トマト栽培で割れを防ぐには最初が肝心。株元に過剰な雨が浸み込まないようにする工夫が必要。
お早うございます。ヒロくんです。
今日も寒いですね。でも、もう直ぐ畑仕事が始まります。
これ迄、割れない様にする為にはどうしたら良いのだろうかと考えてきました。検索したり、今までの経験を思い返してみたりとね。
やはり、今年みたいに雨が多いと割れ易いというのは、トマトの性質上やむを得ないという事ですね。
根本的にトマト栽培に工夫が必要だと気が付きました。今日はそれをまとめてみます。今年の為にね。
トマトは甘くなるように水分を管理
私を含めてほとんどの人が、雨除けの準備をしてトマトを栽培している訳ではありません。今頃の時期になって割れて来て、
さあ、どうしよう。困ったと嘆きます。
時には100円ショップで傘を買ってきて支柱に縛り付けたりと、工夫はしています。でも家族から台風の風で飛ばされて危ないと言われ、外したりする人もいます。
ある人はホームセンターで、トマト用雨除けセットを衝動買いして設置しました。ところが、やはり台風でボロボロに壊れ、一部はお隣の庭に散乱。
こんな失敗を繰り返しても、トマトが赤くなる頃は恒例の心配事が起きてきます。
去年ですが、雨もさほど降らずに済んだ夏でした。私が育てた大玉トマトが割れもせず良い感じに収穫出来ました。正直30年以上トマトを作り続けて来て最高の出来でしたね。
毎日の様に上の画像みたいに傷一つないトマトが収穫出来ました。でもミニトマトは何故か割れてきましたね。小さいせいで割れやすいのかもしれません。
割れを防ぐにはハウス栽培をするしか無いのか
何かの好条件が重なって大玉トマトは最高の収穫になりました。でも、これは偶然かもしれませんね。では常に良い収穫となる様にするにはどうしたら良いのでしょうね。
それには原因を突き止める必要があります。
トマトが水を吸い込み過ぎる為に起こる症状
トマトは甘く柔らかい皮になる様に水分を制限していますが、雨に降られると根が水分を吸い込んでしまいます。
そうすると簡単に限界がきてトマトの皮は割れてしまいます。
基本的に自然界の雨に当てない様にするしかありません。少なくてもハウス栽培に近い管理をするしか無いようです。
これは自然界の雨もそうですが、最近雨が降らないからと普段は水をかけないのに、一機に水やりをしても起こります。
割れる原因は水分が急に多くなるから起こる現象です。ある年にはとんでもない記録的な大雨が降り、案の定かなり割れました。
それではビニールハウスで栽培するしか防ぐ手は無いのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
農家の人の知恵
水をやり過ぎると甘く無くなるので普段は与えないで、土が乾いているのでビックリして大量の水を急に与える。
この様な人が多い様です。
でも、農家の人は違うと言いますね。これは割れる原因になります。
それでどうしたら割れないで甘く、皮の薄いトマトが作れるか農家の人に聞いてみました。
- 敷き藁をする 強烈な夏の陽射しによる過度の乾燥を防ぐ役割をします。大雨による多量の水をトマトが急激に取らないように抑制できる。
- 水やりは少なめ まるっきりやらないのでは無く、少なめに水を与える。土が乾いたからといって急に大量に与えると割れる原因になる。急に雨が降っても同じ状況になります。敷き藁があると一気に水を取り入れない効果がある。
問題は藁の確保ですね。普通に家庭菜園をしている方はホームセンターで買うしかありません。ところがとんでもなく高いです。
ハッキリ言って藁にお金をかける気はありません。
足元を見ている様な値段です。農家が減った影響なんでしょうか。藁以外に無いのでしょうか、頭が痛い。
ところが、ありますよ。
もみ殻
もみ殻も一回水をまいておけば暫く持ちますから、良いかもしれませんね。もみ殻は田舎に行けば必ず精米所があります。
電話すればタダで頂けます。
イネ科の雑草
イネ科の雑草は色々と生えていますね。例えばエノコログサは空き地に行けば生えています。猫じゃらしに使えっているものですが、これを集めて株元に置いておけば立派な敷き藁になりますね。
黒マルチ
黒マルチを張る。長くて保管場所に困る方は100均で購入すれば短くて丁度良いのがあると思います。調べると幅95㎝で長さ5mのものが有りますね。
これで畝全体を覆っておけば雑草も生えずに良いですね。長かったら鋏(はさみ)で切れば良いだけです。
さあ、ちょっとした工夫でトマトの割れを防ぐことが出来そうです。苗を植える時から準備をしましょう。きっと真っ赤で皮も薄く、美味しいトマトが食べられるでしょう。