モグラは畑が肥えて来ると寄って来る。それだけ良い畑という事だけど・・・
お早うございます。ヒロくんです。
家庭菜園でモグラの被害で頭を悩ませている人が多いのはご存知ですか。
私もモグラの存在は何となく知っていました。
でも普段は気にも留めていませんでしたね。
ところが30年ほど前に家庭菜園を始めてから、その存在の大きい事を徐々に知らされました。
初めのうちは畝がちょこっと盛り上がっている程度でしたが、
この頃は縦横無尽にトンネル工事の跡が見られるようになりました。
埋めたはずの種芋が地表に出ていたりと、被害は大きくなってきましたね。
モグラは畑を荒廃させる
調べるともっと深刻な事が判明する事に。
モグラに荒らされ続けるといずれは作物の育たない畑になってしまうと。
これは困った事になる。手の打ちようは無いのか途方に暮れていましたが、
どうしたら良いのでしょう。
モグラのトンネル工事が年々酷く(ひどく)なる私の畑
これから今年の畑の状況をお話します。如何にモグラの被害が大きくなったかを。
4、5年くらい前でしたか、モグラが気になりだしたのは。
それまでは噂には「この頃モグラの被害が大きい」とかは聞いていました。実際モグラなんて漫画の世界でしか見た事がありません。
自分の畑にモグラがいるという事が現実として感じていなかったですね。
去年あたりですかね、一緒に菜園をやっている仲間が
「モグラが酷い」と言い始めました。
「モグラの跡ってどんなの」と当人に聞いてみました。
仲間が指をさして教えてくれたところを見て、ビックリしましたね。
これがモグラの跡かって。
これは自分の畑にもある。
自分もモグラの被害にあっている事を初めて知りました。
知らなかったんです。
里芋の種芋が地表に放り出される
今年、種芋を植えて間もない里芋の畝がボコボコに盛り上がっていました。
漫画に描いてある感じですね。
今度はモグラだとすぐに分かりました。
その中に気になるものを見つけましたよ。
何だろうと思い近づいてみると
里芋の種芋のようです。
まさかと思いよく見てみましたが間違いないですね。
種芋でした。がっかりですね。
畝の表面がボコボコになっているというのは、丁度種芋の辺りにトンネルがあるという事ですよね。
漫画でよく見たシャベルの様な手で、種芋を払い除けて地表近くに押し出したらしい。
この種芋は直ぐに埋め直しましたが、収穫の期待は出来ませんでした。
1回目の追肥の頃の画像ですが、真っすぐに埋めたはずの里芋です。右に左に波打っていますよね。
これはモグラが種芋を動かしたのですね。他に考えられませんから。
結果を言いますと、昨年までとは違い腐っているのも1株ありました。
他はそれなりに収穫出来ましたが今までの里芋と違い小さかったです。何度もトンネルを掘られているうちに株も傷ついたんでしょうか、ガッカリしました。
ジャガイモの畝にトンネルでボコボコ
ある日畑へ来てビックリ。モグラのボコボコが縦横無尽に。しかも、そろそろジャガイモが芽を出すかという頃ですから焦りましたね。
種芋はどうなっているんだろうか。掘って様子を見る訳にもいきませんから心配です。
ジャガイモはあちらこちらから芽を出しますから、何とかなるかなと自分を無理に納得させるしか無かったです。
別な畝では頭を出したんでしょうか。ぽっかりと穴が開いています。
ここはスナックエンドウと蔓有りインゲンを植える予定のところです。頭を出すという事はちょっと深いトンネルなのかな。
それで息継ぎに地上に頭を出した・・・。
ペット風車も試してみた
隣の畑の人もモグラに悩まされています。
去年の暮れに玉ねぎを植えましたが、偶然ですが玉ねぎの畝が向かい合うことになりました。
今年になってから顔を合わせると「モグラが酷い」と言います。
確かにその人の玉ネギの畝も私の畝もモグラの跡だらけです。この時の画像はありませんので、お見せ出来ないのが残念ですが。
おまけに病気になった様で私の玉ねぎは半分駄目になりました。
軟腐病みたいな感じで黒く腐って行きましたね。
この隣り合わせた畑のおじさんが
「玉ねぎは土が乾いていたら水をかけると良いよ」
とのアドバイスを
誇大解釈し、毎日水をかけていたそうです。
それが腐る原因です。
水を必要以上にかけ過ぎると腐る原因になります。
その際、私の玉ねぎ畑にも水がかかったでしょうね。
これも隣の人から聞いたのですが、やはり隣の玉ねぎもかなり駄目になったとか。確かに向かい合わせの畝は5月になっても生育が悪かったですね。
この頃は1週間に1度しか畑に行けませんでしたが、このおじさんは畑の隣が自宅です。
おじさんはペット風車が回って、その振動でモグラが来なくなるというのを聞いて、10本ばかり畑に刺してみましたが全然効き目は無かったとの事です。
