子芋の芽を取るのは結構大変。すぐ伸びて来る。害虫も来るし、おまけにモグラ迄。
お早うございます。ヒロくんです。
土の盛り方が少ないと子芋の芽がどんどん出てきます。それを防ぐには、出たら切る。
出ない様に土寄せをする。これが大事です。
それでも芽はどんどん伸びてきます。
里芋は収穫するまで6ヶ月かかりますので管理が大変です。野菜は何れもそうで蒔きっぱなし、植えっぱなしという訳にはいきませんね。
里芋も上手な農家の人は親芋から伸びた茎だけなのかな、2、3本だけの状態です。土寄せもこんもりとしています。
言い方は拙いかもしれませんが、映画の七人の侍の武士たちのお墓がありますね。こんもりした土饅頭のお墓に刀が刺してあります。
あんな感じの状態です。余程まめに管理をしていますね。
画像で記録 5月から収穫時期の10月末辺りまでの様子をまとめてみよう
結構な数の画像があります。今年は何故かカメラを持参して畑へ行くようになりましたが、たまに見返してみると結構楽しいものです。
里芋も無事収穫出来ましたので、6ヶ月間の記録を作ろうと書き始めました。
備忘録も兼ねていますが。何かの参考になれば良いなと思います。
里芋は保存も出来ますし、冬の間中何時でも食べられるというのは良いものですね。
5月
種芋が地表に出ている。モグラの仕業でガックリ。でも芽が出てきたのには感激。
種芋を埋めたばかりですが、お天気の日が続き乾燥気味です。
この畝は春からモグラに良い様に遊ばれてしまいました。
それをすっかり忘れていましたね。
埋めた種芋の下にトンネルを掘っていれば、種芋は上の方に動かされます。現に1個だけ外に出ていたのもありました。
モグラに弾き飛ばされたんでしょう。
まだ芽も出ていませんが穴を掘って埋めてやります。
でも中央の白いのは芽かもしれません。
気が付くのが遅かったので、もう芽は出ないかもって思っていました。地上までの距離が浅く子芋はどんどん芽を伸ばしてきますね。
浅いから太陽の光が届いているのでしょう。
中はトンネルだらけかも
ひょっとして中はトンネルだらけかもしれませんね。
縦に埋めた種芋も横になったりして、考えれば考えるほど困ったなーという感じでした。
ところが、そんな不安をよそに芽が出てきました。待望の芽が。
可愛い芽が出てきました。全部出たらこんな嬉しい事はありませんが。
今年の種芋はちょっと自信ありません。去年の芋を種芋として残すのを忘れたツケがあるかも。
とか何とか考えているうちに
こんな感じになってきました。葉を開こうとしているんですね。開いて太陽の光をいっぱい吸収して光合成をおこなう。
6月
芽が伸びてきました。思いもよらず全て出てきた様な
次から次えと芽が出てきます。先に出たものは葉が開き始めています。ちょっと焦点が合っていませんが。
親芋から3本位芽が出るはずですね。出来ればこれだけを伸ばしたい。専業農家の里芋畑はそんな感じですよね。
芽出し作業が出来なかったので一斉に芽が出る事は無いようです。今頃芽を出してきた物もあります。
深さはほぼ同じなはずですから、芽出し作業をしないのとモグラにより浅くなったり、深くなったりと状況が違うんでしょうね。
地中を見られたら面白いかも。
このへんの2、3枚の画像は同じ日に撮ったものですから、芽の出る時期がこんなに違うと驚きますね。
お陰で追肥と土寄せは個別になりそうです。
6月3日でこんな感じです。1か所を除き全て芽が出て葉を開き始めた里芋が増えてきました。
一応成功ですね。
芽が出ればあとは追肥と水やりをまめにやれば、それなりの収穫は見込めます。
芽が出ていないのは例のモグラに地表に出された種芋です。
分かりますか。里芋の状態が溝の中に一応真っすぐに並べたつもりですが、かなりづれていますよね。
予想通りモグラに地中でかき回されたのは間違いありません。と、すると肥料の無いところで芽を出している可能性があります。
これはかなり追肥をしないとろくなものが出来ない可能性が出てきました。
追肥。1回目の土寄せ
本葉が3枚出た頃が里芋の追肥の目安といいます。
