虫の被害の多さに思う。まずい野菜に虫が来るらしい。

日曜日, 12月 24, 2023

畑づくりに必要な事

畑は有機物も微生物も少なくなったのか。それで始末しに虫が来て分解する。

お早うございます。ヒロくんです。

去年の害虫に苦しんだ頃のお話しです。 

今日も白菜を見ています。フンがあるけど見つかる青虫は少ない。でも、また軟腐病の株があった。昨日はこのくらいでは大丈夫かなと思った白菜です。

芯のところにクモの巣状があり、白い虫も片付けて一安心。でもそんなに甘くはなかったですね。また同じようになり白い虫もいる。

抜きました。残りは5つだけとなりました。今日はかなり暑いので日光消毒してからゴミ袋へ入れようと思います。

他の白菜は今のところ芯に異常はありません。見た目は綺麗ですが黒いフンがありますね。虫も暑くて隠れているのか見つけられません。

でも葉が巻き始めているので最後の追肥だけはしておきました。


人間が食う野菜と虫が食う野菜は違う

昨日も少し書きましたが、余りにも虫の害が多いですね。ただ単に食べるだけで来ているのでは無く。何か目的があって来ている様な気がします。

追加でポットに種まきした分をここに植え替えましたが、殆ど駄目になりました。葉が食い尽くされ枯れ果てています。

これも全て抜きました。すると「根切り虫」が出てきました。少しづつ齧って(かじって)いたのかもしれませんね。

虫は食べに来るというより処分しに来ている様な気がします。


ここに畑を作り始めて何年経つだろう

平成元年(1989年)にこの地へ引っ越してきて、その年から庭に畑を作りました。今年は2022年ですから33年目ですね。

初めの頃は化成肥料は使わなかった。と言うより存在そのものを知らなかったですね。野菜栽培の本を購入して読むようになってからですね、それを知ったのは。

必ず化成肥料を1平米に付き何グラムとか、追肥は何グラムとかね。

私もそんな風に記事を書いていました。

化成肥料は使って当たり前のようになっています。いや使わないと駄目みたいな言い方ですね。それはテレビで毎週やっているどこぞの大学の教授さんも普通に言っています。

でも、少しづつ耳に入ってきますね。特にネットが広がりを見せてからですが、肥料、特に化成肥料の弊害(へいがい)を目にするようになったのは。

私としては農業系の大学の教授さんが言っているのだから、そんな拙い物を進めるはずが無いと信じていました。


ところが化学肥料を何十年も使い続けた、専業農家の畑が使い物にならなくなったとかの記事が出るようになると気になりますよね。

調べてみて分かったのは土の中の有機物や微生物が、自然に枯れて不要になった雑草等を分解し、肥えた土にしていく。雑草が多いのはそれだけ土が肥えている証拠だと。

せっかく肥えている土の雑草を根ごと抜き、化学肥料をばらまくと役目が無くなってしまい、結果微生物がいなくなり、段々に不毛の土となっていくらしいです。


畑における有機物と微生物の関係とは

畑の有機物と微生物の関係とよく言われますが何でしょうね。これを知らないと話になりません。

有機物とは何でしょう。簡単に言うと植物で、次の様になります。

有機物とは炭素を含んだ物質の事です。雑草を含む植物は光合成を行いますね。

光合成とは:光のエネルギーを利用して、二酸化炭素と水から有機物をつくる反応です。光合成は植物が自分で生きるために必要な養分:有機物(植物)を作る働きの事です。

植物が必要な大事な養分は土から吸収しますね。その植物はやがて枯れます。蓄えた養分は土に返されます。

どのように返されるかと言いますと、様々な微生物が土の中には存在します。その微生物₍菌₎の働きで発酵したり分解したりを繰り返して腐っていきます。

腐って土に還って(かえって)いって良い土(肥えた土)を作って行きます。これで栄養分が豊かで良い畑の土となって行きますね。


化学肥料を使うとどうなる

ところがそれを悠長(ゆうちょう)に待てない人間(知らずに使っていた私を含めて)は科学的に作られた化成肥料を畑にまき、手っ取り早く野菜を作っていきます。

ところが化学肥料では微生物が働くことが出来ない。畑の土は次第に痩せて(やせて)いき、遂には不毛の畑となって行きます。


美味しい野菜には虫が来ない

化成肥料の様な化学肥料を使い続けると、段々に不味い(まずい)野菜となって行くと言います。有機的な養分の方が美味しいのは当たり前ですね。

これを試した人がいます。
草ぼうぼうの畑と化学肥料を入れて良く耕された畑で、同じ野菜の種を蒔きました。すると雑草だらけの畑の方に出来た野菜の方が美味しかったそうです。