この人は大分前から「モグラが酷い」と言っていた人です。
水のやり過ぎの他に、モグラが何か病気でも運んで来たのかもしれませんね。それが私の方にも移った。
やりたい放題のモグラ。トンネルを通ってネズミの被害も出る。
モグラはミミズが大好きで、その為にトンネルを掘って地中を探し回ります。
本来、モグラ自体の被害は先ほどの種芋を動かしたりする程度のものとの事です。
考えてみると多少は同じ生き物として我慢できる範囲かなとは思いますが、実はその後が問題なんです。
モグラのトンネルを通ってネズミが芋類を食べてしまうという事です。これは大問題ですね。折角丹精込めたジャガイモや里芋、さつま芋等が食べられてしまう。
それに昔からネズミは病原体を運びます。
知らずに人間が食べてペストになったりするかもしりません。
そう言えば畑の端に木造の粗末な小屋があります。道具置き場として使っている小屋です。
私は毎年秋ごろに知り合いからもみ殻を頂き、その小屋に置きます。
ところが困った事が起きます。
翌年早くの事ですが、必ずもみ殻の袋が破れていて散乱しています。年初めの仕事がその片づけです。
調べたり、人に聞いて見ますと、どうもネズミの仕業らしいというのが分かりました。
ここはネズミが多いという事ですね。
籾殻の中で子を産んで育てて、大きくなったネズミが袋を食い破って外に出る。そして餌を探しているとモグラの穴を見つける。
穴から入ってトンネルを通って畑の物を食い荒らす。にんじんとか大根が残っていたら大喜びで食べるんでしょうね。
モグラを畑に寄せ付けない様にしないと駄目になる
ネズミ等がモグラの穴を通って作物を食い荒らすというのは分かりましたが、モグラは1年中動き回るのでネズミ等も畑を荒らしまわる。
おまけに病気も移す可能性も大です。どうしたら良いのでしょうか。
悩みますね。何れは作物の出来ない畑へと荒れ果てて行きます。
困りましたね。
よく見かけるのですが、畑の周りにトタンとか波打っている屋根材を埋めているのを見かけますよね。
あれはモグラ除けだそうです。
私は知りませんでした。
色々な物を使って試したが結局駄目で、畑に入らない様に地中に壁を作る。
どうもそれしか無いようですね。
モグラの巣は40~50㎝の深さにあるそうです。かなりの深さですね。
それ以上の深さまでトタンとかで壁を作らなくてはいけません。広い畑ですと軽自動車を購入するくらい費用がかかるかもしれませんね。
おすすめの方法は
手軽でおすすめの方法があります。
モグラは匂いに敏感だそうです。暗いトンネルでミミズを見つけるのですから、当然と言えば当然です。
お金を出せば効果のあるものがあるかもしれません。でも家庭菜園で多額の金額は出せません。それが普通です。
でも、安価ですむものがないかと色々と調べたらありましたよ。
それは木酢液とか正露丸が良いと言うんですね。
モグラが嫌いな匂いだそうです。これをモグラのトンネルにまくと効果が有るそうで、寄り付かなくなるそうです。
但し、モグラのトンネルには本道と支道があります。本道というのは巣に直結しているトンネルです。
これを見つけないと無駄になります。
正直言ってモグラに詳しい人に聞くしかありませんね。例えば農家の人に聞いてみるとかすると良いのかな。
正露丸はともかく、木酢液は安価で、しかも土壌改良にもなりますからお勧めですね。近くに詳しい人がいなければこれが良いと思います。
その代わり、40~50㎝の深さに耕して木酢液をかけないと意味が無いですね。まあ、30㎝位でもいずれは浸み込んで行くと思いますが。
モグラはガムも食べるらしい
ガムを置いておくとモグラが食べるそうです。すると消化不良を起こして死んでしまうとか。その際は人の臭いが付かない様にしないと食べないそうですからご注意を。
モグラも何でも食べる様ですね。
ガムの効能は期待出来そうですが、あちらこちらと置いていると耕すのも鍬等にくっけないか、と気を使いそうですね。
やはり木酢液かな。
後書き
最近、私も菜園仲間もモグラの被害に悩まされてきました。色々と手を施すのですが効果がありません。
そのうちにモグラが掘るトンネルを通ってネズミが作物に被害を加えるようになりました。
はっきり言ってネズミは危険です。病原菌を持ち込みます。様々な手を尽くしましたが手の打ちようがありませんでした。
でも、正露丸とか木酢液は匂いがきつくて、モグラに対して効果が有るとの事です。早速試してみます。
但し、臭いが薄れるとまたやって来るそうです。
何れにしてもモグラのトンネルの本道と支道を見極めたいですね。行政に聞いてみるのも良いかもしれませんね。
「畑づくりに必要な事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。