知らないで無防備な苗を害虫に与えていた愚かさ。コンパニオンプランツを知って害虫から玉ねぎを守ろう
お早うございます。ヒロくんです。
毎日雨模様の日が続いていますが、まるで梅雨が戻ってきた様な感じがします。畑仕事もままなりませんが、体にカビが生えないように注意しましょう。
ところで玉ねぎの季節が始まりましたね。
我が家でも、去年育てた玉ねぎが残り5個となりました。狭い庭の畑で出来るだけ植えましたがもうすぐ終わります。
もっと作れば良かったな。そんな思いはありますがスペース的にこれ以上は無理です。
ところで、私は寒くなって来ると害虫も活動が鈍くなる。と思い込んでいたのですが実際はそうでも無いようですね。
冬になっても害虫は動くんです。
毎年、玉ねぎを作っていますが必ず1~2割は駄目になります。ところが農家さんは小さい苗でも育つことは育ちます。と言っています。
でも、知らない内に害虫の餌食になっているものある。そんな噂を耳にしました。小さい苗は他よりは弱っていますから虫に狙われるんでしょうね。
それで考えたのですが、玉ねぎのコンパニオンプランツとなり得る野菜を植えたらどうだろう、そして何を植えれば効果があるだろうか。
それを調べましたので、これからご報告します。
野菜のコンパニオンプランツとは
コンパニオンプランティング(同伴植栽)とは、特定の植物を近くに植えることで互いに利益を得る方法です。
野菜の栽培においては、相性の良い植物同士が共存することで、成長を助けたり、病害虫を防いだりします。
私は今年初めて、同じ畝に大根と小かぶの間にレタスの種を蒔きました。結果は虫に食われる事が無く大成功でした。
その時の記事ですが、何かの参考になれば嬉しいです。
コンパニオンプランティングの例
トマトとバジル
バジルはトマトの成長を助け、味を向上させると言われています。また、バジルの香りが害虫を寄せ付けにくくします。
ニンジンとタマネギ
タマネギの強い香りがニンジンの害虫(ニンジンフライ)を遠ざけてくれます。
レタスとマリーゴールド
マリーゴールドは有害な虫を寄せ付けにくくし、レタスの成長を助けます。
ズッキーニとコーン
コーンはズッキーニの成長を助け、ズッキーニの葉はコーンの根を保護する役割もあります。
コンパニオンプランティングの利点
- 害虫防止:特定の植物が害虫を寄せ付けにくくする。
- 成長促進:相性の良い植物同士が互いに栄養を助け合う。
- 空間の有効活用:高さや成長速度が異なる植物を組み合わせることで、スペースを有効に使える。
コンパニオンプランティングを活用することで、より健康的で豊かな野菜を育てることができますよ!
