地域の種蒔き時期開始の20日に直播する。上手く芽が出ても猛暑や害虫で駄目になる。この被害を防がないとね。
お早うございます。ヒロくんです。
今年も8月20日がやってきましたね。昨晩は寝ながら種蒔きの手順を考えていました。と言っても毎年やる事はほゞ同じですが。
毎回同じ事を書きますが、以前はお盆の頃に種を蒔いていました。ところが年々温暖化が進み結球しなくなりました。
結球しない白菜なんてベカ菜と同じです。ベカ菜とは山東菜の事ですが白菜の一種ですね。違うのは結球しない事です。
結球しない白菜は多分不味いんでしょうね。殆どは畑に穴を掘り廃棄していました。
困っている時に専業農家さんから
「蒔き時をずらして20日にすると良いよ」
と教えて頂きました。
その年は、珍しくプロ野球の東北楽天が初めて優勝した年ですから覚えています。マー君のお陰で優勝出来ましたが復活して欲しいですね。
話がそれましたが、その年から白菜は結球する様になりました。これは専業農家さんのお陰です。
不思議なんですが最近でも一般の農家さんから
「白菜の芽が出ない」という声がよく聞かれます。
どうもお盆に種を蒔いている様です。
この辺の農家さんて、余りコミニュケーションが無いようなのでビックリします。と、言うより保守的で長年の習慣を変えられない。
そんな感じがします。
今年はコンパニオンプランツと防虫ネットを徹底
2年間続いた不作を目にして、流石に考えましたね。
基本が無農薬栽培なのに、今まで中途半端にしてきたことを改めました。
それはコンパニオンプランツと防虫ネットの利用を徹底する事です。
今年の春に大根とか、とにかく害虫に狙われやすい小カブやレタスの栽培にこれらを利用してみたところ大成功でした。
大根なんか知らない内にコンパニオンプランツなんて考えないで、たまたま同じ畝でレタスの苗を植えました。
これが功を奏して殆ど害虫の被害はゼロ。大根の背丈が伸びて防虫ネットを持ち上げる迄、ほゞ葉が食べられた形跡はありませんでした。
ネットを外した途端に食べられましたが、その時は葉自体が固くなり始めていましたから、被害はゼロという感じでした。
レタスの種を蒔く場所で迷う
今年は、白菜に対してのコンパニオンプランツであるレタスをどこに種を蒔くかで少し悩みました。
皆さん、ご存じの様に白菜はアブラナ科でレタスはキク科ですね。お互いに大好物の害虫に狙われます。
例えばですが、白菜が好きな虫がいたとします。ところがその虫はレタスが嫌いです。なので白菜の傍にレタスがあると寄り付きません。
逆も同じでレタスが好きでも白菜が嫌いな虫もいるはずです。
そう、白菜とレタスはお互いにコンパニオンプランツとして効果を発揮します。
そのレタスの蒔き場所は悩んだ挙句、中央に決めました。畝幅80㎝で40㎝間隔で2列植えますから中央が空きます。
レタスの収穫が始まる頃に白菜の結球も始まると思いますから、最後の頃は白菜も良い形に大きくなっていると思います。
畝の端にレタスを作ると、どうしてもネットとぶつかり、いびつなのが出来ると思うし、間引きや雑草取りの際に邪魔になります。
真ん中であれば土を白菜にかけない様に注意するだけです。
防虫ネットは4隅を完全に塞ぐ
メイガ、コナガ、ヨトウムシやナメクジみたいな黒い虫、白菜に集る害虫は多いです。それだけ美味いんでしょね。
当然ですが、両方好きな害虫も存在するかもしれません。それを防ぐ為にも防虫ネットは有効です。
それに猛暑ですからね。どんどん今までいなかった害虫も北上しています。
ネットは4方の裾を土を被せて塞がないと何の意味もありません。代わりにレンガ等で隙間なく置いても良いでしょうね。
これで外部からの侵入は防げます。
危ないのは間引きや雑草取りの際に虫が入る事です。入らない様に手早く作業する必要があります。開けたままにしておくと必ず入りますね。
これは経験済みです。
コンパニオンプランツなんて関係ないですね、中に入れば天国です。それに彼等も食べないと生きていけませんから、嫌いでも食べる事でしょう。
地面の中にいる虫を除去
何度も書きますが、害虫は地中にいますので、それを始末しないといけません。
冬場に荒起こしをして、地中で越冬している害虫を表に出して凍死させます。今は夏ですから新たな害虫が潜り込んでいると思います。
春先にも荒起こしをしますが、その際はミカンの皮を乾燥させて作った「陳皮」をまいて耕します。この臭いを害虫は嫌いますからいなくなります。
今回も2回程、虫探しをしました。2回目は昨日の事ですが、いませんでしたね。
準備を終えて種を蒔き防虫ネットも設置
と、いう感じで自分で出来る虫対策は全て準備完了です。
畝の準備も終わっていますが、台風5号と7号の合間でしたから風が強かったですね。その時の記事ですが、読んで頂けると嬉しいです。
180㎝強という狭い畝ですが畝幅は80㎝取りました。40㎝間隔で5個づつ計10個分の種を蒔きました。
レタスは玉レタスですが、これは20㎝間隔にしました。
一度に出来ても食べきれません。
少しでも長く食べられる様に、小さい玉になったら収穫を始めます。最終的には白菜と同じで5個にする予定です。
支柱で線を引いてリボビタンの瓶の底を押し付けて 深さ1㎝位の穴を作ります。 |
一ヵ所に4粒位づつです。指の間から零れ(こぼれ)落ちたりもしますが、そういう分は間引きの時に抜きます。
青いのが白菜の種です。 |
玉レタスの種は少し古いので多めに蒔きました。
風でとんだ分もありますが、このうち何個が芽を出すでしょうね。春は3個でしたが1個に間引いた後で立派な玉レタスが出来ました。
最後に防虫ネットを張りましたが、これは2m位の畝ですと丁度良い長さですね。
畝幅が80㎝ですと側面の裾に土を盛るのがギリギリですね。台風が多くなりそうなので高い畝にした影響が出てきました。
さて、一雨欲しいですね。
降って欲しい時はなかなか降らないものです。