即対応したのが功を奏す。白菜が復活、結球し始めている。
お早うございます。ヒロくんです。
皆さん、追肥したのに白菜がスカスカ、今年は結球しないのでは。こんな経験をしたことはありませんか。
しかも今年みたいな猛暑では芽を出す事でさえ大変だったと思います。時期が来ても結球しなかったら何にもなりませんね。
この記事は3年前の白菜の関する出来事ですが参考になればと思い公開してみました。
外葉が巻き始めて一安心と思っていたら、何か様子が変。全体として丸みが無い。少し押してみるとスカスカ、結球してないのに気付きました。
結球しなければ失敗です。諦めて捨てざるを得なくなる白菜が40個もありました。8m強の2つの畝の白菜を見て呆然とした記憶が残っています。
止む無く捨て穴を掘らないといけないな。と準備をし始めました。
でも、もう一度やるだけやってみようという気持ちが湧きました。
やる事は一つしかありませんね、もう一度追肥をする事です。肥料が少ないから結球しない。というのも原因の一つですから。
即、追肥をしたのが効いた
気温が高いので結球できなくなる時期が伸びているのかもしれませんね。
そんな事を考えながら、ある日何気なく白菜の上を押してみた。
すると今までのスカスカ感が少し無くなっている。試しに1個収穫してみました。重いですね。これは中が結球している。いや結球している途中かも。
嬉しかったですね。ここまで結球しているとは思いませんでしたから。
種が古かったせいで成長するまで100日とかに伸びた?。
それと、外葉ばかり巻いていて中がスカスカではと、最初に疑問を持ってから2日目に再度追肥をしたのが功を奏した様です。
とにかく、全滅を免れました。全て中が結球するかどうかこれから見守っていきます。
この後は人間は只見守るだけで何も出来ません。
今後の為に備忘録を作っておきます。何しろ結球しないという事態になったのは30数年ぶりですから。
外側ばかり葉が巻いてきている。そんな時は要注意
そろそろ葉が巻いてきましたね。中の方から葉が立ってきました。
これで中央の黄緑色っぽい葉がどんどん出て来て巻き始めると嬉しいんですが。
おっと2回目の追肥のタイミングですね。
早速、追肥をしましたが。この2回目の追肥をすると、どこか安心してしまうんですね。
間引き忘れの苗が負けじと急成長してきています。
もう一度ゆっくり観察すると何か変だなと思う事があります。長年の経験で何となく感じるんでしょうか。
いつもと様子が違うと。
外葉がバラの蕾みたいな感じで巻いていて、中はスカスカ
なんか緑の葉ばかりが目立ちますね。
何時もは中央が盛り上がってくるような感じになるんですが、ちょっと不安がよぎります。
でも、中央から新しい葉が出来ていますね。
追肥の量が少なかったのかもしれませんし、ヘビがいるんで中まで手を伸ばして化成肥料を寄せてあげられなかった。
色々思い出してみますが肥料が足らないのには間違いないようです。
すぐ追肥をする。殆んど肥料が少ないのが原因
追肥の追加をします。
善は急げですから躊躇して後で後悔しても始まりません。検索しても結球しないのは肥料不足と書いてありますから、まず間違いはありませんね。
今度は手を伸ばして丁寧に土に混ぜて寄せてあげました。例の嫌いなものはいませんでした。人間って切羽詰まるとやれるもんですね。
昨年、友達があれに噛まれて病院に運ばれたのを見てから慎重になり過ぎていました。
でも、この畑で何度も見てますし、両足の間を通って行ったのはついこの前です。
余計な話をしているかもしれませんが、今迄毒を持たなかったものも最近持つようになったと聞いています。
皆さんも噛まれない様に気を付けて下さいね。
結球のポイント
結球のポイントは色々あります。
自分なりに書いてみますと、大きいのは種を蒔く時期と追肥の時期。
それと如何に外葉を大きく育てるかという事に付きます。
それぞれご説明します。
種まき時期
種蒔きの時期は重要です。
低い温度になると絶対に結球はしません。
15度前後が結球の適温と言われていますので、それより気温が下がると結球しなくなります。
種蒔きは9月初め頃が限界になりますね。
それまでに種蒔きが出来なかった場合は苗を購入した方が良いです。
まだホームセンターで売っていますが、葉が破れたりしているのは避ける様にして下さい。
※種を蒔く時期は地域によって変わってきます。
