沢山出来て大喜び。でも多すぎて冷蔵庫に入らない。保存方法が分からない方ご安心ください。良い方法があります。
お早うございます。ヒロくんです。
暖かい日が続いていますが、そのうち必ず寒くなってきます。
今年は猛暑で初めてニンジン栽培に失敗した方もいらっしゃると思います。来年の夏は暑さ対策が最も重要になるでしょうね。
上手く行かなかった方も上手く行ったつもりで考えましょう。
それはニンジンの越冬の是非です。
にんじんも11月半ばになったら越冬させた方が良いです。12月になると土が固くて掘るのも大変だからですね。
こんなに出来て嬉しいけど、全部は食べきれないし、お裾分けにあげたくても全てが良い形ばかりでは無いし。
なんて悩みますよね。でも、ご安心ください。
冬のニンジンは寒さに強いです。
夏に出来るニンジンはどうしても保存に限界がありますね。暑さに弱く腐りやすいですから。
その点、冬前に収穫するニンジンは寒さに強いですから方法を考えれば長く保存できます。
ですから春蒔は少なくし、秋蒔きの時に多めに作る方が多いですね。
それでは冬ニンジンの保存方法です。
2週間分くらいは家庭で保存できます
にんじんは色々な料理に使える人気者です。
しかも採り立てですから、その日のうちにカレーとかスープにでも入れて食べたら、より美味しいですね。
これは作った人に与えられる最大のご褒美でしよう。
ある程度は家に置いておきたいですよね。それを除いて残りは保存したい。
まずは室内での保存方法をご紹介します。
冷蔵庫に保存する
まずは葉をつけたままにしておきますと根がしなびてきますし、味も落ちてきます。
切り取りましょう。
でも捨ててしまうのは勿体ないですね。
この葉は食べられますよ。意外に知らない方が多いですが、ニンジンの葉は香ばしいので天ぷらやサラダにして食べると美味しいです。
私の知り合いはチャーハンに入れます。
とても美味しいと言っていますよ.
絶好の機会ですから是非お試しください。
葉の効能も捨てたものではございません
葉は枯れたもの、しなびたもので無く新鮮なものをお選びください。
最近ではお店でも葉の付いたままで売っている事がありますが、効能が知られてきたんですね。如何に栄養素が高いか。
せっかくですので、
どの位栄養素があるかニンジン本体と比較した数値を調べました。
- カリウム 510mg(本体の1.9倍)
- カルシウム 92mg(本体の3.5倍)
- たんぱく質 1.1g(本体の1.4倍)
- 鉄 0.9mg(本体の4.5倍)
- 葉酸 73μg(本体の3.2倍)
- ビタミンE 1.1mg(本体の2.2倍)
- ビタミンC 22mg(本体の3.7倍)
- マグネシウム 27mg(本体の3倍)
凄いですね。
それでは冷蔵庫での保存方法です。
- 葉は切り取って下さい。
- 野菜室の中でニンジンを縦に置けるスペースを作ります。すると何本入るか分かりますね。
- 本数が決まったら土を払い、水で洗います。
- 水気を拭き取る
- 1本づつペーパータオルで包んで小さなポリ袋に入れて密封
- 野菜室で縦に保存する。ニンジンの葉がついてた方が上ですよ
- 水がにじんできますから3、4日毎にペーパータオルを取り替える
この方法は、やや手間がかかりますが1ヶ月は鮮度も保てますからお試しください。
縦にするというのはニンジンが畑で植えてある状態にするという事です。
汚れを取って完全に乾いた状態で新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室に置いておくのも良いですが、この場合ですと保存期間は2週間程度です。
新聞紙に包んで室内で保存
葉は根元辺りから切り取って下さいね。
土はある程度払い落して、風通しの良い日陰で1、2日ほど乾かします。
そのまま新聞紙に包んで、やはり風通しの良い日陰で5℃以下には下がらない場所を選んで置いておきます。
出来れば玄関わきなどが良いのですが、野外でも凍結しない頃までは4週間近くは鮮度が保てますね。
基本的には泥付きであれば新聞紙等に包んで日陰に置いておけば1ヶ月近くは持ちます。
その際に葉は根元で切り落として下さいね。
但し、色々と状況でも変わりますから絶対とは言えませんので、時々チェックをして下さい。
冬のにんじんの保存方法① そのまま畑で保存
