猛暑は仕方が無いが害虫の温床にだけはしたくない。風通しを良くして病気や害虫から大根を守る。
お早うございます。ヒロくんです。
今回の記事は、庭で初めて大根を作り始めた頃からのお話しです。
良い大根を収穫するには1ヶ所に1本。
当初は畝の真ん中に溝を掘り、そこに堆肥や肥料を投入していました、種は溝に沿って上下2筋蒔いていました。勿論30㎝おきでね。
これが普通ですよね。最初の頃は私もそのようにしていました。ところがどう考えても肥料が勿体ない。
その後、畝の中央に穴を30cmおきに掘って肥料等を入れ、間に種を蒔く方法を知りましたが、これでは本数は極端に減ります。
そこで、穴の両脇にも種を蒔いたら本数が増えるんじゃないかな。
そんな気持ちが強くなり、ある年に実験してしまいました。簡単に言うと肥料が入っている穴の東西南北に1本づつ収穫するという事です。
これが上手く行きましたね。大収穫となりました。
おまけに1ヶ所に3粒程種を蒔きますから、間引くだけでも良いみそ汁の具になります。それが8.5m位の畝ですから、大変な量になります。
そんな訳でキムチにも勿論使いますが、それでも余りますね。
お裾分けにも限度があります。
その挙句が大きな穴を掘って、中に大根を入れて埋める。
そお、大根の越冬の方法まで覚えてしまいました。
これも広い畑だから出来た方法でした。
そのままの方法で庭の畑でやったから害虫が増えた
これは私の仮説です。
庭の畑でも大根を作りたい。広い畑のやり方を狭い庭の畑で同じようにやったんですね。
それは一昨年の事でした。
春にも欲しいなと3本だけ作る予定で種を蒔いたのですが、蒔き方は広い畑の時と同じで肥料穴の周りに4ヶ所蒔きました。3粒づつ。
みるみる大きく伸びて来ましたね。大根の種は100%出芽して大喜びしました。
ところが、ここで今までと違う様子になってきました。
間引き大根は良いものが採れましたね。もっと深く利用出来れば長くて良い物が採れたんでしょうが。庭の畑ではある程度掘ると固くなります。
機械で圧接していますからね。
そんな事もありますが、本来育てるはずの本命の大根の成長が今一なんですね。
追肥しても変わりません。
それで、真夏がちかくなり成長は見込めなくなるので全て収穫しました。どう見ても最後に間引いた大根の方が出来が良かったですね。
多分ですが、間引き分を含めると風通しが悪くなっていたんですね。虫も多くなってきていたのだと思います。
それに春に大根の種を蒔いたのは初めてですね。夏に撒くものだと思い込んでいましたから。ところが袋をよく見ると春にも蒔けると知りました。
それで蒔いてみたのですが、夏が近づくと勢いが落ちて来ると分かりましたね。もう少し早く蒔けば良かったかもしれません。
霜でやられる心配がある頃に蒔くと良いのかもしれません。でも、温度管理が出来ないのでここでは無理な事でした。
7月に2回目の大根の種を蒔く
本来の7月になりました。6月頃より畝作りを初めて準備は万端です。やり方は春の時と同じですね。
フェンスの角に場所を作りました。上手く行けばまあまあの物が10本以上は取れるスペースです。
普通に芽を出し始めて喜んでいたのですが、ここで異常な事になってきました。
ある程度伸びて来ると止まってしまう様に見えます。
ここで害虫の存在に気が付いたんです。
結果は散々な目に合い、悪戦苦闘空しく破れました。
原因を考えるが根本的な対策は無い
原因は何だろうと考えました。
「フェンスのすぐ側で空気の流れが悪い」
これに尽きますね。
害虫の好む場所に大根の種を蒔いてしまった。しかも多く採る今までの方法で。
その年は害虫の被害が凄まじく、白菜もニンジンも失敗。専業農家さんでさえ大打撃を被ったところが多かったですね。
素人に毛が生えた程度の家庭菜園愛好家に良い方策がある訳がありません。それに私は頑固に無農薬栽培を目指しています。
おまけに去年は猛暑で夏野菜はほゞ全滅でした。
春に蒔いた大根でさえもロクな物が出来ませんでしたね。
今年の大根の間引きは1回だけ
今年も庭での3回目の大根の挑戦です。しかも春蒔きですが、何としても成功させたい。その一心です。
去年は猛暑の中で何とか白菜は成功させました。1回目の春はまあまあ成功でしたが後はどうににもいけません。それで3度目の正直で種を蒔きました。
今回の種の蒔き方は何時もと同じです。
正直に言いますと60㎝幅の畝で30㎝づつ種を蒔く方法は取れません。無理すればできない事も無いのですが、そこまでする気持ちにはなれなかった。
それで肥料の植穴を4つにして、その東西南北に種を蒔きました。
その時の記事を用意しました。読んで頂けたら嬉しいです。
この記事は出芽した苗を間引いた時の物です。珍しく種蒔き時の記事は単独では作っていませんでした。
心の奥に
「どうせ、また駄目かもしれない」
そんな気持ちがあった様です。
それでも種を蒔いたのですが、余程あきらめの悪い男です。
狭い庭では風通しを良くすることが大切です。それで間引き菜を利用する今までのやり方を改めてみました。
今回の間引きでは余分な物は全て抜いてしまおう。
スッキリ。 |
抜く前は各々2~3本苗が伸びていましたが、一番良い物を残して全て間引きました。残ったのは9本ですね。
これが伸びて来ても風通しは良いはずなので、余計な害虫は何時か無いと思います。
それに、今回は防虫ネットの中で種蒔きをしたので去年迄よりは好条件です。
1ヶ月たって虫の害がなければ良いものが収穫出来ると思います。
後書き
大根の春蒔きはこの庭では3度目です。1回目は間引き大根までは良かったのですが、本収穫の時は出来が今一でした。
夏の暑さに負けたのと風通しが悪いのが原因かと思われます。
2回目は猛暑で夏蒔も駄目でした。やっと収穫出来た大根は細くて自然薯みたいに長くなり、ビックリしましたね。
余程暑くて涼しい地価を目指した様でした。
今回は最初から害虫を防ぐ為に防虫ネットの中で種蒔きをしましたが、こんな事をしたのは初めてです。
おまけに風通しも良い様に残すもの以外は1回で全て抜きました。
功を奏して良いものが出来ると良いのですが。
「2024年春大根の記録」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。