最低気温が0℃になるかもしれない日が続くと、日中が温かくても種が心配になります。初めから備えを考えましょう。
お早うございます。ヒロくんです。
皆さんニンジンの種を蒔きましたか。
私は今月の5日に蒔きました。ところが去年まで使っていた「もみ殻」がありません。止むを得ず新聞紙で覆いました。
止むを得ず。と、書きましたが新聞紙の効果は侮れませんよ。かなり前に農家の人から教えてもらったのですが、それから失敗した事がありません。
最近は「もみ殻」をまいて、水をタップリ与えてから新聞紙で覆っていました。
勿論、1週間後迄このままで、決して新聞紙を剥がしません。
今日も剥がしてみたい衝動にかられましたが、グッと我慢しました。
中が心配で新聞紙を開けたくなる。 |
ところで話は変わりますが、今頃は昼間はちょっと動くと、かなり汗ばむ様な日があります。ところが最低気温が0℃近くなったりと、かなり気温が下がりますね。
私は宮城県に住んでいますので寒冷地に分類されます。この時期に種を蒔いたものとしては、とても気になる気温差です。
そこで、春のニンジンの種蒔きと最低気温の事を調べてみました。
春に蒔くニンジンと霜注意報が出る程の最低気温との関係
宮城県の農業は、その気候条件によって特徴付けられます。
春の訪れとともに、農作物の発芽にはさまざまな要因が関与しますが、その中でもニンジンの発芽において最も重要な要素は最低気温です。
この記事では、宮城県におけるニンジンの発芽に影響を与える最低気温に焦点を当て、その関係性について詳しく解説します。
最低気温とニンジンの発芽
宮城県の気候は一日の中で大きな変動を示すことがあります。特に春先は日中の気温が上昇する一方で、夜間の気温は依然として低いことが多いです。
このような気象条件下でのニンジンの発芽には、最低気温が大きな影響を与えます。
最低気温が低いと、ニンジンの発芽までの日数が延びる傾向があります。湿った土壌が凍結する可能性もあるため、寒冷な夜には特に注意が必要です。
宮城県の特有な気候条件
宮城県は日本の東北地方に位置し、太平洋の影響を受けることから、気候は変化に富んでいます。
春の訪れとともに日中の気温が上昇する一方で、夜間の気温は低くなる傾向があります。
これにより、土壌の表面温度が急速に下がることがあり、ニンジンの発芽に影響を与える可能性があります。
最低気温と平均気温の関係
一般的な農業の情報では、平均気温が発芽に与える影響が主に取り上げられますが、宮城県のような地域では最低気温も重要な要素として考慮する必要があります。
最低気温が低いほど、土壌の温度が下がり、ニンジンの発芽までの日数が延びる可能性があります。
したがって、ニンジンの栽培を行う際には、最低気温を含めた気象条件を注意深く観察し、適切な対策を講じることが重要です。
保温と保湿の重要性
夜間の低い気温や湿った土壌が凍結するリスクを踏まえて、保温と保湿の対策が不可欠です。
新聞紙やマルチング材を使用して土壌を覆うことで、土壌の温度を上げ、凍結を防ぎます。
また、排水対策を行い、過度な水分を排除することで土壌の凍結を防ぎ、ニンジンの健全な成長を促進します。
発芽までの日数
春蒔きで今まで発芽にかかった日数は5日から10日ですね。
平均すると1週間と言ったところです。
仮にですが、ここ宮城県で3月初めに蒔いても芽が出るのはそろそろかなという感じです。
要するに1ヶ月はかかるという事です。
もし2月に種を蒔いても芽が出るのは同じ頃でしょうね。でも、こんなに早く蒔いたら凍えて死んでしまう気がします。
種は各々芽を出す時期=気温にならないと芽を出しません。
それを早めるのが品種改良とか温度、湿度を管理出来る設備。また専業農家さんの知恵です。我々はそこまでは出来ません。
寒さ対策
何れにしろ、寒い時期に種をまく時は寒さに対する対策が必要です。
マルチを張り、まだまだ続く霜対策の為にも地温を温めるとか、その間にもみ殻を敷いて湿度を保つなどの工夫が必要ですね。
新聞紙も大きな効果を現わします。
四方から風が入らない様に土をかけて密閉しておけば中の状態を保ってくれます。強い雨でも余程でない限り破れる事はりません。
但し、絶対という事はありませんので、若し少しでも破れているところを見つけたら、もう一度水をまき、新しい新聞紙をかけ直しましょう。
まとめ
これは、あくまでも小規模な家庭菜園の種蒔きの場合です。専業農家では温度や湿度を管理出来るビニールハウスで栽培していますので私たちとは違うと思います。
宮城県におけるニンジンの栽培には、最低気温の影響を考慮することが重要です。
特に夜間の気温が低い時期には、土壌の凍結を防ぐための保温と保湿の対策が欠かせません。水はけが悪いと畝自体が凍結します。
その為にも基本中の基本は「水はけの良い畝にする」事です。
我々家庭菜園愛好者はお住まいの地域の気候条件を十分に理解し、適切な対策を講じることで、良好な収穫を期待することができると思います。
今日もニンジンにかけてある新聞紙をはがそうという誘惑がありましたが、危ないところで我慢しました。
きっと中は適度な温度と湿度に保たれていると思います。
開けて、若し芽が出ていなかったら失敗する可能性が大きくなりますから、後悔しても追いつきません。
昨日迄の大雨にも、どこも破れていませんでした。
今、何処かを開けてしまうと、そこからボロボロに破れていくでしょう。
経験者は語るです。
最後に一言、宮城県は寒冷地でしょうか。暖地とは明らかに違うしね。東日本大震災の折は無理やり東日本に組み込まれてしまいました。
どちらかというと中間地の方が良いのかな。県民性を見ると中間的な特徴のない人が多いですね。私を含めて。
脱線しそうなので、この辺でお開きにします。
「2024年春.ニンジンの記録」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。