限られた畑では予定通り野菜を育てるが、同じネギ類では連作障害があるのかもしれない。と、古老が言ったとか。
お早うございます。ヒロくんです。
玉ねぎを昨日収穫しました。とは言っても4、5本葉が倒れてから増えてはいません。急に気温が下がったからでしょうか。
小さな3つの畝に玉ねぎを育てて来ましたが、今日収穫したのは残った化成肥料で2回追肥した方です。
取り合えず倒れた分だけの収穫です。
右端の小さいのは倒れていないものですが、試しに収穫してみました。もう少しまっても倒れない時は強制収穫する予定ですから。
若しくは葉を折って様子を見、肥大が止まっていれば収穫するつもりです。
試しに採った方を、うどんの他の具と一緒に煮て食べたところ美味しかったですね。食べる分には心配なさそうです。
他の2畝も、ようやく丸く太くなってきました。肥料過多の様で葉が波打つものが多くて悩んでいましたが、少し収まってきた様です。
やっと肥料の効果が薄れてきたのでは喜んでいますがどうなる事やら、今回は安心して見ていることが出来ません。
ところで、出来ればですが来月末頃迄には玉ねぎの後作として長ねぎを予定しています。去年玉ねぎの苗を育てる前から決めていました。
心の底には、連作になるから拙いかなと言う気持ちもありましたが、農家でも毎年同じところでネギを育てているから大丈夫では。
と、気にはしていました。でも、何しろ狭い畑なので他の野菜の連作等を考えると玉ねぎの後という選択肢しかありませんでした。
でも、ある事がきっかけで調べてみる事にしました。
連作は何故駄目か
比較的ネギ類は連作障害に強いと言われていますが、何故なんでしょう。
- 独特の香りで害虫を寄せ付けない
- ネギの根に独特の菌があり、その働きで病原菌を抑える効果がある
と言った特性があり連作にも強いとの事です。
しかし、何事も完全と、いう事はありませんね。
連作を続けると、ネコブセンチュウ等の害虫が土中に増えて来て収穫を極端に減らしいく可能性があります。
農家の人の連作障害を防ぐ努力
農家の方は同じ場所で長ネギを連作していますが、連作障害が起きないのでしょうか。
ある農家の人が言っていますが、ネコブセンチュウ等は水に弱いので長ねぎの収穫の後に田んぼの様に水を張って稲を育てるそうです。
そうするとこれらの害虫は殆ど死滅するとか。
それを交互に繰り返しますから連作障害が起こりにくくなります。他にも色々と手を施しており、農家の人達も長年試行錯誤してきたとの事です。
玉ねぎの後はネギと、去年から決めていた。
長ねぎは連作に強い。
と、いうのは他の野菜に比べれば強いという事で、絶対に強いという訳ではありません。去年、玉ねぎを育てる時から今年の畑のレイアウトは決めていました。
春には○○を育ててその後の秋には○○を育てる。空いているところには夏野菜の苗を植える迄何も作らない。
そんな感じで翌年のスケジュールを決めています。
単純に「長ねぎは連作に強い」という通説を信じて、玉ねぎの後には長ねぎの苗を植える。と決めていました。
何の疑いも無く。
何故気になり始めたか
不思議な物で、そういった節目が近づいてくると気になる情報が入ってきます。
「玉ねぎの後に長ねぎは植えるな。古老のつぶやき」みたいなタイトルです。正確には覚えていませんがこんな感じでした。
そろそろ玉ねぎの収穫が始まろうとしていますからドッキリですよね。
収穫が終わったら何時頃長ねぎの苗を植えたら良いかな。何て能天気に考えていましたから計画が滅茶苦茶になります。
今、本格的な収穫を待っている玉ねぎもある記事の人の言う事を採用した為にとんでもない事になっています。
玉ねぎでこんな失敗をしたのは初めてですが、その事が気になる方はお読みください。
この様な訳で、葉の裏側が派手に波打ってからは気がかりで仕方がありません。
あの記事の言う事を聞かないでいつも通りにすれば良かった。その後悔の念が今でも続いています。
今度は若い人の意見では無く、年配の人の忠告を伝えていますので猶更気になりますね。
何か手はあるか
さて、色々と調べましたが私の様な小さな庭の畑では農家の様な手は使えません。
理想的なのは1~2年の輪作にする事ですが、今回は出来ませんのでそこが悩みの種ですが、何か手はあるはずですよね。
農家の人も、玉ネギの後に水田にする様な環境では無い人もいるはずです。
そこで調べた事を書いていきます。
堆肥を多く施す
堆肥は完熟牛糞堆肥がありますが、これを玉ねぎの収穫後に大目に施すと良いとの事。
完熟堆肥は有機物が多いのでセンチュウを食べる細菌、小動物等が繁殖するので被害軽減が期待できる。
堆肥を施すことで不足した養分を補うことが出来るので、良い長ネギを収穫する可能性が増える。
太陽熱で土壌を消毒
マルチを張って中を高温にすると病原菌や害虫の卵等を殆ど死滅させることが出来ます。
時期は梅雨明けの頃が良い様ですが、野菜にとってよい効果のある菌も減少させてしまうので余り頻繁には行わない方が良いとの事。
稀に梅雨が終わらずにとうとう夏が無かったという年があります。それは天気予報官も前もっては分からないので出来ませんね。
元肥として石灰窒素を施す
農薬で土壌消毒
結果として
予定通り玉ねぎの畝に長ネギを植えます。
収穫が終わってから1ヶ月は空けようと思っていますから、やはり6月末ですね。その頃になれば長ねぎの苗も良い感じになると思います。
細いのも太くなってきました。 |
セルポットで育てた割には太さがバラバラで細いのも目立ちますが、少しづつ太くはなってきました。
太いのもあるよ。 |
太いのは5㎜を優に超えてきましたから、苗の準備は順調です。
一度7㎝位に短くすると成長が整うと言いますが、未経験なので不安があります。ここで失敗はしたくありません。
もう店では苗はありませんから。
私は元肥として、完熟牛糞堆肥と炭化鶏糞をまいて耕してから玉ねぎの苗を植えました。
その後、結果として止め肥なる追肥を余計にしたばかりに、玉ねぎの葉の裏側が波打つという肥料過多の原因を作ってしまいました。
なので肥料は普段より幾分か残っていると思います。
本来は長ネギを植える時は整地位はしますが、基本耕しません。理由は長ねぎは溝を掘ってから溝に立てかけます。
なので耕すと溝が崩れやすくなってしまいますので、直すのが大変になります。
今回の手順としては
- 軽く整地してなるべく平らにする
- 深さ25㎝位の溝を掘る
- 底に薄めに完熟牛糞堆肥を敷く
- 苗を植える
- 伸びて来たら土寄せの段階で炭化鶏糞をパラパラとまく
これでいきます。
「2024年用.玉ねぎの栽培記録」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。