山東菜の驚くべき健康効果と栄養成分

木曜日, 3月 07, 2024

野菜のお話と効能

白菜の仲間なので、山東菜を料理に使うのも簡単かも。奥様にお得なレシピもご紹介。

今日は漬物でお馴染みの山東菜のお話しです。

中国人にとって最大のおもてなしは美味しい料理を食べて頂く事です。食卓が一杯になる程次から次へと料理が運ばれてきます。

当然、食べきれなくて余ってしまいます。

勿体ないですがこれが中国の人の「おもてなし」です。


山東料理は北京料理の原型でもあり、読んで字の如く山東省で発祥した料理です。

山東省は紀元前の春秋時代以降多くの諸侯国が誕生し、地理的要因もあり料理文化も発展を遂げて行きます。

皆さんご存じの遣唐使を日本から派遣していた唐が滅び、宋の王朝になった時代がありますが、この頃中国の山東省は地理的要因もあり、益々料理文化が栄えて行き宮廷料理としても重用されて行きます。

農村地帯と黄海や渤海に面しており食材が豊富な土地です。料理も様々な物が作られ中国の代表的な料理の一つとなっていいきます。


山東料理の特徴

初めに「ウイキペディアさん」の山東料理に対する特徴がありましたのでご紹介させて頂きます。

山東料理の特徴は、味は香りがよくて塩辛く、歯ごたえはやわらかく、彩りが鮮やかでつくりは繊細なことである。透明なコンソメスープ(清湯)と白く芳醇な牛乳スープ(奶湯)がよく使われ、ねぎなどを香味料に使う。また海が近いことから海鮮を使った料理が多いのも特徴となっている。

ウイキペディアさんより

有難うございました。

山東菜は、見た目にも美しい野菜であり、その栄養価も驚くべきものがあります。さあ、山東菜の健康効果を探ってみましょう。

日本では「さんとうな」と呼びますが、中国では何と読むのでしょう。気になって調べたところ「魯菜=ルゥツァイ」と分かりました。

日本では単純に山東省産なので「山東菜=さんとうな」と呼んでいた様です。

ところが魯菜を調べたところ単に一つの野菜の名前では無く、山東菜を使った料理の総称だと分かりました。

山東菜です。


お隣の国なので完璧には分かりませんでしたのでご了承ください。

何科かなと検索するとアブラナ科で白菜の一種と出てきます。そして白菜の一種とも書き添えられていますので白菜の一種と思い込んでいました。

日本には意外と新しいのでビックリしましたが、明治8年との事でした。


山東菜はβ-カロテンの宝庫で効能が素晴らしい

山東菜はβ-カロテンを豊富に含み、抗酸化作用や免疫力向上に貢献し、抗発ガン作用も知られています。

  • 体内でビタミンAに変換される
  • 髪の健康維持
  • 視力維持
  • 粘膜や皮膚の健康維持
  • 喉や肺など呼吸器系統を守る働きがある

といわれています。

他に、

  • 葉酸の恩恵: 妊娠中の女性には特に重要な葉酸を山東菜は提供します。
  • 骨粗しょう症予防: カルシウムやマグネシウムも含まれており、骨の健康をサポートします。

高齢者の皆さんには特に良い様ですね。

早速、漬物用に春に作りましょう。お塩は控えめにして下さいね。


白菜と山東菜の違い

同じ仲間とは思えない程に違いますね。山東菜は白菜の様に完全に結球しない半結球型です。

それでは違いを書いていきますね。


山東白菜

比べてみますと白菜より大きく、3~6㎏もある。巨大な物では10㎏を超えるとか。白菜の平均的な重さは2㎏ですからかなり重いです。


おもに漬物に使われます。

主な生産地は埼玉県で、越谷の山東菜漬があります。


菜っ葉やべカナは生でも食べられる

山東白菜の結球し始める前の若い葉っぱは生でも食べられます。
収穫する見極めは小松菜やホウレンソウの様な雰囲気になった頃です。
 面白い事に地域によって呼び名が変わります。
  なっぱ:関西、九州 宮城県でも「なっぱ」と呼ぶ人が多いですね。
  べかな:関東
※漬物用に出回る前の葉っぱの状態で手に入れるのは困難になっている程、現在では珍しい野菜です。


山東菜ってどんな野菜

大きくなる「玉山東」と小型の結球しかける前の「べか菜」がありますが、家庭菜園ではべか菜が作り易いですね。

霜対策をきちんとすれば1年中作れる野菜です。流石に真冬の種蒔きはどうかと思いますが。

べか菜とは束ね菜の事ですが、寒さに強く短期間で収穫出来ますね。

別名、秋菜、冬菜、春菜とか呼ばれたりします。春には塔立ちしますが、その花茎も食べられます。


中国には四大料理がありますが、魯菜はそのうちの一つで「魯菜料理=広東料理」という事です。

魯菜(ルゥツァイ)は。山東菜を使った料理の総称です。

ところで四大料理とは何でしょう。調べましたので何かの参考にして下さい。


粤菜(ユエツァイ):広東(かんとん)料理

  • 粤菜とは「えつさい」と読みます。采とはどうも野菜の事では無いようです。広東地域の料理は人間や無機質以外は何でも具材にする様です。前もって調べてから注文しないと普通の人が食べない物が入っているかも。
  • シュウマイ、酢豚、八宝菜、かに玉等

