収穫時期になると無残に食い荒らされる。犯人は早朝か深夜に行動する。
お早うございます。ヒロくんです。
これは持ち主の好意で畑をお借りしていた頃のお話です。
ここ数年、続けてトウモロコシが被害を受ける。それまでは夏の味覚として家族揃って楽しみにしていたのに。
今年も収穫かと思って畑へ行きましたが、無残に食い荒らされているトウモロコシを見るとがっくり来ますよね。
犯人はカラスか、それともたまに出るというハクビシンかも。
農家の休耕地をお借りして4人で家庭菜園をしている。野菜作りの楽しみは種を蒔いて芽が出た時の嬉しさと感動ですね。
それと店で売っている物より新鮮でおいしい野菜が食べられること。
初めてトマトを収穫して食べた時
「これが子供の時食べたトマトの味だ」
と叫んでしまったことがある。
子供たちにも好評だし、近所の人におすそ分けをすると喜んでもらえるし。良いことづくめでした。
雑草取りや荒起こし等、結構体力を使うし大変だが野菜作りは止められませんね。
私は仕事の都合上1週間に1回しか畑へ行けませんでしたが、一昨年退職して、その気になれば何時でも畑へ行ける環境になりました。
人間て面白いもので、その頃になると体が傷んでる事に気づきます。
定年退職したら家庭菜園をやるぞと、計画している方に言いたいですね。
退職する頃は体のあちらこちらが悲鳴を上げている事に自分で気づきます。出来れば退職する前から趣味を始めた方が体が慣れていて良いと思いますね。
トウモロコシを収穫するはずが
採り時を間違えると困る事があります。キュウリなんか丁度良い感じになるなと思っていると、いつの間にか「へちま」みたいな大きさになってしまう。
トウモロコシも出来具合を見計らって収穫に行くのですが見てビックリ。
無残に食い荒らされています。中には綺麗に食べ尽されているものもあって、カラスかなと思っていたら
「ハクビシンかもしれないよと」
野菜作りの仲間に言われました。
ハクビシンは夜に行動して日中は見かけないし、カラスは夜目が効かないから早朝に食べに来るのかな。
ハクビシンが目の前を通り過ぎる
そう言えば私の団地内には野球場やテニスコートを含めた大きな公園があります。
その公園の中で8時頃に尾が白く顔が尖っている動物を見た事があります。タヌキとキツネの合いの子みたいな初めて見る生き物でした。
すぐ目の前を横切って行きましたが、家へ帰って家族に話すと「ハクビシンだ」と言われました。
ハクビシン、漢字で書けば「白鼻芯」。読んで字のごとく額から鼻にかけて白い線と言うか筋が入っています。
目撃情報は都会ではタヌキを上回る程らしく、全国で見られるようです。でも、山の多い地域では圧倒的にタヌキの方が多いですね。
この辺も多くて、よく車にひかれています。ひき逃げされる動物としては猫より多いのでは。と、思います。
それだけ動物の交通被害は多いです。
ちょっとだけ箇条書きで書いてみると
ハクビシンとは
- ジャコウネコ科 タヌキの仲間ではありませんでした。
- 体長約1m超 体重3キロ前後
- 灰色っぽくしっぽが長い。指が5本
- 雑食 野菜等、小動物、昆虫を食する
- 電線を伝って移動することもある
- 勝手に個人が駆除できない 鳥獣保護法で守られている 被害を受けてどうしても駆除したい方は最寄りの役場へ相談。許可を受けている専門の業者もいるみたいです。
- 江戸時代、明治時代には確実な生息記録が無い 20世紀になってから人為的に日本に入ってきたのではないだろうか。
- 生息地域は 中国、フィリピン等の東南アジア、インド等の南アジア、台湾、日本などです。
- 在来種か外来種か今のところ特定されていない 有力説では中国より皮を利用する為に持ち込まれたのではと考えられている。
- かなり美味で中国では食用として食べられている。
- 毛は毛筆の筆用として利用されている。
ざっと書いただけですが結構メジャーな生き物ですね。
対策しても駄目
そんな事が何年も続いたのですが、去年もめげずにとうもろこしを作りました。一緒にやっている近所の奥さんも毎年作ります。
その人も2年続けて被害にあいました。今年は何か方策を考えているのかなと思って見ていましたが、そろそろ収穫が近いなと思っていた2日後、やっぱりやられました。
ネットを張ったりして奥さんは対策をとっていたのですが、やはり不十分だった様でやられてしまいました。
奥さんは「多分カラスだと思う」と言っています。
敵は食べごろを知っているかの様に美味しく食べていくのでしょう。綺麗に食べればいいのですが、辺り一面に食い散らかしていくのが何とも憎いです。
動物から見れば自分らの為に食べ物がある。人間さんありがとう。なんて思っているかもしれません。
でもタヌキとか人間の為にテリトリーを侵され、生活環境を変えされた生き物であれば、まあしょうがないかと諦めるのですが。
外来種(はっきりしませんが)のハクビシンにやられたとしたらちょっとがっかり。
別に差別をしているわけではありません。無責任な飼い主が野に放ったものなので、彼らも生きる為には必死なのだと思う。
カラスの仕業だろうか
多分カラスですね。確かに畑の隣の大きな納屋の屋根にいつもカラスがいて、こちらを見ています。夏になると屋根からこちらを伺うようになります。
「そろそろ頂こうかしら」
何て思っているかもしれません。
カラスは頭が良いです。食べごろも学習して分かるかも。
砂押川のキヨエちゃんかも
それに畑の裏のすぐ近くに砂押川という川があります。
そこに住んでいる「砂押川のキヨエ」ちゃんかも。
毎週1回「チコちゃんに叱られる」に出て、三度笠を被って歌ってきます。
でも、畑に生ごみを捨てる人はいません。毎年、キヨエちゃんはトウモロコシが欲しくて狙っています。
※ごく最近では歌うのは止めた様です。子供にも人気があったのに惜しいですね。
話しを元に戻します。
以前、カラスは光るものを嫌うという話を聞きました。
私の家の玄関先に毎年燕が巣を作りますが、1年目に雛が生まれると襲われかけました。
親鳥が果敢に守ったのでその時は難を逃れましたが、向かいの家の屋根からこちらを伺っていますので気が気ではありません。
ある人に聞いたところ
「カラス撃退には釣り糸を張っておくと来なくなる」
「頭が良すぎて細く光るものがあると何だか理解できないので近づかなくなる」
早速テグスで試したところ効果抜群でカラスは来なくなりました。おかげで毎年4組のツバメのつがいがやって来て、帰りはたくさんの子供たちを連れて何処かへ飛びだって行きます。
それをトウモロコシでも効果があるだろうと思いやってみましたが
結果はものの見事に失敗でした。
ここの畑のカラスは田舎だけに、団地のカラスよりも食い意地が張っているのかも・・・。
後書き
そんな訳ですが来年は色々と対策を練って、カラスやハクビシンと知恵比べをして立派なトウモロコシを育てて家族と食べたいと思います。
それともタヌキかもしれません。あっ、ちょっと前に畑の近くを熊が歩いていたと連絡がありました。
あまり早朝には畑に出ない方が良いかもしれませんね。
やはり、周りに支柱を立て空からも入れない様に網を張る。
それが一番でしょうね。
そうそう、彼らがガッカリしないように少し残してあげようと思う。人間にできるのはそれ位だね。お互い頑張ろう。