色々と意見が出ている様ですが、まともに受け取ると失敗する可能性もありますのでご注意を。
お早うございます。ヒロくんです。
長年、野菜を作ってきてある程度自信もつきました。
でも、人間って面白いもので何回も違うやり方を聞いていると段々に不安になって来るんですよね。
今回はジャガイモの2回目の追肥の目安とされる、あの奇麗な花のお話しです。
綺麗な花で、私は好きですね。 |
ある動画でお婆さんが
「花芽は摘まないと養分が採られてしまうから、そのままにしないで摘み取らないと駄目」
と、言っています。
これは珍しい話ですが、思い返して見ると「ジャガイモの花は摘むの摘まないの。どっち」みたいなタイトルの記事や動画が他にもありました。
ちょっと前に私も何度も目にして洗脳されたのか、今までと違うやり方をして酷い状態になった野菜があります。
一度ならず二度も迷いたくないので冷静になって記事にしてみました。
ジャガイモの育て方の基本
日当たりの良い場所を選び、良質な土壌を用意します。
ジャガイモの種芋は芽がある部分を上にして植え付けます。
植え付け直後は水やりは必要ないです。その後は、あまり雨が降らずに畝が乾燥しきっている時に水やりをします。
成長に合わせて2回追肥を行います。
花芽の摘み取りについて
検索して見ますと最近ジャガイモの花芽は取るとか、取らないとかの記事や動画が目立ってきました。
一部の方は、ジャガイモの花が咲いた後、花芽を摘み取ることを推奨しています。
彼の主張では、花芽が成長すると、ジャガイモの栄養が花の方に向かい、肝心な芋の方に余りいかなくなる。
それで小さいものが多くなり、収穫量が減少する可能性があると言っています。
一方で、別の方は花芽の処理について異なる見解を持っています。彼は、花芽の処理は必要ないと主張し、ジャガイモの出来に影響を与えないと述べています。
むしろ、ジャガイモの花は品種によって白とか紫等になり、とても綺麗なのでじっくり鑑賞しましょう。と、おっしゃっています。
私の経験上では
私は花芽を摘み取らずにジャガイモを35年近く栽培しています。
これまでの経験から、花芽の処理が収穫量や品質に大きな影響を与えるとは感じませんでした。
私が野菜作りの基本にしたのは東京農業大学の方が書いた30年前に購入した野菜作りの本です。その後は菜園仲間に教わったり、経験上覚えた事を加えて今に至っています。
基本はその本の通りですが、花芽を取れとは書いていません。
それで花芽を取らずに今まで良い収穫が出来ています。
なので花芽は取らずに鑑賞しましょう。
綺麗ですよ。
これから注意する事
ジャガイモの栽培において、むしろ、水はけを良くし、適切な2回目の追肥と土の盛り方が収穫結果に良い影響を与えると考えています。
2回目の土寄せはタップリと与えましょう。土が少なく芋が顔を出すと緑色に変色します。毒が発生しますから食べられません。
これから大きくなって行きますから、タップリと土を盛るのが大事な作業となります。
また、テントウムシダマシも発生するかもしれませんから見つけたら始末しましょう。普通のテントウムシは益虫ですから間違えない様に。
益虫のテントウムシは「ナナホシテントウ」とかで見た目は赤に黒い丸が七個付ています。割と鮮やかですが肉食でアブラムシとかを食べてくれます。
「テントウムシダマシ」等は色がくすんでいて、見た目は汚いですね。草食なので野菜を食べますので害虫となります。
見つけても放っておくと葉がボロボロにされますよ。
テントウムシダマシの被害に会ってあれやこれや書いた記事がいくつかあります。そのうちの一つですが参考になるかもしれません。宜しければどうぞ。
これはトマトにテントウムシダマシが大発生した時の記事です。同じナス科なのでこの様な虫が集って来るんですね。
まとめ
家庭菜園でのジャガイモの栽培において、花芽の処理については異なる意見が存在します。
花芽を摘むといった動画の人はお婆さんですが、今まで何かあったのかもしれませんね。
そんな訳で決定的な事は言えませんが、私の経験上では花芽を取らなくても毎回良い収穫が出来ています。
なので今回も花芽は取りません。
ジャガイモの栽培は楽しいものです。異なる方法や意見を参考にしながら、長年経験したものを積み上げて自身のスタイルを確立してください。
そして、美味しいジャガイモを収穫する楽しみを堪能してください。
うっかり鵜呑みにしてしまった経験あり
つい最近ですが、私はある記事を鵜呑みにして今までのやり方を少し変えてしまった野菜があります。
それは玉ねぎです。
今回はジャガイモの事について書いている記事ですので、詳しくは書きません。
でも、興味の合う方は読んで頂けると嬉しいです。
葉の裏が波打っている物が多い |