驚く事があった

そして驚いたことが起こりました。綺麗に耕され化学肥料を使った畑で虫が多くなったそうです。
当然農薬をまいたりしたそうですが。

ところが、あることに気付きます。草ぼうぼうの美味しい野菜が出来た畑には虫が殆ど来なかったとの事です。

有機農法や無農薬で野菜を作っている畑では美味しい野菜が出来、しかも虫が殆どいないという結果になりました。


微生物が少ないから虫が来て分解する

これは科学肥料を長年使った結果、やる事が無くなった微生物はいなくなり、残り野菜や根などを分解する働きをするものが役に立たないほど減ってしまった。
若しくはいなくなったという事です。

すると虫がやってきます。分解して処分する為に虫が多くなるそうです。これは自然の不思議なところですが、人間や動植物も死ぬと分解しに虫がたかってきます。

子供の頃に父親に聞いた話ですが、戦争で乗っていた空母が沈められ海に落とされた父親たちは、波間に漂う物を集めていかだを作ったそうです。
でも、南海の海で何日も漂っているうちに仲間は次々に死んでいきます。

そこで不思議な事が起こります。見渡す限り島影もないのに何時の間にか「ハエ」が死体の周りにいるそうです。

処分しに来たんですね。有機物を分解しに来たのでしよう。自然界の不思議なところです。

野菜も言い方が悪いですが、不味くて不出来になると処分、分解しに虫が集まってくるという事です。

土が悪くなるとミミズやモグラが増える

ある人がこんな事も言っています。普通の人はミミズが多いと畑が肥えていると言います。ところがそれは間違っていると言うのですね。
微生物が足りないからミミズが増えて分解しているのだと。

そして悪いことが起きます。ミミズが好きなモグラも増えてきます。モグラはトンネルを掘り、地中の里芋の種イモとかを地表に放り出してしまいますね。
そして、そのトンネルを通ってネズミがジャガイモ等を食べ荒らします。
おまけにネズミは病原体も運んできますから手に負えない。

まったく今までの定説を覆す(くつがえす)考え方が出てきました。

じゃあ、どうするか

私の畑は虫の害で嫌になるほどの被害を受けています。ピーマン、ナス、パプリカや白菜、大根と軒並み虫にやられています。

毎日の様に穴をあけられた野菜を捨てていますが、とても苦痛を伴うものです。


皆、不味いから虫にやられているのでしょうか。
最低でも30年間は化成肥料を使っていますからね。微生物なんて殆ど(ほとんど)いないのかもしれません。

最近、いや大分前からかな自然農法を行う人が増えているそうです。私みたいな目に合って切り替えたんでしょうか。
でも、ここは住宅地です。庭を草ぼうぼうにする訳にはいきません。

この様な場所に住む者の最低限の守りごとですから。

やはり、化学肥料から手を引く事しか無い様ですね。
代わりには油粕とかを使う。
私は初めのうちは油粕も化学肥料だと思っていました。

いずれにしても、元の微生物や有機物が豊富な畑にするには何年もかかるのでしょうね。


後書き

余りにも害虫の被害が大きいので、何か原因があるのではと調べ始めました。その結果、意外な事が分かりました。
それは

野菜が不味いと虫が分解処分に来る

という事です。

解決策は草ぼうぼうの様な自然の状態に戻す。

それしか無い様です。


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hiroくんです。 はじめまして。 このブログは私の家庭菜園の悪戦苦闘の内容を中心に書いています。 たまに息抜きに今までのペットの事を書いたり、気になった事を書いたりと、寄り道しています。 今回、家庭菜園のブログの中で日記帳の物を他の物と混ぜて別ブログとして立ち上げました。その中では書きたい事を遠慮なく書くつもりです。

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