しかも 1花房全てのトマトが穴だらけ。新しい蕾が受粉しないで消えていくのも、こいつのせいかもしれない。
お早うございます。ヒロくんです。
やっと朝から雨の気配のない日が来ました。それでも空は半分以上は雲に覆われています。久し振りに、ルンルン気分で野菜の様子を見ていて気になる事がありました。
トマトの一つの果房が全然受粉していない。と前に何かの記事に書きましたが、4花房、5花房も受粉が出来なかったのか花が落ちています。
ちょっとボケちゃいました。 |
通常、花が散って青い小さい丸いトマトの赤ちゃんみたいなのが出来て来ると受粉成功の証になりますよね。
最近収穫し始めて5個になりますが、第一果房の残りはあと1個で赤みがかってきました。明日には採ろうと思っています。
次の第2花房は良い大きさになってきましたが、赤味は全然さしていません。次の第3花房は小さめですね。
ここから昨日1個だけ赤いので収穫しました。
一つの果房の全てに穴が開けられている
何気なく横から見たのですが、なんか黒いものがあります。
穴が開いています。直径5ミリとか7ミリ位とかですが、よく見るとこの花房は全部穴が開いています。
錐な感じで、鋭い歯でドリルみたいに開けたのでしょうか。木屑(きくず)みたいなものが見られます。
これは、この後ゴミ袋に入れましたが中に何が入っているんでしょうね。
それにしても、こんなに見事に穴を開ける虫って何でしょう。蝶々が葉に卵を産み付けて、それが成長してトマトに穴を開けて中に入り込む。
若しくは、葉の鋭い虫が最初から穴を開けて、中に卵を産みつけるのかも。中に何がいるんだろうかと覗き込みましたが、直ぐに止めました。
多分、気持ち悪いのがいると思うので。
葉の蔕(へた)に何かある、何だろう。
これだけの穴を開けるのでは、虫でもいないかと思って全体を見てみました。
すると葉と枝の間の茎というのでしょうか、そこに茎が長く盛り上がっています。何か不自然だなと思い、指で突こうと思ったのですが止めました。
若しかして危ない虫だと噛まれますからね。
それで、庭の道具入れの上に置いておいた古い割りばしを持って来て挟んでみました。引っ張ってみたんですが動きませんね。
やはり茎の一部かと思ったんですが、もう一度今度は少し力を入れてグイっと引っ張ったところバリバリ(実際は音はしていません)とした感じで剥がれました。
青虫の様ですが、紋白蝶の幼虫の様な青虫の感じではありません。あの青虫はこんなにへばりつくことは出来ません。
レンガの上に置きましたが動きませんね。先程ので少し潰れた様です。
蝶々の青虫かな、ちょっと違う様な。 |
トマトに穴を開ける虫は何だろう
オオタバコガらしい
すぐ分かりましたね。やはり蝶々の青虫ではありませんでした。
オオタバコガかタバコガのどちらかですが、はっきりとは見分けられないそうで、成虫して大きい方がオオタバコガという事らしいです。
元々オオタバコガの親が6月に地中地中から出て来て、手頃な野菜を見つけて卵を産み付けるそうです。
卵は何千個と産むらしいですから早期発見しても素人には駆除は難しいですね。最初から苗についていたとすると素人には分かりません。
受粉しないのではなく食べられていた
幼虫は新芽や蕾を食害するらしいので、花が咲いても受粉しない様に見えるのはオオタバコガに食害されていたという事でした。
最初に気が付いた時点で、この知識があれば何とかなったのかな。
木屑に見えたのはオオタバコガのフン
中に入って食べて行くので実の外側にフンが付いています。中も当然フンだらけだと思いますので決して穴を残して食べよう。なんて思わない方が良いですね。
駆除方法はあるのか
ここで問題が残ります。
駆除しないと残っているトマトにも穴を開けられますよね。取り合えず6個ですが何か手立てはあるのでしょうか。
結論になりますが、トマトに5㎜程度の穴があれば中にオオタバコガがいる可能性が大きいです。
なので穴を見つけてからでは薬剤をトマトにかけることは出来ません。
薬剤を予備的に使うのであれば新芽や蕾を食べる幼少期である6月頃でなければ効き目はないそうです。
尚、その頃に薬剤を使おうと思う方は専門の人に指導を受けて下さい。JAとかトマト農家さんですね。くれぐれも自己責任でお願いします。
私の場合はどうする
トマトの脇芽を育てて栽培しようという計画が当初からありました。ところが目当てにしていた脇芽があったのですが様子が変になっています。
親株の先端もですが既に食害に合っている様です。可能性があるのは最近出てきた若い脇芽ですが、これも無事には済みそうもありませんね。
薬剤も使えない。となると私は割りばしで駆除するしか無いです。目を皿にして幼虫を探すしかありません。
今出来ている物だけを守るしかない
多分ですが細かい幼虫が一杯いるんでしょうね。
忌避剤をまいても幼虫は生きていますから、別な物に食害を起こします。
こうなると無事なトマトを守るしかありません。成長点を摘んで、トマトが出来ている花房の上の葉を2、3枚ほど残して他は取り除く。
取り除いたものは即ごみとして捨てる。
他の野菜も心配
オオタバコガはナスやキュウリ、トウモロコシやカボチャとかあらゆるものに被害を与えますから要注意です。
キュウリも何となくですが勢いが出ませんから気になりますし、カボチャも今だに一個も出来ていません。
新しい雌花が出来ていて喜んでいると2、3日後に黄色くなってきています。
これらも若しかするとオオタバコガの恐れがありますね。だとすると私の畑は異常事態になっているのかもしれません。
取り合えず大玉トマトを調べる
昼食を終えてから大玉との傍に行きました。食べているうちに思い切った処置をする事に決めました。
まず余分な葉をどんどん切り落としました。一つの花房で1個だけ残っていたトマトも午前中よりかなり赤みが増してきましたので収穫。
今窓の傍に置いてあります。
なので残りは一花房の4個ですね。
御覧の通りです。トマトの1個1個を丁寧に見ましたが穴は開いていません。何とかこれだけは守りたいです。
この上下の葉だけ残して葉は全部取りました。上の方も小さい脇芽が出来ていたのでその辺だけを残して綺麗にしました。
後書き
伐採した葉をくまなく見ましたが蛾の幼虫らしきものはいませんでした。結局あれ一匹だけを見た事になります。
大玉トマトの所にはクモの巣が大分前からありましたが、虫を取ってくれると思いそのままにしておきました。
小さい幼虫は皆捕殺され、たまたま残ったのがあの一匹だったのかもしれません。
だと良いのですが。
ところで、その捕殺したオオタバコガの幼虫ですが、死体をレンガの上に置いたままでしたが無くなっていました。
まだ息が合って逃げたのか。雀や燕の餌になったのかは分かりません。
この記事を公開したら、畑へ行ってキュウリとカボチャの所を見てきます。
若しかしたら・・・。
「2024年.大玉トマトの栽培記録」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。