大変!野菜がウイルス感染したらしい。狭い庭の畑を救い、土壌を再生することは出来るのか!
モザイク病はバイラスウイルスが原因となる病毒病です。
バイラスウイルスとは核酸とタンパク質からなる細菌より小さな一群の病原体と言われていますが、何の事か良く分かりませんね。
簡単に言うと細菌よりも小さい生物であるウイルスが引き起こす動植物の病気です。
コロナやインフルエンザもウイルスが引き起こす病気です。相当小さいのでマスク程度では防げないと言うのが良く分かりますね。
今年、ジャガイモの2回目の追肥の時に葉の異常が見つかりました。調べた結果、ごく小さいウイルスが引き起こすモザイク病ではないかという結論に達しました。
ご存じの様にモザイク病に効く薬は無いと言われていますが、長年家庭菜園を楽しんできた者にとっては諦めきれません。
それに農家の人は畑が汚染されれば何か手を打つはずです。でなければ世界中から農地が無くなってしまいます。
良く分からないのが土壌が汚染されるのでは無いという事です。という事は作物に病気が現れますが土壌自体は大丈夫なのでしょうか。
それでは汚染されたものを雑草も含めて根こそぎ抜いてしまい、ビニール袋に入れてゴミ出しすれば良いのではないかと思い実行しました。
幸いな事に隣の畝には伝染はしていない様で一安心。
と、思っていたら夏に同じ畝に種を蒔いた大根がまたもやモザイク病らしき症状にかかり、全て捨てました。
その後、そこには何も作ってはいません。
モザイク病は土壌汚染ではないとの事ですが、間違いなく土壌に残っているんですね。そこに種や苗を育てれば汚染されます。
で、あれば一度病気に侵されれば、残念ながら何とかしないと他の作物や土壌にも広がる可能性がある様です。
この問題を解決しなくては今後野菜作りが出来なくなりますので無視する事はできません。
モザイク病について
モザイク病は先程述べましたがバイラスウイルスが原因となる病毒病です。
この病は一度作物に症状がでますと病原菌が残ります。素人考えですが、風が吹けば残念ながら他の作物にも広がる可能性があります。
コロナ等と同じ空気感染されるのでしょうか。
風で病原菌が飛ぶのかどうかは専門家でないので分かりませんが、色々と調べた結果を書いてみようと思います。
書いているうちに何か対策が見つかるかもしれません。
原因となる背景
モザイク病の感染原因の一つとして考えられるのがアリが運ぶコナジラミとかアブラムシの存在です。アリはアブラムシを運ぶと言われています。
アブラ虫はアリのエサだと思います。アブラムシを動けなくさせてから食料として巣へ運ぶのでしょう。
その際にアブラムシに付いた病原菌を落としていくのでしょうか。
良く聞くのが、
「野菜の茎をアリの隊列が上り下りしている時はアブラ虫がいるかもしれないので注意」
と、いう言葉です。
アリの黒々とした大群を発見
ところが今年はナス科は大玉トマト一株しか植えていませんでした。なのでトマトは常に見ていたのですがアブラムシも上り下りしているアリもいませんでしたね。
でも、畝の縁を歩くアリは何度も見ました。それも隊列を組んでです。
畝の縁を列を作って歩いているのは、毎年よく見ますので半ば諦めムードになっています。
作業に邪魔なときは構わずに土をかけるといなくなります。
以前は手を伝って体に上がって来るので払うのが大変。
中には噛みついて来る物もいます。それで一部に熱湯をかけていました。それから注意していたのですが今年は上がってこないんですね。
こいつは危険だから避けた方が良い。仲間内では近寄るなとみれいがでているのかもしれません。
まあ、そんな感じでしたので安心していました。
それにアリがいればアブラ虫がいる。という警戒感も薄れていたのも事実です。
杉の木の根元に黒々とアリが・・・
ところが庭の端に杉の木が7本程ありますが、隣お宅の駐車場と隣接しており、大雪が降ると杉に積もった雪が車に落ちて行きます。
一度無言の圧力をかけられたので短く切っておいたのですが、そのうちの一本が枯れかけているのに気づきました。
素人が短くしたので無理がたたったのかな。と思い撤去する事にしました。
根元を掘っていたところ、徐々にアリが増えてきました。巣でもあるのかと思いましたが構わず掘り続けました。
