畝に置いたままで冬を越すニンジンは大丈夫だろうか。

土曜日, 12月 02, 2023

自分流野菜の越冬

収穫遅れの為か、縦半分の大きなニンジンが3個。虫に食われたのが原因かも。

お早うございます。ヒロくんです。


この記事も埋もれていたのを見つけましたので再登場させていただきます。時期的に丁度良いと思います。

今年も厳しい寒さが始まるのでしょうか。最低気温が0℃を下回りそうです。

畝に放置でも無事越冬できるか それを知りたくて、頭に土をかけただけで畝に置きざらしにしたニンジンがあります。

前回、半分を収穫して次の週に残りを収穫すると言いましたが、この頃天気が悪く今日に延びました。


記事を書き終えて畑へ直行。

ニンジンの葉です。まだ息をしているみたいですね。生きているんです。


1回の寒さや霜にさらされても持ちこたえますが、何回もだと葉が傷み、一部から壊死していきます。
細胞が壊死するんですね。もう食べられません。
最近は雪も多く、かなり寒い日が続きましたからちょっと心配です。

葉を引っ張りましたが簡単に千切れません。しっかりと本体につながっています。
葉本来の色は失っていますが、これで気温が上がって来ると青々と蘇るんでしょうか。
青々となる頃は花が咲きますね。もう硬くて食べられ無くなるのでは。

なぜ、こんな実験をしたのか

今回の実験は、「ニンジンの越冬は頭に土を被せておくだけ」という記事を何度か見かけました。
私がズーッと続けているニンジンの越冬方法が、必要なかったのかを確かめる為です。

でも、そいう記事に限って住んでいる地名が書いていないんですよね。関東なのか中部なのか岩手県なのか分かりません。

ここは宮城県の仙台市の隣町、やや県の南部ですかね。よく地図を見ると中央の様な。

とにかく、畝でニンジンを放置できる地域の北限を知らない事には参考にも何もなりません。

私のやり方は地元の農家さんからのアドバイスです。
  • 収穫する
  • 葉を切り落とす
  • 20~30個を袋に詰める 例年は5袋程度
  • 穴を掘って埋める
  • 春までにその都度、掘り出して使う分を持ち帰る

これを20何年か前に、ニンジンの越冬の仕方が分からず、思い余って地元の東北放送のラジオ番組に質問のfaxをしました。

番組名は忘れましたが、質問コーナーのある番組でした。

ご親切にたくさんの方から回答を頂いたものですから、とても嬉しかったのを覚えています。農家の奥さんからの答えが多かったですね。

faxの際、本名で質問するのも恥ずかしいなと思い、急遽ラジオネームを作りました。

「ほでなすおんちゃん」です。アナウンサーの藤沢智子さんが笑いながら読んでくれた時は久々に顔が赤くなった様な。

お会いした事は無いのですが、たいそうな美人とかでハーフマラソンにも出場した事もあるようです。


まあ、そんな訳で教えて頂いた事を忠実に去年まで続けてきました。

ところが、それを全否定する記事が多いので今回の実験となった訳です。

埋めなくていいのであれば、越冬の手間暇が減るので助かりますが。


少し掘ると新鮮なニンジンの色が跳びだす

移植ゴテで葉の外側から掘ってみました。前回と違い土が柔らかいですね。あの日は少し凍っていました。

ニンジン特有のオレンジ色が見えてきました。


良さそうですね。抜いて見ないと分かりませんが、土がほかほかで良い感じですね。
間引かないでそのまま放置しましたから、小さいですね。と思ったら大きいのが出てきました。まちまちですが良い色です。

大きいと喜んだら縦に半分だけが3個

かなり大きいのが姿を現しました。間引く時の大根みたいな大きさです。
ところが半分しか無いですね。縦半分。一番いやな形です。


芋虫って言うんですかね。「風の谷のナウシカのオーム」みたいな虫がいます。
これが食べるんでしょうね。
大体が収穫遅れと言われている状態で、夏収穫の際もこんな事が多いです。

栽培中の急激な水分の変化も考えられますが、乾燥が何日も続き急に大雨が降ったとか、そんな時にもあるようです。

中に栽培するのに向かない種が混ざっていた。
それと、センチュウという虫にやられるとこうなる事が多いとか。ところがセンチュウは何処にでもいる虫らしいですから駆除するのは至難の業。

根の中と外側の成長バランスが崩れてもこうなるそうです。

まあ、実験の際にニンジンを抜いて状況を確かめてから、再度埋め直すなんて出来ないので前もって調べておくことは出来ません。
抜いてみて初めて知る訳ですからね。
頭を見ただけでは分かりません。

残りはまずまずの出来で新鮮

全て抜きました。大小様々ですが良い感じですね。


ハサミに対してこの大きさですから、結構な感じに育ちました。駄目な3個はゴミ捨て穴へ捨てましたが、あの状態では食べたくないですよね。

100均で買っておいたレジ袋に入りきれない数でした。20個位かな。

結果報告は難しい

ニンジンの越冬は
  • 葉を切って穴に埋める
  • 頭に土を被せて畝にそのまま放置
どちらが正しいか。
今回、結果は出ませんでした。

穴に埋める際は、縦に食われた状態の物とかは入れていませんし、葉が無いので仮死状態というか冬眠状態ですよね。
それでも頭から白い葉が伸びてきます。生きているんですね。

放置したニンジンはまだ生育していますから、虫に食われるという事はあり得ます。
ただ、最近にしては厳しい寒さを乗り越えました。明日からは10℃以上の最高気温が続くとの予報です。
実験は終わらせるしか無いですね。

引き分けです。勝敗無しのドローという結果になりました。

気になる事が一つ

穴を掘って埋めるというのを聞いて実践したのは20数年前です。30年近いと思います。
その頃は今より寒かったのではないかと思います。
今回寒い寒いと言っていましたが、せいぜいこの地域は-3、4℃かな。
30年前はもっと寒かった。

やはり、地球の温暖化で相対的に気温が高くなっているんでしょうね。

以前の「農家の知恵」の北限が大分北の方へ移動しているのかもしれません。

いや、してますね。

50年前は-10℃以下に下がった事もあったようですから。


でも、稀に急に大幅に気温が下がる年があるかもしれませんので、穴に埋めるのは今のところ最良の策かもしれません。


後書き

3回くらいに分けて、ニンジンの越冬の方法を実験してきました。

結果は出ませんでしたが、私はこれまで通りに穴を掘って越冬させる方法を続けます。今回の分は、あと一袋を残すだけとなりました。

多分、白い根が結構伸びているはずです。


これが半分消費されたら掘りに行きます。越冬野菜も残り少なくなってきました。

今年も厳しい寒さが続いています。次回の冬ニンジンはどう保存するかな。
夏収穫のニンジンは埋めると腐っちゃうでしょうね。


「自分流野菜の越冬」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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hiroくんです。 はじめまして。 このブログは私の家庭菜園の悪戦苦闘の内容を中心に書いています。 たまに息抜きに今までのペットの事を書いたり、気になった事を書いたりと、寄り道しています。 以前から四字熟語に興味があり、ブログを立ち上げてしまいました。内容が内容だけに記事作成に時間がかかると思います。

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