滅多に無いチャンス到来。雨も止んで葉も傘替わりで絶好の人工授粉のタイミングだが。
お早うございます。ヒロくんです。
去年のカボチャは4個だけだったかな。そして今年は2個だけでした。
なぜか庭の畑では上手く行きませんね。狭い畑なので止む無く櫓を組んで蔓を絡ませているせいかな。
この記事はその2個だけしか採れなかった今年の物です。珍しくいろいろな条件に恵まれて楽に人工授粉が出来ました。
でも、まさか2節続きのこの2個だけしか収穫出来ない事になるとは、その時は思ってもみませんでした。
ある意味、私にとっては貴重な体験となりました。
先に出来た同時開花の節続きの雌花。その時は雄花は花を閉じた1個だけでしたが早い時間に受粉していてくれたらなと期待していました。
花を閉じてから今日で4日目です。子房は綺麗な緑色を保っていますが無事に成長して「坊ちゃんカボチャ」を提供してくれるでしょうか。
これは2日前の画像ですが、今日もこんな感じです。このまま醜く腐れずに無事成長してくれるかな。
今のところ何とも言えません。
カボチャは、少し大きくなってから成長が止まり腐って行くことが稀にあります。なので、もうしばらく油断は出来ません。
かといって人間は只見守るだけです。
その頃に又もや節続きで小さな雌花が出来ていました。
それが・・・。
二つ同時に開花。おまけに雄花も複数開花
今までのうっ憤を晴らすかの様に同時に開花しています。しかも大きく花びらを広げて
「早く受粉して」
と、言っている様な感じです。
大分元の方で雄花も複数咲いています。今までと違って葉が傘の様に雌花も雄花も雨を防いでくれていた様です。
窓からこの状況を見つけて食事もしないで庭に出ました。
葉をかき分けて雄花の中を覗くと、雄しべが全然濡れていません。
待ちに待ったチャンスが訪れました。
花びらが大きく開いているので受粉が楽
以前は仕事に行く前に借りている畑に寄り、野菜の世話をしていました。それでカボチャの人口受粉とかもしていました。
朝早いと花びらを大きく開いています。今は9時頃に庭に出るとやや閉じかかっていますね。それで無理をすると花びらを破いたりする危険があります。
でも、今日は雄花も雌花も大きく開いていますよ。
これで人工授粉が楽に出来ます。朝方の強い雨も大きくなった葉が防いでくれた様で中は濡れていません。
雄しべの花粉も十分使える状態
雄花を見ると3個は咲いていますね。7、8節前辺りの前回の節続きの雌花のかなり前あたりで咲いています。
カボチャの雄花は一世代前の雌花のグループが咲いて、今回の雌花に花粉を提供しようと咲いています。
何か不思議な気がしますが、節続きの隣同士で雌花が出来る事でさえ初めて見る現象ですから、もう何でもありですね。
早速一つの雄花を千切り花を剥いて雄しべをむき出しにしました。その作業中にも指に若干の花粉が付きます。
雄花も上で葉が十分に傘の役割を果たしてくれた様です。前回は雄花の中は雨水でプールの様になっていましたからね。
花粉をつける時の注意
花粉をつける時は雄花の花びらやその他を綺麗に取り除きます。花びらの表にある細い緑色のとげみたいな物も千切って取り除きます。
雌花の花びらや雌しべを傷つけない為です。その他にもありますね。
- 雄しべを雌しべに強く押し付けないで優しく触れる程度
- 多く付け過ぎない 少しだけで十分です。
喜んで強く押し付けたりすると雌しべを傷つけます。花粉もほんの少しつけるだけで十分と言われています。
傷つけば当然上手く成長しない恐れがありますし、付け過ぎると味が落ちるとも言います。
とにかく優しく
ツン、ツンと軽く触れて花粉をつけましょう。
こんな感じですね。
今回はつかの間でしょうけれど雨も止んでいますし、雄花も複数あるのでとても余裕を持って人工授粉出来ました。
まず、失敗は無いでしょう。
後書き
今年初めて完璧なカボチャの人工授粉ができました。朝食は新聞を見ながらのんびり取りますので庭に出るのは1時間以上は後になります。
しかも、朝食前に窓から庭を眺めたおかげで状況が分かったのが良かったですね。雨も止んでいたし、何よりも雄花と雌花が珍しく揃い踏みしました。
100%受粉成功だと思います。
こんな事は暫くぶりですね。何しろ今年は蜂をまだ見ていない気がしますので自然な受粉は余り望まない方が良いみたいです。
何はともわれホッとしました。梅雨明け前に5、6個は欲しいですからね。