畑は有機物も微生物も少なくなったのか。それで始末しに虫が来て分解する。
お早うございます。ヒロくんです。
去年の害虫に苦しんだ頃のお話しです。
今日も白菜を見ています。フンがあるけど見つかる青虫は少ない。でも、また軟腐病の株があった。昨日はこのくらいでは大丈夫かなと思った白菜です。
芯のところにクモの巣状があり、白い虫も片付けて一安心。でもそんなに甘くはなかったですね。また同じようになり白い虫もいる。
抜きました。残りは5つだけとなりました。今日はかなり暑いので日光消毒してからゴミ袋へ入れようと思います。
他の白菜は今のところ芯に異常はありません。見た目は綺麗ですが黒いフンがありますね。虫も暑くて隠れているのか見つけられません。
でも葉が巻き始めているので最後の追肥だけはしておきました。
人間が食う野菜と虫が食う野菜は違う
昨日も少し書きましたが、余りにも虫の害が多いですね。ただ単に食べるだけで来ているのでは無く。何か目的があって来ている様な気がします。
追加でポットに種まきした分をここに植え替えましたが、殆ど駄目になりました。葉が食い尽くされ枯れ果てています。
これも全て抜きました。すると「根切り虫」が出てきました。少しづつ齧って(かじって)いたのかもしれませんね。
虫は食べに来るというより処分しに来ている様な気がします。
ここに畑を作り始めて何年経つだろう
平成元年(1989年)にこの地へ引っ越してきて、その年から庭に畑を作りました。今年は2022年ですから33年目ですね。
初めの頃は化成肥料は使わなかった。と言うより存在そのものを知らなかったですね。野菜栽培の本を購入して読むようになってからですね、それを知ったのは。
必ず化成肥料を1平米に付き何グラムとか、追肥は何グラムとかね。
私もそんな風に記事を書いていました。
化成肥料は使って当たり前のようになっています。いや使わないと駄目みたいな言い方ですね。それはテレビで毎週やっているどこぞの大学の教授さんも普通に言っています。
でも、少しづつ耳に入ってきますね。特にネットが広がりを見せてからですが、肥料、特に化成肥料の弊害(へいがい)を目にするようになったのは。
私としては農業系の大学の教授さんが言っているのだから、そんな拙い物を進めるはずが無いと信じていました。
ところが化学肥料を何十年も使い続けた、専業農家の畑が使い物にならなくなったとかの記事が出るようになると気になりますよね。
調べてみて分かったのは土の中の有機物や微生物が、自然に枯れて不要になった雑草等を分解し、肥えた土にしていく。雑草が多いのはそれだけ土が肥えている証拠だと。
せっかく肥えている土の雑草を根ごと抜き、化学肥料をばらまくと役目が無くなってしまい、結果微生物がいなくなり、段々に不毛の土となっていくらしいです。
畑における有機物と微生物の関係とは
畑の有機物と微生物の関係とよく言われますが何でしょうね。これを知らないと話になりません。
有機物とは何でしょう。簡単に言うと植物で、次の様になります。
有機物とは炭素を含んだ物質の事です。雑草を含む植物は光合成を行いますね。
光合成とは:光のエネルギーを利用して、二酸化炭素と水から有機物をつくる反応です。光合成は植物が自分で生きるために必要な養分:有機物(植物)を作る働きの事です。
植物が必要な大事な養分は土から吸収しますね。その植物はやがて枯れます。蓄えた養分は土に返されます。
どのように返されるかと言いますと、様々な微生物が土の中には存在します。その微生物₍菌₎の働きで発酵したり分解したりを繰り返して腐っていきます。
腐って土に還って(かえって)いって良い土(肥えた土)を作って行きます。これで栄養分が豊かで良い畑の土となって行きますね。
化学肥料を使うとどうなる
ところがそれを悠長(ゆうちょう)に待てない人間(知らずに使っていた私を含めて)は科学的に作られた化成肥料を畑にまき、手っ取り早く野菜を作っていきます。
ところが化学肥料では微生物が働くことが出来ない。畑の土は次第に痩せて(やせて)いき、遂には不毛の畑となって行きます。