やっと根元の下が見えたので、潜っている根を途中で切り、スコップを刺し込んで杉を倒したところ。
何と、黒々としたアリの大群が見えてきました。
それで久々に熱湯をかけたんですが、ヤカン一つでは足りませんでした。それ程の大群です。でも、これで別なところに引っ越すだろうと考えていました。
でも、あの大群は何処に行くんだろうか、不安は尽きませんね。白アリでは無かったですが。
アリの駆除方法
アリの駆除方法は色々あると思います。実際に試してみた事を書いてみます。
市販の道具を使用
以前ですがホーマックでアリを駆除する薬を買いました。容器の中に備え付けのアリが好む餌を入れて置いておくものです。
ところが列は無関心で余り集まらないので、これは駄目でした。
熱湯の使用
アリの巣穴や隊列に熱湯を注ぎ込む方法は効果的です。ただし、熱湯の量と範囲に注意し、周囲の植物への影響を最小限に抑えることが必要ですが。
これは根絶やしになるまでかけるのでは無く、一部にかけるとアリたちが「ここはヤバいぞ」と認識して引っ越すそうです。
全滅させるにはチョット可哀そうですが、調べるとそれで十分だとか。
自然な忌避材
シナモンや唐辛子粉をアリの通り道に撒くとか、食酢を使ったスプレーでアリを寄せ付けない方法がありますね。
粘着テープにくっつけて始末
これは余談で、家の中での事ですが、以前は家の中にまで蟻の列が長々と進軍しているのを見た事があります。
原因は大体決まっています。甘いものを落としたのを気付かずにいると、次の日は大体来ていますね。
これは徹底してやらないといけません。
それで使ったのが粘着テープです。大地震の後始末で養生テープを大量に用意していましたが、それの残りです。
粘着面でアリの列の先頭から押し付けてくっつけて行きます。結構強い粘着性があるのでアリは逃げられません。
それでも次々とアリは続いてやってきますので結構な時間がかかったのを覚えています。何しろ指がだるくなる程でした。
最後の方になると10数匹がウロウロしています。やっと事態の重要性に気付いたような感じでしたが、最後の1匹迄捕まえた時にはホッとしましたね。
畝の中に巣を作られた場合
駆除後も再発を防ぐため、巣の跡地に注意を払い、定期的にチェックを行います。若しも畝の中に巣を作っていたのを見つけたらですが、滅茶滅茶に壊すしか無いですね。
効くかどうか分からないホームセンターの物を使う程、暇とお金はありません。とにかく生き残ったアリたちに「ここはヤバい」と認識させるしかありません。
今年はアブラ虫の存在は気づかなかった
先程も書きましたが、モザイク病はアブラ虫やコナジラミが運んで来ると言われていますが、肝心のアブラムシを今年は見ていないんですね。
気が付かなかったのかもしれませんが。
よく言われるのが「アブラムシの活動が始まる前に、適切な防除策を取ることが重要です」
という言葉ですが、見ていない事にはどうしようもありません。
それと3つの要素が重なってモザイク病が起こると言われています。ウイルス性なのでアブラムシがあちらこちらと飛び回って体にくっけて来るんでしょうね。
3つの要素と言うのが分かりません。検索しても見つからないので聞き違いかな。
沢山のアブラムシが発生すると、その3つが揃ってモザイク病を引き起こすそうです。なので、若しアブラムシを見つけた場合ですが駆除しないといけません。
アブラムシを駆除する方法
今まで何度かアブラムシの発生を経験しています。一番手を焼いたのがニラに集った時ですね。
その時の記事がありますので読んで頂けると嬉しいです。
ニラの根元に隠れているアブラムシの駆除は熱湯をかけるのが手っ取り早いですが、若し試される方はくれぐれも本当の熱湯はかけない様にして下さいね。
野菜を駄目にしてしまいます。
ちょっと熱目の温度ですが、それでも害虫には熱湯らしいです。
対策をしない農家の人もいる
今回、色々と検索しましたが、中にはまるっきり何もしないという農家の人がいました。
ズッキーニ畑で数本の苗がモザイク病にかかりましたが1ヶ月経っても他に伝染しない。と、言っていました。
それで、あえて何もしないと決めたそうですが、私は中途半端ですが、来春に向かって色々と挑戦するつもりです。
