害虫は空から、土の中から襲ってくる。これは防ぎようが無いのか。
お早うございます。ヒロくんです。
毎回の様に愚痴ばかり書いている様で、最近は記事を書くのが億劫(おっくう)になってきました。それ程この数年は害虫の被害に泣きました。
見る度に青虫がいる。とってもとっても、次の日には倍の青虫がいたるところにいます。毎日が虫取りから始まります。
そんな夏でした。
白菜は何度も引き抜いて捨てようと考えた事か。
でも、その都度見せつけられた事があります。白菜は必死に葉を伸ばそう、結球しようとしている姿です。
端の方では芯を食べられて枯れて行く白菜もあります。その隣では早く気が付き芯にいた虫や食べられている部分を除去してやりました。
どうせ駄目だろうと思っていると、残った芯の脇から葉が伸びだして巻き始めました。これを見て、抜いて捨てるには余りにも無責任だと思いましたね。
それで毎日の様に虫がいないか、また調べ始めています。気温が下がったせいもあり、最近は割りばしを使う事が無くなりました。
でも白菜は食べられるような形に結球してくれるか分かりません。巻いて来たとはいえ、ご覧の様に酷い(ひどい)姿です。
大根の3度目の苗が育ってきたが、間に合うのだろうか。こんな思いはもうしたくない。
9月27日にやむを得ず3回目の種を蒔きました。何故そんな事をしたのかと言うと1回目と2回目に分けたのは一度に出来ると食べきれない。
効率よく食べるにはどうしよう。
という思いから2回に分けて種まきをしました。
1回目は8月21日で2回目は8月末でした。順調にに育ってきたので喜んでいましたが、突然様子が変わってきました。
1回目の1本が根元から倒れています。
「根切り虫」の仕業ですね。
その次は「アブラムシ」の大発生。
ここで初めて防虫ネットをかけますが、時すでに遅しで害虫の天国になってしまいました。ようやく青虫の姿を見なくなると、新たな害虫の発生です。
ある時、普通に伸びていた大根の葉がしなびて四方に倒れ掛かっています。芯のところに虫がいます。
それは「シンクイ虫」で、芯を食べられていました。
1回目の種まき大根は全体的に生きが悪くなりましたね。それに葉が順調に育たなくなってしまいした。
それで止む無く1回目の大根を全て抜き、そこを整地し直して3回目の種を蒔く事に。9月27日ですね。大根の種まきとしてはぎりぎりと言うより遅すぎと思います。
今日10月16日でやっとこんな感じです。
これからどうなるか。神のみぞ知るですね。
2回目の種蒔き分はやっとこんな感じで、大分少なくなりました。
春に植えた大根と違って目に見えて成長しているとは感じませんね。
希望としては11月14日頃が例年初霜が下りる頃ですが、それまでに防虫ネットを押し上げる程になっていれば何とか成功したと言えます。
それに、この日当たりが防虫ネットの外す時期ともいわれていますね。虫が寒さで大分減るからでしょう。
虫を駆除するにはどうするか
まず、虫の事を知らないとどうしようもありませんね。今回大きな被害をもたらしたのは「青虫」「根切り虫」「シンクイ虫」です。
「夜盗虫」等もいるでしょうけど、目に見えて酷かったのはこの3種です。どういう虫なのか、駆除するにはどうすれば良いのかを自分なりにまとめてみます。
青虫の場合
ご存じの様に紋白蝶等の幼虫です。ひらひら飛んでいる蝶々を見る分には、季節を感じられて良いのですが、家庭菜園をしている者にとっては非常に厄介です。
蝶々は野菜の葉に卵を産み付けます。産み付けた時が分かれば卵を潰せば良いのですが、意識して見てもなかなか見つかりません。
そのうちに葉に穴が開いて、やっと気が付き慌てて探し始めますが、本当に小さい幼虫で駆除するのが躊躇われ(ためらわれ)てしまいます。
卵なんか虫メガネでもないと見えないのかも。
人畜無害の殺虫液では効き目が無く、一匹ずつ捕まえて処分するしかないです。
根切り虫の場合
これは一種類だけではありません。
親が夜活動する蛾で
カブラヤガ、タマナヤガ、大カブラヤガ
それと
コガネムシ、キリウジ。コメツキムシ
の幼虫の総称です。
これも厄介な虫で昼間は土の中に潜んでいて夜に活動します。嫌な性格の虫ですね。
この前玉ねぎの準備をしようとしましたが、ここにも幾らかはいるんだろうなと思い、耕す時に注意していると早速一匹見つけてすぐ処分しました。
