今年は今のところ害虫は少ない。対策を練った成果か、万全なのかは誰も分からない。
お早うございます。ヒロくんです。
家の庭の畑はこの頃害虫の被害が多くなっています。折に触れ記事に書いている位酷いです。
今日もそれに関した内容になっています。
また同じ様な事を書いていると思われる方もいるでしょうが、私の頭の中は害虫をどう処分するかで一杯です。
書いているうちに考えがマトマッテ来ると思いますので、今日も我慢してお付き合いください。
風が何となく冷たい気がします。ゴールデンウイークが過ぎたのに連日の霜注意報です。
でも、畑の野菜も木々の緑も色鮮やかです。もう直ぐ初夏なんでしょうね。
野菜もほゞ植え終わり、後はキュウリやナス等を植えれば一応夏を迎える準備は終了です。
今、庭の柿の木にミカンの皮がぶら下がっています。この前までは普通のミカンでは無くてデカポンでしたが、今は又違う柑橘類の皮です。
これは陳皮を作る為に干しています。
陳皮とは、ミカンを始めとする柑橘類の皮をカリカリに干して作られるものです。この匂いを害虫は嫌うそうです。
かなり硬くなるのでペンチみたいなものが無いと細かく割れません。
最近は自分が食べた分だけ干しています。春先に畝全体にまきましたから家族の協力は一時小休止です。
去年から続きの玉ねぎ等にはまいていません。
一瓶予備に準備してありますから、後は様子見です。害虫は匂いにも慣れると言いますからね、度々まくとその恐れがあります。
柿の木に吊るしてありますが、これは柿の実を食べる蛾の幼虫がいるとの事なので用心の為です。ここ2年ほどハト等に食べ尽くされています。
害虫にも食べられているのではと思ったからですが、家のは甘柿で苦労します。
去年からあの手この手と害虫対策を練る
去年は害虫にやられまくりました。最初はサニーレタスでしたね。忘れもしない5月25日の事です。結構良い感じに育っていました。
初収穫しようとしたら違和感を感じてよく見たら卵がいっぱい。紋白蝶では無い様な感じで恐らく蛾だと思いますね。
それが吐き気をもよおす程一杯。
ぬるい湯でも虫にとっては熱湯
捨てるのも勿体ないので、何かないかと検索したらお湯をかけると良いとありました。でも熱湯では本体が駄目になってしまう。
躊躇(ちゅうちょ)していたら、その記事にお湯がぬるくても虫にとっては熱湯と書いてあります。
それでも直にかけるのは気が引けて一枚ずつ千切って収穫しました。それからお湯をかけて卵を落としました。
一粒でも残れば嫌ですからね。ひだの凹凸の中も念入りに探して完璧に駆除。
それから出来るだけ水を切って冷蔵庫に入れました。
一匹一匹処分
その後、ナス、ピーマン、パプリカも穴を開けられ、とうとうパプリカは色が変わる前に終了。収穫するより捨てる方が圧倒的に多かった。
それもあり今年はパプリカを植えるのは止めました。
白菜も虫だらけ、収穫しても虫やフンが無くなるまで葉を剥くと、半分以下の大きさになる。大根はとうとう一本もまともな大きさにならず害虫に完敗。
今思うと洗えば食べられたんですよね。でも、家族がそれを知れば食べない可能性が高いと思われます。
殆どがヨトウガの幼虫の夜盗虫の様でしたね、あとはコガネムシの幼虫やシンクイ虫。
これらは一匹ずつ捕まえて潰したり、移植ゴテで真っ二つ。
害虫残酷物語です。
狭い畝から100匹以上のコガネムシの幼虫
玉ねぎの畝を作る時が一番辛かった。2×1mの畝を注意深く掘ると出てきましたね。100匹までは数えましたが後は数えるのを止めました。
でも残るんですよね。あの嫌な手応えが。
一匹残らず処分したつもりですが絶対とは言えませんね。今のところ今年に入ってここでは幼虫は見つかっていません。
調べると夜盗虫はネギの臭いが好きだとか。不安でしたね。
枯れてこなければ良いんですが、この時期に根元を掘り返す事も出来ませんしね。
何とか大丈夫では無いかと思っています。
ニラもアブラムシが集ってしまった
ニラはアブラムシに集られ(たかられ)て息も絶え絶えになりました。消石灰迄かけて何とかしようとしましたがまだ少し残っている様でした。
根元の方なので取れないんですね。
その後、新しい場所に植え替えましたが、アブラムシは一匹もいませんでした。何処ぞに危険を感じて逃げたか、寒さで凍え死んだか。
でも害虫は強かですから何処かで生き延びているかもしれません。
今年も同じ目に合わない様に、その為に始めた事
結局、去年は初めから害虫のいる状態でスタートしたので後の祭りでした。
それを防ぐにはどうするか、虫を寄らせない工夫をするしかないですね。農家さんの様に農薬をまけば良いでしょうが、私は農薬を使いません。