モザイク病にかかった畝を再生させる工夫
さあ、いよいよですね。
モザイク病にかかった畝を来年の春までに再生させなくてはなりません。
どんな方法があるでしょうか。
道具の消毒
早めに発見できれば、病気を発生した葉と葉が茎に繋がっている接点迄をハサミで切ってビニール袋に入れるのが最初の手段です。
このハサミとか手袋も消毒しないといけないそうです。
ハサミは定期的に洗ってアルコールをかけて消毒していますが、これは習慣になっています。正にコロナと同じウイルス対策ですね。
私は汚れ過ぎた時とかは手袋を洗いますが、その後日当たりの良いところに干しておきます。これでは拙いんでしょうかね、一応は日光消毒です。
スコップとか移植ゴテもそうですが、これは消毒はしていませんね。その後同じ道具を使って別な畝で何種類か野菜を作りましたがモザイク病にかかっていません。
それでも先ほど書きましたが手袋とかハサミは洗っていますが、これで他の野菜へ伝染するのを防げるでしょうか。
これからはスコップや鍬は洗って直ぐに物置にしまうのではなく、日光で乾かしてからアルコールを吹きかける。
私が出来るのはその程度です。
発見時は中途半端だった
私みたいに、気づくのが遅かった場合の手段をこれから考えて行きましょう。
実際にこの記事を書いているうちに気が付いたのですが、長靴も拙いでしょうね。もう散々畑中を歩き回っていますし、鍬もそうですね。
丁度暇な時期に入っていますから雪の日には低気温消毒、陽が射したら日光消毒とかするしか無いかな。
一応は他の畝にはモザイク病にかかったものは見当たりませんので、これからは注意しないといけませんね。
土壌消毒
まず、汚染された畝にウイルスがまだいると思います。それらを何とか殺菌しないといけませんね。
それを考えましょう。
太陽熱消毒
黒いビニールシートを畝にかぶせて、中を高温状態に維持すると効果がありそうです。最も効果を発揮するのは真夏=8月です。
真冬に入った今ではほぼ無理でしょう。
やるとすれば作付けする3月に一度やっておくくらいですね。その際は黒いシートを使いましょう。
熱を吸収してくれて、シートの中を高温にしてくれます。ウイルスは喜びますね。
真冬にやると病原菌を適度な温度で保護する形になりますので、やはり止めた方が良い様に思われます。
消石灰の使用
よく豚コレラとか鳥インフルエンザが発症すると豚や鶏は殺処分されますね。
白い防護服を着た人達が大きな袋に死体を放り込んでいる画像を見せられますが、あれは薄気味悪いです。
そして白いものをまいています。外から入る人の靴や車のタイヤも白い液に浸していますね。
あれは消石灰です。
学生の頃にプールを消毒した事がありますが、その時も消石灰を撒いて水とブラシで擦って掃除をします。
あれも消石灰です。
消毒には今でも消石灰を使います。
畑にも使えると思いますが、ただ撒いただけでは駄目ですね。
- 消石灰を撒く
- 土と良く混ぜる
- 水をまく
連作の厳禁
同じ作物を連作しないよう計画し、病害の拡散を防ぎます。
こうしないで同じ科の野菜を植え続けると土壌に菌が発生して病気を引き起こします。土質が弱まるとモザイク病も発生する可能性があります。
後書き
モザイク病を退治する薬が無いという事なので自分なりに色々考えてきました。大根の後は何も植えていません。
でも、隣のニラやレタスは伝染した様子も無く最近も収穫しましたが、勿論きれいな状態で安心しています。
最近は気温が氷点下の辺りを上下している状態です。これでウイルスが死滅しないか期待しています。
取り合えず、モザイク病に強い野菜を探していますが、検索してもまるっきり出てこないのが心細いです。
明日は少し気温が落ち着くみたいですが、その後はまた下り坂になる様です。いい機会なの問題の畝を荒起こしして中の土を低温消毒してみようかと思っています。
効果が出て来ると良いのですが。ウイルスは寒さにはどうなんでしょう。寒いとインフルエンザも流行するので強いのかもしれません。
でも何もしないで見ているだけでは仕方がないので挑戦してみます。
ご意見や追加のアイデアがあれば、ぜひ教えてください!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。