ところが鍬を入れる度に出てきてビックリしました。何十匹だか忘れる程沢山出てきましたが、皆浅いところにいますね。
これは見つけたら処分しないと大変な事になります。
根切り虫は幼虫やサナギの状態で冬を越して、成虫になります。5月あたりから活動を始め、野菜等の生え際に卵を一個づつ産み付けるらしいです。
しかも活動するのはやはり夜。子も子なれば親も同じです。
これはナスやトマトも同じ被害を受けます。お店で購入する際に既についている可能性があると言われます。
購入する時に、卵が植え付けられていないか調べた方が良いですね。見えればですが。
対策としては
人畜無害の農薬はあり得ませんから、知恵を絞る必要があります。
これは葉に卵が産みつけられていないとの条件付きの様ですが、その茎の周りに段ボールや固い紙で囲うと良いらしいです。
良いらしいというのは無責任ですが、まだ試したことがありませんし初耳です。でも、実際にやった方は効果があると言います。
苗を購入した場合は卵がいないか確認するのが前提です。茎の周りを高さ4㎝前後に切った段ボールで囲む。そうすると根切り虫が登れないので悪さが出来ない。
もう一つはストローを3~5㎝の長さに切った後、縦に1ヵ所切ります。それでストローを開いて茎を囲み込みます。
それで根切り虫はストローを登れないのか悪さが出来ない。
DNAか何かで根切り虫は根を切る事しかできないのか、これで被害を防いでいる方がいる様です。
試してみては如何ですかね。勿論、茎が太ってきたらストローは外さなくてはいけません。それとストローを外す時に注意しないと茎を切りそうですね。
シンクイ虫の場合
これはメイガの幼虫です。
今までこれの被害は余り無く、最近になって被害が多くなってきていると報告があります。温暖化のせいで今までいなかった害虫が北上しているのかも知れません。
これは成長点の新芽を食べますから厄介ですね。新芽を食べられたら、そこから枯れて行くだけです。
対策はあるのだろうか
今まで述べてきた3種類の虫だけでも大変な被害です。白菜は頑張っていますが、このまま終わるかもしれません。
農薬を使わない我々にできるのは、防虫ネットを張るだけか。何れの虫もそうですが隙間が全くない様にですね。
でも、土の中にも冬を越した害虫が居ます。これは冬になる前に退治しておかないと来年も同じ目にあいます。
今出来る事をまずして、来年に備える
やはり高畝にして水はけを良くすることが一番ですね。畝が高いと空気の通りが良くなりますし、微生物も動き易くなりますね。
良い畑の土は乾燥していなく適度な湿り気は必要だと言われています。土を握った感じが粘土に近い感じが良いと言われていますね。
素人考えですが水はけが悪いと土の中も常に湿っていますね。そうすると蚊の幼虫たちも住み良くなるのかな。ボウフラもちょっとした水溜まりから発生しますよね。
ボウフラは蚊になりますね。蛾も似たようなものでしょうか。
とにかく水はけに努める事ですね。
それと今年の内に土の中にいる幼虫を撃滅することですね。そうしないと来年5月頃になるとまた這い出してきて悪さをします。
- 浅いところを探り、見つけて駆除
- 同時に深さ10㎝位のところを入れ替えて日光消毒 根切り虫は本当に浅いところにいました。しかも大量に。これを退治するには農薬を使わない我々は日光消毒が今のところ一番かもしれません。
- 防虫ネットを張りやすい畝にする 今回防虫ネットを張ったところはブロックやフェンスの直近でした。ネットの下を土で完璧(かんぺき)に抑えることが出来ませんでした。
これをまず是正しようと思っています。
後書き
色々と検索をして自分なりにまとめてみました。実際に色々な害虫がいるものです。今日書いたのはほんの一部ですね。
私の対策は今はこれしか無い様です。来年は実行して出来るだけ害虫の被害を少なくしようと思っています。
検索して面白い事が書いてありましたので紹介しましたが、結果が良かったかどうかは書いてありませんでした。
試しにやってみようと思う方は自己責任でお願いします。
とにかく「虫も食べない野菜は不味い」
なんて言っていられない事態となりました。
「畑づくりに必要な事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。