毎年の事ながら元々畝の中にいる虫の他に、空から地上からはい寄って来る害虫に手を焼く。何か良い手は無いか。
お早うございます。
暑過ぎますね。これが昨今のあいさつ代わりです。
ここのところ今日も体温越えの日が続いていますが、例年8月の今頃となれば秋野菜の準備。というより野菜によっては種を蒔かなくてはいけない時期に入ってきています。
大根も白菜も今月下旬から種蒔きです。暑いから1ヶ月延ばそう。なんてやってみたら白菜なんかは結球しないかもしれません。
結球しなくて開いたままのを食べても美味いよ。という人もいるかもしれませんが、やはり白菜は結球しないと美味しくありません。
問題は葉を剥いていて、突然出て来るナメクジ等の害虫にビックリ。
一昨年なんか外見は綺麗な白菜の葉を捲っていたら黒いものを発見。割りばしで掴もうとすると中の方に落ちて行きました。
これは拙いと思い1枚1枚捲って行くといましたね。大きいナメクジみたいな虫ですが、黒っぽいので違うかも。
やっとの思いで割りばしで掴んで地面にポイ。この後処分するのにも文章には書けない嫌な体験をしました。
フッと我に返って足元を見ると白菜の葉が小山の様に見えましたが、もう食べたく無いですね。勿体ないですが全て捨てました。
今思うと袋に入れて冷蔵庫に入れておけば十分食べられたのにね。
毎年秋大根は虫にやられ、去年の秋は確か全滅
今回は先日種を蒔いた大根のお話をさせて頂きます。春蒔き大根はまあまあの出来ですが、秋大根は最近は害虫にやられてしまいます。
3年前かな初めて庭で秋大根の種を蒔きました。ところがある程度伸びてからですが、葉の付け根辺りが虫に食べられたような感じで、触ると何かベタネタしています。
白っぽくて嫌な感じだったのを覚えていますが、気持ち悪いので全て廃棄しました。その後も害虫の被害は続いていますが困ったものです。
去年は初めて防虫ネットをかけてみましたが駄目でしたね。長雨の後、せっかく白く伸びた大根のあちらこちらに穴が開いていました。
害虫が食べて、その後に卵を産み付けたんでしょうね。
これも食べる気がしないので捨てましたが今年はどうしよう。もう泣き寝入りは嫌です。
色々作戦を立てる
同じ事を繰り返すだけでは脳がありません。木久扇と同じになってしまいます。
私は無農薬野菜作りを目指していますから農薬は使いません。今年も猛暑ですから専業農家さんも害虫に困っているでしょうね。
そして農薬を沢山まいているはずですが、そんな真似は私には出来ません。
大根に対してレタスはコンパニオンプランツとしての効果あり
昨年の春に大根の隣にレタス類を植えてみましたが、ドンドン大根とレタスは成長して行きますが虫食いは見当たりませんでした。
収穫の時期が来ても害虫被害はゼロでしたね。それと防虫ネットを張った効果もあったとは思いますが、別に野菜のコンパニオンプランツは馬鹿に出来ませんね。
- 大根が好きでもレタスの臭いなのかな、これが苦手な害虫
- レタスが好きだけど大根はどうも苦手な害虫
とにかく、農薬を使わないでやれるだけはやってみよう。
害虫は何処から来る
害虫は色々なところからやってきます。
- 元々地中にいる
- 近くから地続きにやってくる
- 空から飛んでくる
元々地中にいる
彼等にすればご馳走です。
コガネムシの他に夜盗虫もいます。これらは根元を食い倒してしまいますから、もう終わりです。
これを退治しないと、どうにもなりませんね。
ところがコガネムシは地表から60cm下に生息しているらしいし、夜盗虫だって深いところでしょう。運が悪い物だけたまたま見つかります。
以前、1m四方の畝で100匹位コガネムシの幼虫が出た時があります。60㎝も掘るのは庭の家庭菜園ではちょっと無理ですネ。
先程のコガネムシもたまたま上がってきていたのでしょう。
耕した後に移植ゴテで少しづつ土をすくって探すしかありません。
近くからやって来る
コガネムシの幼虫や夜盗虫、ナメクジ等沢山いますね。
なにしろハーブや柿やら梅とか畑の他に色々な物が植えてありますから様々な虫が地面近くにいると思います。
それがやってきますね。
空から飛んでくる
蝶々や蛾ですね。
これらは空から飛んで来て野菜に憑りつき穴を開け卵を産み付けます。それが成長して幼虫になると食欲旺盛になり、中には穴から出て来て野菜を食べ始めます。
今ですとトマトなんかはそんな感じで、半部以上が穴あきです。今朝も収穫した半分以上が穴あきでした。
空しいですね。