ニンジンは年を越しての栽培はしないのでは
気になる事がありますね。玉ねぎの場合は基本的に11月に苗植えです。
ニンジンはその頃は収穫しています。考えて見ると同じ時期と言うと私には10月に種を蒔くサヤエンドウぐらいです。
他にあるのでしょうか。冬から春頃迄なので余り無いとは思いますが。
冬から春にかけて玉ねぎと同時に植えられる作物
確かに、玉ねぎとニンジンは植え付け時期が異なりますが、同じ時期に植えられる他の作物もいくつかあるはずです。
冬から春にかけて育てられる作物には、他には以下の様なものがありました。
サヤエンドウ
サヤエンドウは秋に種を蒔き、春に収穫できます。
小松菜
冬の間に育てやすく、秋に種を蒔くことができます。
ほうれん草
寒さに強く、10月頃に種を蒔いて冬を越させることが可能です。
チンゲンサイ
冬でも育てやすい野菜で、10月に播種できます。
ネギ
秋に種を蒔くことで、冬の間に成長し、春に収穫が可能です。
これらの作物は、玉ねぎと同時に植え付けることができ、相性も良いです。特に、ネギは玉ねぎと同じ仲間なので、近くに植えることで相乗効果が期待できますよ。
玉ねぎはアブラナ科と相性が良いらしい。
玉ねぎはアブラナ科の植物と相性が良いとされています。
今年の4月2日の状況です。 |
アブラナ科の野菜には、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ダイコンなどが含まれます。これらの植物を近くに植えることで、以下のような利点があります。
相性の良い理由
- 害虫防止:玉ねぎの強い香りが、アブラナ科が好きな害虫を遠ざける効果があります。特にキャベツやブロッコリーは、アブラナ科の害虫に悩まされやすいですが、玉ねぎの隣に植えることでリスクを減らせます。
- 栄養の共有:玉ねぎとアブラナ科の植物は、異なる根の深さを持つため、土壌の栄養を効率的に利用できます。
- 成長促進:緒に植えることで、互いに成長を助け合う場合もあります。
これらの特性を活かして、コンパニオンプランティングを行うと、より健康的な野菜を育てることができるでしょう。
タマネギに対するコンパニオンプランツの植え方
玉ねぎのコンパニオンプランツとしてサヤエンドウ、ほうれん草があるとのことですが、狭い庭の畑ですと場所が限られてきます。
効果的な植え方とかはあるのでしょうか。考えてみましょう。
効果的な植え方
狭い庭の畑でも、効果的にコンパニオンプランツを活用する方法はいくつかあります。
玉ねぎの畝の端にサヤエンドウやほうれん草を植えるのは良いアイデアですが、他にも工夫ができます。
間隔を利用する
玉ねぎは成長するにつれて葉が広がりますが、植え付け時に間隔を少し広めにとって、その間にサヤエンドウやほうれん草を植えることができます。
通常は15㎝間隔ですが20㎝にするとかですね。
縦植え
玉ねぎの間にサヤエンドウを植えると縦に伸びますから、玉ねぎの成長を妨げずに育てられます。ホウレンソウも良いと言う方もいらっしゃいます。
マルチング
マルチを使って土を保護し、雑草を抑えることで、スペースを有効活用できます。マルチの下にほうれん草の種を撒いておくと、玉ねぎが育っている間に育つことができます。
コンパニオンプランツの輪作
畝の一部に玉ねぎを植え、その近くにサヤエンドウやほうれん草を順次植えることで、病害虫を防ぎつつ、スペースを有効に使えます。
鉢やコンテナを使う
特にサヤエンドウやほうれん草は鉢やコンテナでも育てやすいです。畑の外に置くことで、スペースを効率的に使えます。
これらの方法を試して、狭い庭でもバランスよく野菜を育ててみてください!
まとめ
早いもので来月は玉ねぎの苗の植え付けです。
毎年思うのですが、必ず植えた苗の1~2割近くは何時の間にか姿を消します。そんなものなんだろうと思い込んでいました。
ところが農家の人の畑はそんな事が無いですね。全てが立派な苗に育っています。この差は何なんだろう。
肥料の違いか、それとも何か秘策があるのだろうか。
調べた結果は私のは害虫にやられているのでは、という結果に落ち着きました。
私は寒い時期には害虫も活動しなくなり、野菜に悪さをしなくなるものと思い込んでいましたのでショックですね。
今まで玉ねぎに対して害虫対策は何もした事がありません。
その差だった様です。
でも、農家さんの様に農薬は撒きたくありません。何か策は無いかと随分考えました。
そしてタマネギに対して、コンパニオンプランツの役目を果たす野菜があるのではないか、と思い立ちました。
その事を記事にしてみました。サヤエンドウは失敗した事の無い野菜ですから自分としてはこれが良いかなと思っています。
皆さんも如何ですか。
但し、畑の環境とか早生、晩生の差もありますから一概に効果がるとは言えません。試してみる方は自己責任でお願いします。
「コンパニオンプランツ」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
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