川菜(チョアンツァイ):四川料理

  • ニンニクや唐辛子等の三種類の香辛料を利かした料理が特徴です。皆さんの好きなマーボ豆腐等が思い浮かびます。まあ、これは日本に来た中国人の料理家が日本人に合うように考案したようですが、元々は四川料理の一つです。相当に辛いのかもしれません。スパイスを利かした夏を乗り切る料理が特徴の一つです。
  • バンバンジー、タンタンメン、麻婆豆腐等

苏菜(スーツァイ):江蘇料理

  • 蘇菜料理とも書く様です。とろ火で水を少なくしてゆっくり煮込み、材料を特に選らばず素材に合った調理をするのが特徴です。
  • 酢あんかけ魚、卵シュウマイ、鶏の蒸し焼き等

魯菜(ルーツァイ):山東料理

  • 明や清帝の頃は宮廷料理でしたが、それ以前の秦や漢王朝の頃から高級料理として発達したのでは。作りが繊細で彩が鮮やか、歯応えは柔らかく香りが良いのが特徴。宮中を中心に発達したのでしょう。
  • 海に面しておりアワビやフカヒレ、ホタテ等の魚介類が豊富。
  • ツバメの巣のコンソメ煮、鯉の甘酢炒め

の事です。

日本にもかなり影響を与えたのでしょうね。

調べるにあたりWikipediaさん、その他の記事を参考にさせて頂きました。有難うございます。助かりました。


魯菜(ルゥツァイ)は山東菜を使った料理の総称

中国では山東菜を使った料理が沢山あります。
それらを総称して魯菜(ルゥツァイ)といいます。
日本では漬物が主ですが、白菜と同じで色々な料理に使っても美味しく頂けて重宝です。

漬物の作り方】

一般的な作りかたです。

  • 水洗いする
  • 適度な大きさに切る
  • 笊(ざる)に入れて半日天日干し
  • 漬物容器を用意する
  • その中葉を並べて、胡椒、鷹の爪、ゆず、塩をかける
  • 落し蓋をし、その上に重しを置く
  • 2、3日待つ

山東菜のお浸し】

  • 鍋にたっぷりのお湯を入れて沸かす
  • 山東菜を入れて茹でる
  • 食べやすい様に固さを確認
  • 茹で終わったら冷水に浸ける
  • 山東菜が冷えたら水気を絞る
  • 好みの長さに切る

お酒のつまみにも良いですね。

この様に割と簡単に作れそうですね。やはり白菜と同じような物ですから工夫すれば色々な料理に使えます。


山東菜入りのサラダも美味しそうですね。思いついたので書いてみますね。

【山東采入りのサラダ(仮)】

材料:
  • 山東菜:1株
  • キュウリ:1本(薄切り)
  • タマネギ:1個(薄切り)
  • ピーマン:2個(薄切り)
  • 青ネギ:適量(斜め切り)
  • ごま油:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 酢:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1/2
  • ごま:適量
作り方:
  • 材料を準備しよく洗いましょう。
  • 山東菜を食べやすい大きさに切る
  • キュウリ、タマネギ、ピーマン、青ネギを薄切りにする。
  • ボウルにごま油、醤油、酢、砂糖を混ぜてドレッシングを作る。
  • 材料をドレッシングと一緒に和え、ごまをふりかける。
  • 冷蔵庫で冷やしてから食べる。
美味しそうなサラダ

山東菜を入れた画像が用意できませんでしたので似た様な感じの物を掲載させて頂きます。この記事の画像は写真acさんより提供して頂きました。
ありがとうござました。

家庭菜園で作ってみるのも面白いかも。

家庭菜園で作ってみてはいかがですか、霜さえ注意すれば1年中作れます。
種は、地元のホームセンターでは売っているかどうか分かりませんが、カインズや他の通販では販売していますね。

家庭菜園をしたいけど庭が無い。そんな話をよく聞きます。でもベランダがあるじゃありませんか。ベランダが無ければ玄関脇でも。

半日以上、陽の当たるところにプランターを置いて山東菜を作りましょう。


まとめ

山東菜を食卓に取り入れて、健康的な食生活を始めてみませんか

今後の記事の中に中国が起源だったり、中国を経由して日本に伝わった野菜も出て来ると思われます。

それで、日本と古代から最も密接な関係にある中国の料理をあらかじめご紹介した方が良いなと思い調べました。

知らず知らず食べている料理とか野菜が中国由来と言うのは本当に数多くありますね。

伝わって来るだけあり、かなり人間にとって有益な効能を含んでいる野菜が多くあります。

健康は食事からと言われておりますが、昨今は意外と野菜の摂取量が少ないと聞きます。寂しい事で残念です。

これを機会に野菜を積極的に摂る生活に変えていきましょう。


「野菜のお話と効能」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

自己紹介

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宮城県, Japan
hiroくんです。 はじめまして。 このブログは私の家庭菜園の悪戦苦闘の内容を中心に書いています。 たまに息抜きに今までのペットの事を書いたり、気になった事を書いたりと、寄り道しています。 以前から四字熟語に興味があり、ブログを立ち上げてしまいました。内容が内容だけに記事作成に時間がかかると思います。

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