初めての野菜はポットで種から作るとほぼ失敗が無い。
お早うございます。ヒロくんです。
初めてパプリカを栽培した時の記録です。
春になるとトマトとかの苗を求めてホームセンターとかに行きますが、毎年恒例の本格的な野菜作りのスタートが訪れる訳ですね。
前から気になっていたのですが、ピーマンを大きくしたような赤とか黄色とかの目立つ野菜。
酢豚とかに良く入っていますよね。
気にはなっていたのですがピーマンがあるからなと、買う事はありませんでした。
それが魔がさしたのか、気紛れか、種を買ってしまいました。
確か甜瓜(まくわうり)の種を探しに行って無かったので、何気なくパプリカの種を買ってしまいました。
袋の赤や黄色のパプリカが目に入り、衝動買いをしたみたいですね。
パプリカの人体に及ぼす効能
ちょっと調べるつもりでしたが、パプリカの効能にはちょっと驚きです。
ビタミンCが多く含まれており、疲労回復、肌荒れや風邪の予防に効果がありますね。
ビタミンCのが含まれている量は色によって違うようですね。
一日の必要量が
- オレンジ色のパプリカ 1/6個あれば良い
- 赤色のパプリカは1/3個あれば良い
これだけ食べれば摂取出来ます。
黄色が分かりませんでした。
特に赤色のパプリカは何か凄いですね。
活性酸素の攻撃から、細胞を守る力があります。
活性酸素って大分話題になった事がありましたよね。
老化の要因のひとつは細胞が酸化することですよね。
この酸化の原因となるのが「活性酸素」ですが、体の細胞膜にダメージを与え、老化につながります。
赤いパプリカの成分には、この活性酸素の攻撃から、細胞を守る力があり、
肌荒れやシワといった肌の老化を防ぎ、若々しい美肌を保つ効果が期待できます。
また、赤色のパプリカには必要な分だけビタミンAに変換され、視力の維持や皮膚・粘膜の正常維持に役立つβ―カロテンが含まれています。
これは野菜の力の凄さを物語っていますね。ただ食べるだけではなく体にとてもいい効果を提供してくれます。
大げさに言えば
3度の食事をきちんと摂り、野菜を効率良く摂取すれば若々しい体を保てるという事ですね。
野菜嫌いの人に大いに教えてやるべきです。
ポットで種から苗作りは成功の可能性が高い
大根とか白菜等は特にポットでなく畑へ直に蒔いても、失敗という事は余程な事が無い限りありません。
去年、今年は余程の事があり失敗しましたが。
極端な話、大根は肥料等を十分施した畑に蒔いて前後に水やりを十分にしておけば放っておいても立派に育ちます。
私は追肥無しで大根やニンジンを立派なものに育てています。
でも、芽が出る迄管理が必要な物とか、初めて栽培しようとする野菜の場合は庭でポットに種蒔きする事をお勧めします。
何故かと言うと成功率が高いからです。
何かあっても発見するのが早いし、対処も素早く出来ますからね。
培養土を入れ、種を蒔く
何時もの様に培養土をポットに入れて指でくぼみを入れて種を入れます。
今回は袋に少量の種しか入っていなかったので赤色のパプリカの種2個づつ2つ、黄色のパプリカも同じにしました。
結構高い物だったようです。少ししか入っていません。開けて初めて分かりました。
さらっと種蒔き培養土をかけてもみ殻をまきました。水をタップリ上げて育苗箱に入れて、寒いのでカバーをします。
籾殻は無くても結構ですよ。
芽を出すまでの注意
蒔き時は3月上旬~5月上旬です。
袋の裏に地域ごとの蒔き時期が記載されていますからよく見て下さいね。
私のところではサニーレタス、長ねぎが定植が終わり玉レタスが本葉2、3枚の頃にパプリカが芽を出しました。
芽が出るまでは土が乾燥しない様に水やりをします。
何しろポットですので水は流れ出てしまいますから、毎日少しは水をかけましょう。
2.芽を出してから植え時までの記録
それでは芽を出した頃から定植するまでの記録を画像で紹介します。
4月20日
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やっと芽がはっきりと出てきました。
5月2日
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本葉が2枚出てきました。
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本葉が大きく逞しくなってきましたよ。
虫食い発見 カバーを外すと害虫天国
葉が虫に食われていますね。
そろそろ気温が高くなってきているのでカバーは外しています。
危険な時期が始まりました。
5月23日
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葉が食べられた。
無農薬なのでこんな時に困ります。
野菜由来の虫除けスプレーをかけておきました。何もしない訳にはいきませんから。
借りている畑に定植
本葉8枚前後が定植時期です。種まきから2ヶ月ですね。
自分の芽を出す時期が来るまでじっと我慢して待っているんでしょうね。
6月3日
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本葉8枚前後ですから定植です。
例の野菜由来のスプレーが効いたみたいで、虫食い場所が修復されています。
まずは一安心。
4つのポットで育てましたから4本の苗を定植することが出来ました。
