何でも基礎知識は大事ですね。長ネギも適当にやると上手く育たないから注意しましょう。
お早うございます。ヒロくんです。
長ネギの栽培は難しいから止める。そんな人をよく見かけます。
でも、家庭菜園が趣味らしく、お庭の小さな畑で見事に成長して並んでいる長ネギをたまに見かけます。
上手だなあ。と、思いますね。確かに長ねぎは手はかかります。でも、見る度に成長して行く姿を見ると嬉しくなります。
早く食べたい。
そんな気持ちになりますね。
今年は久し振りに種から育てようと思っています。理由は時期が来るとすぐ売れ切れてしまうからです。
残っている物は貧弱で、引き取ってやるから逆にお金をくれ。と、言いたくなるような状態で、お金を払ってまで買う気持ちにはなれません。
如何に長ねぎは丈夫だからと言っても限界がありますから。
そこで、簡単に注意点を挙げてみようと思います。知識のおさらいですね。
芽が出るまで水やり
まずは第一に種蒔き時期ですね。
2月に種を蒔くとか3月、今日見た記事は4月でした。保温が必要な時期に種を蒔く時は保温設備が必要になります。
4月というのは東北南部以南の地域の直播でしょうね。
長ねぎは店で売っている様な状態近くまでになるには半年かかります。4、5月頃に売り出す長ねぎの苗は1年前の秋に種を蒔いたものです。
3月に蒔くとしても保温設備が必要です。私も昨日から素人保温設備を製作中です。
上手く出来たとして、ポットに培養土を入れて種を蒔かなくてはいけません。
簡単に手順を書いておきます。
- 培養土をバケツ等にに必要な分だけ入れる
- 水を加えてよく混ぜる 目安は粘土に近い感じ。ボロボロ砕けないで泥饅頭の様な感じですね
- それをポットに入れて地面にポットの底を軽く落とすと下がる
- 少なければ足してポットの縁から8分目位までに揃える
- 種を10粒位2~3㎜程度離して蒔く
- 水を与えていない乾いている培養土を縁から少し下がる様に覆う
- 水やりをする ジョウロでは無くスプレーの方が良いですね。
ネギ等は水を極端に嫌いますが、芽が出るまでは別です。
芽が出たら表面が乾いたなと思う時だけ水を与えて下さい。
ポットの時期の追肥の仕方
1回目の追肥は草丈が7、8㎝の頃と言いますが、あれは直播の時でしょうね。なのでポット等で苗作りをしている時はポットの状態で追肥をします。
培養土は芽を出させるための土で、その分の肥料しかありません。
肥料入り培養土という物もありますが1回目の追肥をしなくても良い程入っているとは書いていません。
ポットに液肥を注ぐのが良いでしょうね。時期は芽が出てから2週間後で、それから1週間おきです。量は調べてからお使いください。
私は化成肥料をポットにパラパラとまいていました。
苗は鉛筆の太さ位になったら定植しますから。それ迄は必要ですね。
何故、畝の向きを東西にするんだろう
これは太陽の光を均等に当てる為です。
そうすると苗が同じ様な大きさに揃って成長して行きます。南北ですとどうしても不揃いになりますね。
苗の陰になった苗はどうしても小さくなります。
先程、庭の長ネギが見事だったと書きましたが、中には一軒だけ南北のお宅がありました。そう言えば苗の状態を見た事がありません。
おそらく身内の方が農家で、秋になると頂いて来るんでしょうね。
そのお宅はバス停の前で庭が南側を向いています。見たく無くとも目に入るので年中状況が分かります。
敷地の関係上無理な場合を除いて、出来るだけ畝は東西に作りましょう。
定植は苦土石灰のみで耕し20㎝の溝を掘る
長ねぎは余り耕さない方が良いです。
何故かと言いますと、長ネギを植える場合は溝を20㎝くらいの深さに掘ります。普通に耕してしまうと近くを歩いたり、小さな地震でも溝が崩れてしまいます。
とは言っても、長ネギは酸性土壌を嫌いますから苦土石灰をまかなくてはいけません。その際は軽く表面の土と混ぜる感じで良いです。
以前は溝の深さを30㎝というのが主流でした。それは溝の底に牛糞堆肥や肥料を施し、その上に10㎝くらいを土で埋める為です。