5月下旬から6月中旬辺りですね。株元から少し離したところで軽く一握りの化成肥料を与えます。
(※この頃は化成肥料を使っていました)
一握りは約50gですから、軽く握れば35~40gですね。
(注意:テレビの野菜作りの番組で、一握り30gと言っている方がいます。ご自分の一握りが何gか一度知らべておいて下さい)
これを株元から少し離したところに株元を中心としてまきます。
この際気を付けなければいけないのは、株元に余り近づけないことですね、根を痛める恐れがあります。
何しろ2週間前に芽を出したものもありますから、この辺は気を使います。
その後、化成肥料を土とよく混ぜます。
回りから土を集めて土寄せをしますが、少ないと子芋の芽が伸びてきてしまいます。
良く畑で茎がいっぱい伸びている里芋を見る時があります。ああなると孫芋も出来て小さい芋しか出来なくなるんでしょうね。
とにかく土は多めに寄せて下さい。それでも子芋の芽は出てきます。
出たら地中で切って下さい。
私はハサミを少し差し込んでから切るか、芽の周りを少し掘ってから切り、その後土をかけ戻すように様にしています。
切るのは子芋の芽ですよ。親芋の3本の芽は切らないように。
7月
親芋の茎だけにするのが理想的だが難しい
7月3日の画像ですが大分茎が伸びてきました。ますます里芋の位置が蛇行しているのが分かりますね。
6月中頃もトンネルを掘られました。見た目では被害は無いようですが心配は尽きません。
モグラは芋は食べないと言われています。
ミミズが大好物て地中を探しているらしいです。里芋を収穫する時にお分かりと思いますが、芋の間からミミズが出て来る事がありますよね。
ミミズは芋が好きなんでしょうか。
8月
葉が食べられている。里芋の葉は美味しいか。虫にやられ始める
7月の末頃から葉が食べられているものが見受けられる様になりました。
揚羽の幼虫かな。
7月31日の映像です。派手に食べられていますね。
蛾でしょうか、新しい敵の登場です。
これなんか酷いですね。瀕死(ひんし)の状態です。芋が美味しいから葉も美味しいんでしょうね。
でも困りますね。虫が見当たりません。いくら探してもいないんです。
私は子供達に農薬の付いた野菜を食べさせる事に抵抗がありました。
それで最初の子が2、3歳くらいの時から家庭菜園を始めましたが、目的は無農薬野菜を作って子供に食べさせるためです。
その位深刻な問題になっていました。
でも、自分の野菜が害虫の餌食になり始めると困ります。
私が使うのはオルトランという余り強烈では無いものと植物由来の殺虫剤みたいなものです。
これが私にとっては最強ですね。効き目はともかくね。
それで植物由来の方を葉にかけてオルトランを根の周りにまきます。
効いているのかどうか分かりませんが、一応まくと小さな虫みたいなのが逃げていきますから効いているようです。
でも虫の死骸は見た事はありません。
一番確実なのが割り箸で捕まえて足で踏んで潰す。これが一番確実ですが肝心の虫が見つかりません。
この記事を書いていて思い当たりました。ヨトウムシやコガネムシの幼虫等のネキリムシは日中は土の中に隠れていますので、掘れば見つかったと思います。
他の害虫かもしれませんが。
子芋の芽がすごい勢いで伸びてくる。取りきれない
畑に行く度に里芋の様子を見るのですが、茎以外の芽が出れば切っています。ところが2、3日するともう地面に出ていますから困ったもんです。
土寄せもしてかなりの量になっているんですが、芽を伸ばして孫芋を作ろうとするDNAが働いています。
はっきり言って取り切れません。
何しろこの頃は一週間に一度しか畑に行けませんでした。
芋自体は元気が良い様ですね。
追肥も兼ね土寄せ3回目
3回目の追肥と土寄せです。土寄せの方は子芋の芽を切るたびに寄せていますから何回目になるのかな。
結構な高さの土の丘になっていますね。これでも芽は伸びて来るんですよ。
ジャガイモの様に1度抜けば同じところから伸びてこなければ良いのですが、里芋の場合違うようです。
まあ懲りずに頑張りましょう。
9月
気持ち悪い。セスジスズメガの幼虫発見。駆除
結構、里芋の葉が食べられている。