畑にそのままにしておくことも出来ます。必要な分だけ時折り収穫に行けば良いだけですからね。
その際は葉は勿論そのままで、にんじん本体の頭の部分に土を寄せてすっぽり隠れる様にして下さいね。
注意点
但し、0℃以下になると雨とかで濡れた部分が凍って腐れて行くという事もありますので注意が必要です。
零下が続きそうな天気予報になったら残っている全てを収穫して下さい。
土が付いたままで新聞紙にくるんで段ボールに入れ、冷暗な場所に置いておくという事が必要になるかもしれません。
冬のにんじんの保存方法② 穴を掘り埋めておく
上記のようなこともありますので、絶対大丈夫と言えないのが悩ましいところですね。
しかし、今までで一番確実だったのが土の中に埋めてしまうという方法です。
これは地元の農家さんから教えて頂いた方法です。
まず、当面自宅で保存する分を除いたニンジンを全て収穫します。
まあ、若干は何時頃まで持つか試しに残しておくのも良いでしょうけど。
全ての葉を根元近くで切り落とします。
このまま穴の中に並べて入れると言っている方もおられますが、掘る時にスコップで切ってしまったり、取り忘れたり。と、面倒な事になります。
それで網袋に入れる事をお勧めします。
10個から15個位入る大きさの網が良いですね。
この袋は大きすぎましたけど。
こんな感じで袋に入れるとまとめて取れますから、必要な分を取ったらまた埋めておきます。
袋に入れないでおくと全体の感じがつかめなくて、掘る時にざっくりとにんじんを切り裂く恐れが多分にあります。
是非、網袋に入れる事をお勧めします。
深さ30センチ強の穴を掘ります。深さは網がすっぽり入る深さです。
網袋の紐を結び、その先を支柱にかけてから埋め戻します。
下の画像では紐が埋もれてしまいましたが、この後に掘り出して見えるようにしておきました。
これは何処に埋めてあるか分からなくなるのを防ぐ為です。
特に雪が積もってしまうと支柱が目印になりますから、是非、忘れる事が無いようにして下さい。
このやり方ですと3月迄食べられますから、秋蒔きのにんじんの保存には適していますね。
次の年の野菜作りの準備にも影響しませんので安心です。
これで終わります。大事なニンジンが春近くまで食べられます。是非お試しください。
注意点
保存期間には地域により差が出てきます。
地元の家庭菜園をなさっている方とか農家の人にお尋ねください。
網袋はやはり10個から15個程度が入る小さい網袋がお勧めですね。
そうすれば量的には普通に冷蔵庫に入れられますから、それに掘り出すのは2週間に1回くらいで済みます。
まとめ
ここは宮城県の大体中央です。
にんじんを埋めるのは11月半ばを過ぎたあたりです。
地域によって時期が変わるかと思いますので、地元の野菜に詳しい方にお聞きください。比較的暖かい地方では埋めないで、畝にそのままというのが多いのでしょうね。
色々な保存の仕方がありますが、野菜作りをしていると沢山出来てしまいます。
嬉しい事は嬉しいのですが、保存の仕方が分からないと悩みますね。
にんじんの場合は家で保存できる分、物置とかに保存できる分とかに分けておきます。
そして残った大量のにんじんをどうするか。
大量と言っても2月いっぱいは穴に埋めておけますから、家の分が無くなるたびに取りに来ればいいですね。
最後の頃は1袋分が残っている位でしょう。
それを3月になる前に冷蔵庫に入れておけば余裕で食べられますね。
一度、誰が抜いたのか分かりませんが、支柱が抜かれて無くなっていました。
辺りは一面雪景色、しかも積雪20センチくらい。
寒いですからね。掘れども掘れども見つかりません。
でも偶然に網袋の紐が見つかりました。
紐を引っ張って網袋が顔を出した時は感極まって泣きそうになりましたね。
もう手がかじかんでいましたから。
皆さんはこんな事が無いように支柱の位置を頭に入れておいて下さいね。
回りを支柱で囲むとか。
それと網袋の紐は普通は白ですから雪と同化して見えにくいです。
赤い紐か布を結び付けておくと見つけやすいですね。
10月中頃に収穫が始まって11月半ばには埋める。
7月~9月迄は夏の収穫でOK。
うまく行けば10ヶ月はにんじんを買わないで済みますね。
ぜひ、お試しください。
「自分流野菜の越冬」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。