目次[非表示]
元々育苗中から痩せポチで今一。鶏糞を使い始めてから苦土石灰が少なめ。もしかして、これが原因なのだろうか。
お早うございます。ヒロくんです。
長ねぎを作る様になってから、かなり経ちます。赤さび病になった事は一度ありましたが、毎年、植え場所を変えてからはそれも無くなりました。
様々な事情で借りている農家さんの畑もお返しする事になり、暫くすると、やはり長ネギを作ってみたくなりました。
それで一昨年再開することに。
野菜作りは長ねぎとか大根を作らないと妙に寂しいもので、その気持ちが大きかった様な。
ところが借りていた畑から移動した100本以上の長ネギは、植え替えた後にどんどん生きが悪くなって行きます。
水はけが悪いからかな。なんて思っているうちに、全て捨てないといけない状態になりました。
今思うと軟腐病に罹った様な気がします。
後で知ったのですが、収穫でなく移植の場合は慎重にやらないと傷が付き、普段は極小で入り込めない軟腐病の菌を私が傷つけて体内に入れてしまった。
軟腐病の菌は他の野菜にも雑草にも付いているらしいです。
私のせいで全滅させてしまった。
やはり恋しくなり今年種から育てるが・・・
今年の春に培養土で育てる事にしました。今まで何度か種を培養土にまき、苗に育てて借りている畑へ定植した経験があります。
今回はセルポットで培養土は肥料入りの物であり、ホームセンターで店員が自慢げに説明してくれました。
通常の培養土は芽を出させる程度しか肥料分が無いのですが、それでも良い太さの苗が出来ていました。猶更この培養土ですので安心。
ところが途中で生育が悪いのに気が付きました。
定植する時期が来ても細いので不安でしたが、何時迄もセルポットのままでは拙い。そう思い定植しました。
1ヶ月後に追肥をして若干土寄せをしましたが、見た目には余り太くはなりません。現在はヒョロヒョロと背が伸びているだけです。
1ヶ月過ぎる毎に追肥はしたのですが、御覧の通りです。
何とも情けない姿で、9月だというのにこの状態です。逆によくぞこの猛暑を乗り切ったなと感心もします。
まるっきり枯れていないんです。
諦めて新たに種を蒔くか、苗を購入するべきかの段階に来てしまいました。
でも、何が原因なのか皆目見当が付きません。
何が駄目だったのか
最近は暇さえあればweb検索して、同じ様な悩みを抱えている人がいないかどうか探すのですが出て来ませんね。
一つ疑問ですが、最初にAmazonとか楽天とか企業が出てきますが、さもそれらしいタイトルでトップからかなりの数で並びます。
企業名が小さいので、タイトルにつられてクリックしてしまいます。画面は商品だらけ、何だこれは。
急いで探している時はイライラしますね。これがgoogleの推奨する「役に立つ記事」なのでしょうか。
元の方がwebも楽しかったし、役に立った。そんな事を嘆いている人も多いみたいですね。
時間をかけ、言い回しも変えて検索してやっと一つの記事に行き当たりました。1時間もかけてやっと1記事です。
苗を作る時点から細くて困っていましたが、そういう記事は無かったですね。ハッキリ言って役に立つ記事はありませんでした。
検索結論を元に畑のネギの状況を考える
- ネギ坊主は見つけ次第摘み取る
- 通気性に気を付ける。悪くなっている場合は有機物を入れるか砂などを入れて通気性を良くする
- 根を食べる幼虫がいないか確認する。いた場合は取り除いて植え直す。
- 石灰で土壌の性質を適正に矯正
ネギ坊主は見つけ次第摘み取る
通気性に気を付ける。悪くなっている場合は有機物を入れるか砂などを入れて通気性を良くする
根を食べる幼虫がいないか確認する。いた場合は取り除いて植え直す。
このやり方で今までは成功しています。違うのは肥料分が他の培養土よりも多いという事だけです。
石灰で土壌の性質を適正に矯正
これが一番気になりますね。去年あたりから肥料を化成肥料から炭化鶏糞に変えています。使う様になってから知ったのですが鶏糞には窒素、リン酸、カリウムの肥料の3大要素がバランスよく含まれています。
野菜の肥料としてはうってつけです。
ご存じの様に鶏糞は良い卵の殻が出来る様にカリウム分が多いです。
これはアルカリ分が多いという事です。
なので苦土石灰を普通に与えるとアルカリ性が高くなり、野菜の生育上に悪影響を与えます。
少なくまき過ぎたかも
なので最近は苦土石灰を少なめにまいています。正直どの位少なくまくのかは調べても定かではありません。きっと商品によっても違うのでしょう。
今年、野菜作りで明らかに失敗した物にカボチャがあります。苗は今長ねぎが植えてある一角です。
苦土石灰が少ないとどうなる
通常、長ネギ栽培の時の苦土石灰の量は200g/㎡と言われていますが、他の野菜の平均は100gと言われていますから倍は必要です。
恥ずかしいですけれど鶏糞を使うにしても少なすぎましたね。但し、別な記事では長ネギの場合は100g/㎡と書いてあります。
この辺で惑わされたのかもしれません。
であればどう対処する
何でも物事には原因がありますが、とにかく私の畑の長ネギは背は一人前ですが痩せっぽちです。
これを解決するにはどうすれば良いのでしょう。
植え替えるしかありませんね。但し畑は狭いので他は使えませんので同じ場所です。
これで新たな問題も出そうですが、最悪の場合は抜いて処分しようと思っていましたから、試す事にはなり、今後の参考にはなりますね。
植え替え手順
- ねぎの根を傷つけない様に抜いて、仮植えしておく
- 1㎡に付き苦土石灰を100g(2握り)入れ、良く耕す
- 1週間後完熟牛糞堆肥と発酵鶏糞をまいて再度よく耕す
畑の隅に放置しておくのでは無く、仮植えですから長ねぎは大丈夫だと思います。
追肥をしても太くなりませんから、これをやるしかないと思いますね。
さて、どうなります事やら。
後書き
苗作りの際に太くならないので困ってしまいましたが、その辺はとうとう分からずじまいでした。
培養土が悪いのか、種が悪いのか。セルポットに種を蒔き過ぎて肥料分が一気に無くなったのか、育苗箱の蓋をかけるのが拙かったのか。
色々考えましたがとうとう分かりませんでした。
ただ一つ、今日ある農園の動画を見ましたが発酵鶏糞は長ネギ栽培にはとても良いらしいです。そして石灰もできれば貝殻石灰が良いらしいです。
気になったのは、その動画で発酵鶏糞の量を化成肥料より多くまいている事ですね。専業農家さんで自信たっぷりに言っていました。
貝殻石灰なので多くても良いという事かな。
益々分からなくなってしまいました。
「汐止めねぎの栽培記録」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。