましたが、去年までの化成肥料より若干少なめに入れました。
初めて封を切りました。臭いは全くしませんが、ちょっと風邪ぎみのせいもあるのかな。
コップで5分の2位です。半分弱ですね。
グレイがかっていて真っ黒ではありませんでした。
土を戻して均す
埋め戻しながら支柱も真っすぐにしました。
穴の中に肥料等を入れ土で埋めたので、苗が手元にあれば今植えても大丈夫なはずです。
苗はまだ買っていませんが。
均すと綺麗に見えます。均すのには何時もの塩ビ管を使用しました。
キュウリとカボチャの畝も作る
キュウリは横に根が伸びますから畝全体に完熟牛糞堆肥や炭化鶏糞をまきます。
ここはかなり耕している場所です。牛糞堆肥は土の色が見えない位にまきました。結構栽培期間が長いですからね。
炭化鶏糞はコップで1.2杯位均等にまきました。
後は移植ゴテで上下をかき混ぜる感じで耕しました。狭いのでこの方がやり易いですが手首に来ますね。
畝の高さは10㎝位ですね。この後に塩ビ管で均しました。
ここは狭いのでキュウリ1本だけです。
カボチャは鞍つき
これは何度も書いていますが、今回もこのやり方です。
深さ30㎝の穴を掘り完熟牛糞堆肥と炭化鶏糞を先ほどのトマトの様に入れます。量も同じですね。
そして埋め戻し、周りの土を集めて高さ20㎝の丘を作ります。真ん中に支柱を立てて完成です。このやり方は30年続けていますが、ほゞ失敗は無いです。
ただ一つ、つるが伸びますから管理を怠ると大変な事になります。
後書き
炭化鶏糞の量が意外に多いのは、牛糞堆肥を入れないで炭化鶏糞だけで元肥とする場合の様ですね。
そうであれば辻褄(つじつま)が合います。
でも私はフカフカにする為に完熟牛糞堆肥を入れています。有機栽培の場合はもっと寒い頃に堆肥を入れて土をフカフカにしておくのでしょうか。
そして苗や種を植える畝作りの段階で炭化鶏糞だけを入れる。
根本的にやり方が違うのかもしれません。
そんな感じがします。
先生が欲しいですね。