畝は溝施肥です。間隔は50㎝。
深さ25㎝前後の溝を掘り、完熟牛ふん堆肥や化成肥料、油粕を適量施します。
ジャガイモの時より深く掘るという事ですね。ナス科なので真下に根が伸びて行くと言われていますから溝施肥がお勧めです。
実が成るまでの途中経過成長記録
これからは身が出来る迄の途中経過です。
6月18日
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根が張った様でたくましく伸びてきました。
6月21日
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葉も大きくなってきました。
小さな蕾が出来ていますね。楽しみが出来ました。
2本姿を消し、残りは2本。大事にしよう
何故か半分の苗が駄目になりました。見るたびに弱まり、とうとう姿を消しました。
虫を発見しました。例のスプレーの前にオルトランを周りにまきました。
臭いで寄ら無くなるはずですが空中から来るものには無抵抗ですね。
花が咲き待望の実が出来る
花が咲き始めました。ほんの小さな花ですけど可愛いですね。あちこちで蕾がほころびようとしています。
6月30日
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花が咲きました。
どんな実が出来るのか楽しみです。初めから色がついているのかな。
先の楽しみが増えましたね。赤か黄色か。
7月13日
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実が出来ていました。
最初は緑なんですね。茎も太いですから見も大きくなるのかな。追肥をしなくちゃね。
何か種類は似ているのにピーマンとは一味違う感じです。
8月早々に色が付き始めました。
8月3日
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色つきました。赤です。
綺麗な赤ですね。これは楽しみです。
重すぎて枝が折れる。外科手術は失敗
何処で直したらいいか分かりませんでした。
色は変わってきましたが、中には腐ってくるものもあります。
実が成り過ぎて重くなり、ちょっとしたはずみで折れてしまいました。
ピーマンではありえない事ですね。
急遽支柱等で補強しましたが、折れたところはくっつきませんでした。
重さに耐えられなかったのは歴然ですね。
9月16日
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支柱で補強
折れた枝から止む無く20個以上収穫する事になりました。
大きいのやら小さいのやら様々ですが、夕食に早速出ましたが肉厚で美味しかったです。
パプリカは美味かった。
これで人への体に対する効能が抜群というのですから素晴らしいの一言ですね。
それに色づいても、色づかなくても十分美味しいというのは発見です。
素人考えですが、色が付かないと効果もそれなりではないかと思います。
同じ苗から赤と黄色の実が出来る。不思議だが気のせいかな
やっと色づいてきました。まるで人間を相手にした言い方ですが、パプリカの場合は良いでしょう。
9月20日
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今度は黄色になりそう
黄色に変色しつつありますね。今度は黄色のようです。
でもこの木からは赤いのが出来ましたよね。黄色になったり、赤くなったりするものなのでしょうか。
その辺は全然分かりません。
でも、収穫まで5か月かかりました。
結構時間がかかる野菜ですね。時間をかけて人に優しい養分を蓄えるって感じです。
種を蒔いてから40~50日で収穫と袋には書いてありましたが、どこか不味かったかな。
検査すると80日と書いてある記事がありました。
でも、はっきりとは言えなせんが大事に育てれば、霜が降りる迄収穫出来そうな気がします。
大きくて美味しいパプリカ。軽く50個以上の収穫
家に持ち帰ると大体肉詰めですね。肉厚で歯ごたえがあり美味いです。
色が良いですね。酢豚になんかすると余計に食欲がわいてきます。
枝が折れた時の収穫が確か20個位あった様な気がします。そんな事が2回くらいありました。
後は2個とか4個とかですね。
合わせると軽く50個以上は収穫しましたね。いやもっとかも。
以前と違い数を数える事は無くなりましたから分かりませんが。
大きいのや緑のままとか様々。でもこんなのがありました。
総じてうまく行ったようです。これは病みつきになりそうで、また作ろと思いますよ。
後書き
パプリカは苗になるまで80日かかるとか。素人は苗を買った方が無難だとか。
でも育ててみました。
そんなには栽培するのに難しい野菜では無いですね。
ただ、こんなに重い物とは思いませんでしたから、枝が折れた時はビックリですね。
まあ、枝の剪定が悪くて枝が互いに絡んでしまったという事もありますから、この辺は反省材料です。
細目に面倒を見てあげれば素人でも、なんとかなりそうです。
- ポットで苗作り
- 溝施肥で50㎝間隔
- 枝の剪定
- 適宜な追肥
これを守ります。
苗で育てるより種の方が面白いです。
是非、ポットで種から育てましょう。
「パプリカ」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。