またアゲハ蝶の幼虫かなと思い、よく見ると10㎝位のお馴染みのものを見つけた。
落とした後なので画像には映っていませんし、わざわざお見せする程の綺麗なものではありません。
これは拙い(まずい)ですね。直ぐ始末しないと全て食われてしまう。手で払って地面へ落としましたが、大きすぎて足で踏むのもなんだな。
畑の端へ持って行き、処分しました。
大きなセスジスズメだ。スズメガの幼虫。大小2匹
長い間アゲハ蝶の幼虫と思っていましたが、この間たまたま検索してセスジスズメという虫だと分かりました。
スズメガの幼虫です。これが成長したらかなり大きな蛾になるんでしょうね。モスラになったりしたら面白いね。モスラは人間の味方だから安心。
小さいのも見つけました。小さいと言っても5㎝はありますね。これは踏んで処分しました。
お食事中の方がいらっしゃったらごめんね。
里芋を栽培している方は多いと思いますが、もし葉が食べられて困っている方がいらっしゃったらと思い、あえて掲載させていただきます。
これがセスジスズメの幼虫です。
物凄く食欲大せいで結構なスピードで食べつくします。葉の裏側なんかにいると見過ごしてしまうのでご注意ください。
種芋が原因なんでしょうか。去年までの里芋と比較して葉が小さいです。
背丈も低いですね。
トトロが傘の代わりにしていた位の大きさになった事はありませんが・・・。
10月
霜が降りる前には収穫しないといけない
いよいよ10月に入りました。種芋を埋めてから6か月です。
早い様な遅い様な、この頃になると忙しくなりますね。ニンジンや大根とか白菜の収穫ラッシュの時期になってきます。
収穫前に目だって来た雑草を取らないといけません。雑草の中で育てる自然農法で里芋を育てたら面白そうですね。
借りている畑なんで雑草畑にする訳にはいきませんが。
この辺は11月14日辺り
ここは宮城県の中部で幾分か南部寄りです。
初霜が降りる平均は11月14日で、それよりも早くなる事もありますね。前もって何時かは人間には分かりません。
遅くても11月初めに採っておけば安心かな。
試しに1か所掘るが小さいのばかり。駄目かも
気がせくので1か所掘ってみました。
何となく弱弱しい里芋で中は腐っているんじゃあないかと思う程です。
掘ってみました。10月18日の事です。
出てきたのは小さいのばかり、親芋は腐っていました。
ところが、その晩夕食に出ました。けんちん汁の中に今日収穫した小さな里芋が入っていましたね。
美味かったです。
まとめ
以前の1年間の記事をまとめ始めました。
画像が多いので、野菜の作り方の記事を作った方が良いのではと思ったからです。
仲間にあの野菜はどう作るのと聞かれても、殆んどの野菜は出来る迄何か月もかかります。
それを一口では説明しきれません。
記事にすると流れが分かり、画像を見て納得したりという事もあるかもしれませんしね。逆にこの記事を見た方が、こうした方が良いよとか教えて頂けるかもしれません。
野菜作りは同じように見えて地域で微妙に変わってきますし、奥が深いと感じています。
里芋みたいに6か月かかる野菜は書いていて疲れますね。
こんなに長く面倒見ていたんだ、こんな時こうしたんだと、忘れていた事を思い出させてくれます。
肝心な事を忘れていました。
10月20日に全て収穫しました。結果は思っていたよりまずまずの収穫となりほっとしました。
下の画像はお雑煮用の芋がらを作るために持ってきた茎もあります。全て合わせると結構な量になりました。
今回は桜の満開が早くて、いささかいつもと違う里芋づくりとなりました。
色々な事がありましたが、皆様も害虫やモグラにはご注意ください。
今回のこの記事は、自分の為にも備忘録として良い事かなと思います。
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公開しても、インデックス登録はgoogleさん次第ですから予測がつきませんが。
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ここまで読んで下さり、ありがとうございました。