どうしたら良いんでしょう。
早速、始めた事があります。
真冬に荒起こしをする
まず、今冬ごもりをしている害虫を処分したい。害虫は雑草の根元とか残っている野菜の根元でジーッとして春を待つと言います。
いじらしいですね。
でも、ここで仏心を出すとまた酷い(ひどい)目にあいます。
それで荒起こしを始めました。スコップを堅い土に刺し込み上下の土を入れ替える為です。スコップは30㎝ありますから虫のいるところが地面に出ますね。
凍えて死ぬでしょう。それが狙いです。
何しろ、あの頃はズーッと雪が降っていましたからね。溶けるまでは作業が出きません。
やっと雪も溶けた頃に残りの荒起こしも終了させました
上手く行けば新しく来る害虫だけです。
陳皮は準備できたが効いているのか
荒起こしをした後、春先の土作りの時期に徹底して害虫を寄せ付けない様にしないと駄目ですね。それには害虫が嫌う物を土に混ぜ込むしかない。
そうすれば、畑の中で残って冬ごもりをしている害虫も逃げ出す。それを期待して先ほどの陳皮を作りました。柑橘類の皮に含まれる臭いを虫は嫌うと言います。
リモネンやシトロネラです。
それでミカンの皮を集めて作り始め、やっと必要な量が溜まった時はホッとしましたね。
柑橘類の皮がこんなに硬くなるとは思ってもいませんでした。これを春先の虫が動き出す頃にまきました。
そして土と良く混ぜておけば、臭いを嫌って害虫はいなくなる。それが狙いですね。而も陳皮は肥料になりますし料理にも使えるとか。
ミカンの美味しい時期は終わっても柑橘類は年中ありますからね。材料には事欠きません。
極力トンネルをかける
この様に対策を練っても空からの侵入には効果が無いかもしれません。蝶や蛾ですね。アブラムシも飛んでくるとか言います。
虫除けネットを張ってトンネル栽培をするしかないですね。
去年一部トンネルをかけて栽培したのですが、元々地中にいるので結果は「泥縄」でした。今年は陳皮に期待しています。
そうすれば新たな虫をトンネルで防げます。
背が高くなるピーマン等には防虫ネットをッ掛けておく事しか出来ませんが、虫などは這い登って来ますね。
その時は株元に陳皮を並べて置くとかで良いのかな。何しろ初めてなものでね。やるしか無いですね。
お湯をかけても野菜は大丈夫か
こんな感じで対策を練っていますが、ちょっとした隙を窺って(すきをうかがって)害虫は忍び寄るでしょう。
万が一害虫に狙われたらどうしよう。
その対策も考えています。去年の様にサニーレタスやニラに卵が植え付けられた場合の対処法です。
お湯をかけて殺すのが一番良い様です。養生テープも良いですが、どうしても全ては捕まえられません。
サニーレタスの後に調べたところ、50、60℃のお湯を虫にかければ熱くて死ぬらしいです。これはお茶の温度ですね。
虫にとっては熱湯とか。
でも、人間にも熱いですね。
本当の熱湯では野菜も駄目になってしまいます。フーフーいって飲むお茶の温度です。この位の温度であれば野菜は大丈夫とか。
今のところ、それを信じるしかないです。
コーヒーも良いらしい
これは陳皮と同じで忌避剤としてコーヒーを利用します。害虫はコーヒーの臭いが嫌いだと知りました。
自分のマグカップに50、60℃のお湯を入れ、小さじでインスタントコーヒーを2杯程入れます。賞味期限の切れたものでも良いらしいです。
それを良くかき混ぜてスプレー瓶に入れます。
あくまで忌避剤
コーヒーも陳皮もあくまで忌避剤ですし、お湯もすぐ冷めます。
でも、生き残っても
「こんな臭いは嫌いじゃー」と、逃げて行くらしいです。
これを期待しましょうか。
ふと耳にしたんですが牛乳も良いらしいですね。アブラムシにかけると牛乳の油で包まれて窒息するとか。
本当かな。でも本当なら根元にこびり付いているアブラムシを始末できますね。
後書き
去年は余りの害虫の被害の凄まじさに手を焼きました。市販の植物由来やオルトラン、酢とかが入った所謂(いわゆる)殺虫剤では全然効き目がありませんでした。
正直これが今年も続けば、私も家庭菜園を止めざるを得ないと思いましたね。それだけ酷かったですから。
今日書いた方法で効果が出る様に期待しています。
今年は5匹ほどしか見ていません。このまま推移していけば嬉しいのですが。
気になるのは陳皮は遺棄剤で、殺虫剤ではありません。この匂いはあらゆる虫が嫌うようですが例外があります。
何とかという種類のゴキブリが陳腐の臭いが大好きだとか・・・。
「畑づくりに必要な事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。