その上に苗を置くという事です。実際は苗の根の位置は15㎝くらいかな。
農家の人の話では「普段使っている畑であれば、養分は残っているので肥料は必要ない」との事です。
それでも、しばらく放置していて、余程痩せた畑の場合は多少は必要だと言っています。植え付け時期の苗は肥料分をあまり必要としない様です。
植える時は5㎝間隔で十分
よく10㎝間隔という人がいますが私も初めはそうでした。
20年以上前に菜園仲間から「長ネギは5㎝間隔で良いらしいよ」と教えてもらいました。10㎝というのは専業農家さんの場合で、太くする為らしい。
ところが5㎝間隔でも結構太いのが取れますね。それに最近太い長ネギを見ないですね。規格かなんかで細見が流行っているんでしょうか。
農家さんも大変です。
とにかく5㎝間隔でもスーパーで売っている位の物は十分できます。これで狭い畑でも本数を増やせますね。
根が見えなくなる程度に軽く土をかける
根は呼吸していますから、畑の土を思い切りかけてしまうと息が出来なくなってしまうらしいです。
植え付けして間もなく萎れて姿を消してしまうのを見た事がありますが、あれがそうでしょうか。
あれば敷き藁を根元にかけてあげるのが良いのですが、昨今藁も売る様になっていますし結構高いですね。ほんの少しで350円とか。
それを聞いた農家さんが「高けーっ」と言っていました。
嫌な時代になったものです。
根元に土をかけただけでは倒れますから、その都度直してあげれば済みます。こま目に面倒を見れば敷き藁無しで良い物を作ってきました。
新聞紙を敷くとか完熟牛糞堆肥をまくとか、敷き藁の代用品を教えてくれるブログが多くなっていますから、そのうち調べてみようかな。
完熟牛糞堆肥は少量ですけれど肥料分を含みますから、与える量を知りたいですね。今のところ明確な答えは見つけていません。
直接かけるという事には、何か抵抗を感じますね。
成長してから肥料をまき、土寄せを繰り返す
ここで疑問が出てきました。
検索すると記事には、1回目の追肥は葉が7、8㎝に伸びたら始めます。と、書いてあるのが普通です。
ところが売っている苗でも、ポットの苗でも直径が鉛筆の太さになる頃は既に20㎝以上にはなっていますよね。
結果を申し上げますと、この辺の事を書いている記事は見当たりませんでした。
なので実体験の事を思い出して書いてみます。
数日おきでも見ていると成長しているのが分かりますね。最初の頃は倒れた苗を直す為に軽く引くだけで苗は抜けていました。
そのうちピンと真っすぐになり、軽く引いただけでは抜けなくなりますね。成長し始めたんです。
根が伸びているんですね。
私はこの時期に溝の少し手前で浅く新たな溝を掘り、そこに化成肥料をまいて土と良く混ぜてから苗の方へ寄せていました。
それからは、結構伸びたなと思う時ですから夏頃かな、同じ様に施しましたね。
その頃はかなり葉も高くなっていますから苗を安定させるために溝が埋まる位土寄せをしました。
その後、周りから土を集めて葉の分かれ目から3㎝位下まで土を盛って行きました。小高い山を作る感じです。
なので定植してからは2回しか追肥をしていません。
それで十分な物が出来ました。
余りやり過ぎるのも良く無いみたいです。
農家のおばちゃんが私を見ると良く言っていました。
「長ネギはあんまり肥料はいらねえ」
肥沃な農家の畑では、長ネギに対しては肥料を余り必要としていない様です。元肥で十分なのでしょうね。
若しくは去年の使い古した養分で十分。
そんな感じです。
以上です。
自分の体験を基に書いていますので、畑の状況で変わってくると思います。一度農家の人に見てもらうか詳しい人に相談すると良いかもしれません。
後書き
今日は5月並みの気温です。
畑を耕したくなりますね。
でも、明日からは雨で雪も2日位降りそうで連休も大荒れになるかもしれないとの事です。
まだ若干の余裕があります。
じっくり腰を構えて予定を練りましょう。
気温が上がれば害虫も動き出しますし、去年よりも暑く長い夏が待っているかもしれません。