農家の人にお聞きになるか、最寄りのJAであらかじめお尋ねになって下さい。ちなみに私が住んでいるのは宮城の中央より若干南よりかな。
以前は種蒔きはお盆の時に行っていました。
ところが最近の激しい気温の変動で変わって来たそうで、それよりも1週間後の8月20日に種を蒔くと結球するようになったそうです。
これは野菜作りの指導している専業農家の人から聞きました。
外葉の成長
我々が食べているのは結球部分です。外側にある葉を外葉と言います。
白菜はご存知の様に最初に外葉が成長します。次の段階で中央の結球が発達しますね。
中央部分です。そこは白っぽいですよね。
白いという事は
- 葉緑体を持たない
- 光合成が出来ない
- 外葉の光合成のエネルギーを使う
- 外葉がしっかり出来ていないと大きな結球は出来ない
ということになります。
外葉の働きって大事ですよね。
結球を成功させるためには追肥が大事
仕事で畑に週1回しか来れない。そんな方は元肥を多めにするのも良いですね。
追肥はタイミングよく与えましょう。
白菜の場合は葉が立ち始めた時です。
種蒔きして1ヶ月位過ぎると外葉が大きくなり、立ち上ってきます。
50日位で外葉の発達は終わりをつげ、その前後から中央が結球し始めます。
種蒔きして1か月後が1回目の追肥。2回目は葉が立ち始めた時です。
苗から植えた時は苗の状態にもよりますが2、3週間後ですね。
虫の駆除も大事
葉が虫に食われてボロボロになった状態、そして寒くなると結球しません。
虫の被害は甚大です。特に青虫は食欲旺盛ですから見つけたら駆除して下さい。あと大きな黒いナメクジみたいな虫。
あれは白菜の中央に居ついていますが、葉を少し向いてみてフンがあれば100%葉の根元辺りにいます。
私の場合は最初の内はオルトランをまきました。でも蝶々は空中から飛んで来て卵を産みますから無駄だと理解。
その後はひたすら割りばしで捕まえて退治しました。
仕事に行く前とか早朝に虫取りをしていましたね。
虫が嫌いなんて言ってられません。割りばしを使いましょう。
青虫ならそのうち平気で指で掴める様になりますがナメクジは無理だなあ。
手間暇を考えると防虫ネットを張るのが一番の虫よけですね。それでも虫というのはいます。始めから土の中にもいますからネットを張ったからと油断は出来ません。
青虫は小さいうちに駆除しないと大きくなり下の奥部に入って行きます。
もうどうしようもありませんね。
中に農薬をまく人はいないと思います。 但し、ナメクジは卵が最初から根についていたり、地中にいるかもしれません。
見つけたら、即捕殺ですね。情けは無用です。
まとめ
外葉ばかりが大きくなり中はスカスカの白菜を見て、これは結球しないな。と思いましたが。
駄目もとで即3回目の追肥をしました。
何時に無く念入りに土と混ぜて株元に寄せてやりました。
とは言っても何回見ても同じ状態が続いていました。
見にもいかなくなりましたね。
外葉だけが大きくまかれています。
40個作りましたが、捨てるには大きな捨て穴が必要ですね。
掘り終わった次の日、3度目の追肥をして10日後です。
まだスカスカか、と思いながら押してみたところ、手応えがあるのにビックリ。
早速、包丁で根を切り取りました。
結構重いですね。外葉を剥いていくとご覧の状態になっていました。
去年までの様にはいきませんが、ここ迄結球していました。
ほっと一安心ですね。十分鍋に使えます。
今回は毎年同じ様にやっていて、30数年ぶりに結球しないのではという状態になりました。
でも、よく考えると思い当たる事がありました。
- 種が今年の3月までの物を蒔いてしまった
- 2回目の追肥が少なかったかも
- それも株元に寄せられなかった
これらですね。
でも、気が付いてから直ぐに3度目の追肥をしました。
それにこの時期としては気温が高かった。
勿論夜間は下がりますが、それらのお陰かもしれません。
でも、これはまぐれだし、出来も例年の様にどっしりとはならないかも知れません。
やはり、今まで述べてきたように基本に忠実に野菜に向かわないといけない。
そう再認識させられました。
とにかく暖かいうちに外葉を立派に育て上げ、中央が巻いてくれば成功です。
そうなるよう注意を払います。
これが結球しなかったときのお話です。
でも今年は異常な暑さが続き、白菜は3度目の種蒔きとなりました。別な意味での不安はあります。
結球するまで育つのかどうかですね。