美味しく出来た事を知っている。気持ちは分かるけど、ここまで育てた甲斐が無い。
お早うございます。ヒロくんです。
畑に真っ赤なイチゴが生っていると、気持ちが和らぎますね。もうすぐ食べられる。
と、思ったら躊躇(ちゅうちょ)しないで収穫しましょう。鳥は熟したイチゴが美味しいと分かっています。後で悔やむ前に頂きましょう。
普通はこう思いますよね。ところが鳥は早起きです。夜明けと同時にイチゴを食べに来られたら防ぎようがありませんね。
一晩中畑で見張っている訳にはいきません。眠い目をこすって見に来たら、食べ荒らされたイチゴを見てガッカリ。
そんな事は何度かありました。借りている畑でもイチゴを植えている奥さんがいて、何時もぼやいています。そろそろと思って収穫に来ると何時も食べられている。
残っているのは青いイチゴだけ。
「熟していたら食べて良いですよ」とよく言われますが、なかなかそれは出来ませんね。後日食べ荒らされたイチゴを見て複雑な気持ちになりました。
鳥被害を防ぐには
と、何時までも手を拱いて見ている訳にはいきません。何んとか防ぐ手立てを考えないと何時までも鳥を喜ばすだけです。
しかも彼らはいたる所にお土産を置いて行きますから困りますね。美味しいところを食べられて、おまけにフンの掃除をさせられる。
堪ったもんじゃありません。それで色々考えて実践する事にしました。
笛を吹いたり、大声を出したりして脅かす
鳥はビックリして逃げて行きますね。でもご近所もビックリします。表を歩けなくなるし家族の白い目に耐えられない。それにそのうちに鳥は戻ってきます。
人がいなければ戻りますね。彼らは物陰で様子をみています。
古いCDをぶら下げる
案山子はどうだろう
案山子(かかし)とか市販の置物を置いたらどうでしょう。これも一時だけの事ですね。
カラスや他の鳥は今までなかったところに見慣れないものが有ると、警戒して暫く来なくなります。
でも、これも一時的な事で動かないと認知されると、もう効果はありません。案山子の頭の上に停まり、うるさく鳴いています。
案山子効果とは役にたたない物の事だと再認識。
防鳥トルネード
野茂英雄さんのトルネード投法ごとく、捻りながら動き、光をまばゆく反射させ鳥を寄せ付けない道具が販売されています。これだと動きますから効果はありそうです。
でも、やはりはじめだけだと言っている人がいました。買う前に分かって良かったです。でも、定期的に場所を変えればイチゴの収穫期間だけは役に立ちそうですね。
でもイチゴそのものを買った方が安上がりかも。
やはり防虫ネットが安上がりかも
網をかけるのが一番かもしれませんね。鳥なんかにお金をかけたくないという人にはもってこいですね。3.6×9mでホームセンターで売っていますし、税込み188円で売っていますからお手頃です。
イチゴが終わればトマトとかに使用すれば良いし、第一余程乱暴に扱わない限り毎年使えます。
要注意はしまう時に丁寧にしないと、使うときに解くのに苦労しますからご注意ください。
ベランダでプランター等でイチゴ栽培なさる方は3.6×9mでは長くて使い勝手が悪いですよね。
その時はホームセンターでも切り売りしてますから相談すると良いですよ。
イチゴの効能
イチゴって嫌いな人はあまりいませんよね。
調べてみると美味しいだけでなく栄養満点なんですね。ちょっとだけご紹介します。
まずは植物繊維ですね。いちごは植物繊維も豊富で生活習慣病の予防や腸内環境を整える効果があります。
次にビタミンCが豊富です。ビタミンCは、抗酸化作用があるほか、ストレスや風邪への抵抗力を強める栄養素です。女性に嬉しい美肌効果もあります。
イチゴは1日に6~7粒食べれば一日に必要なビタミンCを補えると言われていますよ。
イチゴの豆知識
- 原産地はどこ 北米東部と南部チリ 野生のイチゴの種は石器時代の遺跡から出土しています。南アメリカ原産のチリ種と北アメリカ原産のバージニア種が掛け合わされて、200年前にオランダで生まれます。
- 何科 バラ科
- 日本へはいつ頃伝わった オランダから江戸時代の末期に観賞用として渡来しました。栽培用の品種がアメリカから輸入されましたが日本では不評でした。しかし、日本の中で長い間品種改良がされ、今までと違い大きく味の良いものが開発され、逆に日本産のイチゴが世界から注目されます。現在のイチゴは日本原産と言っても良いのではないか、と言いう人もいます。
栽培時期
10月ごろに苗を購入するのが理想的で、10月~11月に植え付けますが、気温が20℃を下回った頃ですね。翌年5月~6月収穫。
寒さ対策
植付いて少しすると冬が来ますね。寒さ対策が必要です。黒マルチをかけて保温してあげましょう。端は土をかけて飛ばされない様に固定します。
根のところは膨らんでいますからカッターで苗を切らない様に慎重に小さめに切り、マルチから葉や芽を痛めない様に優しく出します。
張る際は枯草や雑草を取り、水をまくとマルチを密着させる事が出来ます。
最初にマルチを張った方が楽ではと、誰しも思いますよね。ところがイチゴは一定期間低温を受け、その後、やや高い温度にさらされないと花芽形成が起こらない性質があります。
そのため苗の定植時にマルチを張ることが出来ません。
2月頃が良いと聞きますが、宮城県の場合は無理ですね。知人は12月から1月にこんな事をしています。トンネルにして防虫ネットを張っています。
この辺は自己責任でお願いします。実際マルチを張らなくても良い物が収穫出来ますしね。念の為書いてみました。
後書き
ここで大事な事があります。赤くなるのを待っていたのは人間だけではありません。
そうです。鳥たちが狙っています。先程書いておいたトンネルですが、この支柱を利用して防鳥ネットを張るのが良いようですね。
CD等の光を反射するものはご近所の窓からも入って行きます。家の中に光がチラチラすると嫌ですね。
風があると猶更忙しく光が移動します。
利用する時はご近所に迷惑にならないか、よく確かめてから行ってください。
「野菜のお話と効能」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。