風が強いと、石で押さえただけの新聞紙は飛んで行ってしまった。何かが必要。
お早うございます。ヒロくんです。
前回、ニンジンの種蒔きでちょっと堅めの土が上にあると芽を出さなくて困った。芽を出してもチラホラ。
あれこれ悩んだあげく、農家の人から新聞紙で覆うと良いよとのアドバイスを受けました。
それは大成功でしたが、次の年の春に味を占めた私は同じように新聞紙で種を蒔いた畝を覆いました。
勿論、大きめの小石で新聞紙が飛ばない様に固定するのも忘れませんでした。
ところが大風が吹き、風が舞ったのか新聞紙はボロボロに破けて、残っているのは小石の下の紙クズだけ。
当然、土をかけないニンジンの種は空の彼方に飛んで行きました。
種蒔きはまだ間に合うが何か覆うものが必要
同じ様に新聞紙で覆っても、大風が吹けば同じことになるだけ。
去年うまく行ったのは風台風で雨を伴わなかったが、今回は雨を伴う大風だった。
濡れた新聞紙は千切れやすかったのだろう。
何かで覆わなければ、何が良いのだろうと無い知恵を絞って考えました。
家の畑でキュウリに使っている網はどうだろう。良いけど長さが足りない。この畝は8メートルを超えている。
よく農地で見ている不織布はどうだろう
この頃はまだ私はトンネル栽培とかをしていない頃でしたから、それ用の支柱とか寒冷紗や不織布の知識もありませんでした。
というか基本は小遣いだけで家庭菜園をしていましたから、余分な用具を揃えるという頭がありませんでした。
でも、不織布は芽出しをする時にかけておけば良いだけだし良いかも。
思いついて直ぐにホームセンターに向かいました。
畑からはホームセンターまで車で5分ほどの距離にありますから直ぐです。
普通に売っている不織布の長さで十分でした。確か10m位だったかな。
私の畝は8mちょいですからね。
2.不織布をかけると、畑の雰囲気が変わる
目を凝らしてみてもニンジンの種は無いようですね。やはり殆んど飛ばされた。
もう一度畝を成形します。レーキで表面をなぞって平らにしました。仕上げは例のこれですね。
伝家の宝刀、塩ビ管で表面を平らにし、中心から左右15㎝位のところに支柱で深さ5ミリ程度の溝を作りました。
例によって全体にタップリと水をかけ、水が引いたら種を蒔きました。
今度は1㎝おきというセオリーを無視して、10㎝間隔に印をつけた一握り程度の角材を置いて3、4粒ずつ約1㎝間隔で種を蒔きました。
初めて楽なニンジンの種蒔きが出来ました。1㎝間隔に蒔くというのは誰が決めたんでしょうね。
「競って芽を出させるため」とか
実作業を知らない学者の机上の空論かも。
前回と同じように種を流さない様に静かに水をかけました。
新聞紙で覆います。
そして、待望の不織布をかけました。
土をかけて不織布を抑えるが、ちょっと考えましたね。これは土でなくテントに使うペグが良いのではないか。
ニンジンのように虫に強い野菜等に限りますが、折角の白い不織布が汚れるのもそうですが、土をかけている間に新聞紙がづれてしまいます。
テント用のペグは勿体無いな。何時キャンプに行くかもわからないしね。
近くのホームセンターでは売っていませんでした。
ある日、たまたま別な同じ系列のホームセンターで見つけました。しかも不織布の近くに置いてあったので直ぐに目に留まりましたね。
次回からはこれを使おう。
この道具の名称は今でも分かりませんが、やはり「ペグ」でしょうか。
でも、畑の雰囲気が変わりましたね。真っ白い不織布が眩しいです。
2度目の種蒔きにも関わらづ、収穫は納得のいくものとなる
お陰様で大風にも耐えられる状態となりました。新聞紙も変える必要が無くなりましたね。
10日後不織布と新聞紙を剥がすと、ニンジンが綺麗に芽を出していました。
10㎝おきに3,4本の芽が出ています。セオリー破りは私の勝ちで決着がつく事に。
これで大幅にニンジンの種蒔き時間が短縮できます。しかも楽に。
芽出しが成功しているので全て良いニンジンが大量に収穫出来ました。
お裾分けにニンジンが登場するようになりましたね。こんな日が来るとは思いもしませんでした。
この年からです。ニンジンの越冬が始まったのが。
全ての種が芽を出したのかと思われるように大量に出来ました。
後書き
この記事の画像は実際の物と違います。その頃カメラを持って畑へ行く習慣は殆んどありませんでしたから。
その辺はご了承ください。
こんな感じで止めようと思っていたニンジンの栽培が、ちょっとしたきっかけで楽しみに変わっていきます。
野菜の栽培には知恵がいるんだなと、つくづく思い知らされました。
農家の人の知恵は計り知れないですね。ニンジン作りに途方に暮れていた私へ、農家の知恵を教えてくれた人に感謝します。
この記事は以前、日記の様に書いていたものをまとめたものですが、数ページにまたがっています。
それは、ある思いが縁で諦めかけていたニンジンの芽出しに光明が差して来た事で、私にとっては思い出深い出来事でした。
「にんじん」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。