鳥も防虫ネットの合間を行き来してガブっと食べて行きます。
空から来るものを完全に防ぐにはビニールハウスしかないかもしれません。
大根の芽の周りに2種類の忌避剤をまく
去年も陳皮をまいてみましたが、まいた当初は虫が逃げて行くので効果はあるなとは実感していました。
陳皮とは
ミカンの皮を天日でからからに乾かすと石の様に固くなります。
それを砕いて細かくしますが、薬研とかは当然持っていないのでペンチとかで砕きますが、結構大変です。
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陳皮です。 |
一昨年の暮れから集め始めましたが1年で使い切りますね。今年使う分は昨年の暮れから集め始めたものです。
ミカンは昔ながらの小ぶりな温州ミカンというのかな、あれが良い様ですね。最近流行りの大きい物は止めておいた方が良い様です。
あくまで個人の見解ですが。
でも害虫にやられる時はやられますよ。
彼等も猛烈に腹が減れば突撃して陳皮を突破するかもしれません。
新兵器・・・卵の殻
それで、今年はもう一つ防御剤を通ってみました、
それは卵の殻です。
指で突いても卵の殻って結構痛いですよね。
この卵の殻を洗って天日で干しておきますが、夏の日差しですと1日で良いんじゃないでしょうか。乾燥させる訳では無いですからね。
乾いた卵の殻を器に入れて棒かなんかで砕いたものを使いますが、下に画像を用意しました。
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卵の殻を砕いたものです。 |
殻は結構飛び散りますからね。砕く時は網の中に棒を入れて突きます。簡単に砕けますが掌の上でやると怪我をするかもしれません。
ウッカリ触ると痛いですから、害虫も痛くて突破できないらしいです。
それに何と言っても殻ですからカルシュウムが期待できますので、肥料にもなるらしいです。
芽が出た大根の周りに撒いてみる
今回初めての試みです。
4、5日前に種を蒔いた大根が出芽し、茎がヒョロヒョロと伸びて来ましたが種は去年の残りが結構あったのでそれを撒きました。
新しいのも用意してあるのですが、つい残っていると使ってしまいます。これが吉と出るか凶と出るか。
卵の殻を撒く
どちらを先に撒くか少し悩みましたが、暑くなってきたのでどうでも良くなり最初に卵の殻をまきました。
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卵の殻 |
極力間を空けない様にまきましたが、結構難しいし量を使いそうなので途中でいい加減になりました。
変な気配にギョッ
陳皮を撒く
陳皮は粉状になったものも多いですが臭いで寄せ付けないらしいですから隙間とかは気にしなくても良いはずですよね。
それでもマメに撒きました。
完成
出来ましたね。1ヶ所だけ芽が出ていないところもありますが取り合えずまいておきました。レタスは全然芽が出ていませんね。
出てくれば結界を張る様に追加で撒くつもりです。
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終えました。 |
効果があるように願うばかりです。
この場所はこの前迄ジャガイモを栽培していたところですが、連作の心配はまるっきりありません。
狭いながらも一応計画通りに野菜作りは進んでいます。
後書き
初めての試みは取り合えず終了しました。
防虫ネットの他に忌避剤を二重に撒いてみましたが、農薬は使っていません。どこのご家庭に出もある物で作りましたので、必要なのは労力と根気だけです。
卵の殻が良いというのは去年知りましたね。それが頭に残っていてもうすぐ春だ。という頃に卵の殻を集め始めました。
正直、卵の殻を洗ったのは生まれて初めての事ですが気持の良いものではありませんね。でも上の画像の様に結構溜まりました。
最後に何時もの様に防虫ネットを張りましたが、これで空から来る害虫を防げます。
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ネットをかけて一安心 |
上から見ると何かの模様に見えますね。
効果があります様に。
「2025年・秋野菜の害虫対策」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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