保存の際に玉ねぎの根を切るのは何故か。理由を考えよう。

木曜日, 10月 19, 2023

玉ねぎ

知らないで付けたままでいると駄目ですよ。良く無い事が起こるかもしれない。

お早うございます。ヒロくんです。


間もなく玉ねぎの苗を植え付ける日が来ます。

苗を衝動買いしたおかげで、植え付けるまでの保存に気を使っています。1.5日ほど水に根を浸してから現在は培養土に植えた状態になっています。

定植するその日を待っていますが、あと5日は先になりますね。ここで慌てると春に塔立ちしてしまいます。

でも、この保存方法を教えてくれた記事は1週間の保存方法です。それ以上長くなると自信は持てないとか。

購入したのが14日ですから何となく不安がありますが、やっと12日過ぎました。


余りまっすぐに立っていないのが気になりますが、ヘタに動かすと良く無いので培養土に指を入れて乾いていたら水やりをする。それだけですね。

ところでこの前、玉ねぎの保存の際に根を切った方が良いと書きました。何故切った方が良いのか調べましたので記事にしてみます。


何故玉ねぎの根を切る必要があるのか

今まで習慣になっていた事があります。それは収穫の際の玉ねぎの根を切ることですが最初の頃は切っていませんでした。

切り始めたのは2階のベランダに干す際、何個かづつ結んだ玉ねぎを準備します。それを振り分け荷物みたいにした後に竿にかける時です。

玉ねぎ自体は、専用の麻袋の中に入れて運ぶので部屋や階段を汚す事はありません。問題は竿にかける時です。

幾分か残っている土がどうしても頭や体にかかるんですね。ほろって階段を下りるのですが頭や服に付いた土が落ちてきます。

玉ねぎを200個以上2階に運び、竿に通す作業は重労働です。その後の部屋を含めた床や階段、玄関の掃除は疲れた体にはきついです。


偶然に始めた根切りの作業が好結果をもたらす

そんな事も有り、翌年の収穫の際に何気なく土の付いている根を切り取りました。それが玉ねぎの保存に良い効果を現わす事に。

それは、毎年何個かあった玉ねぎの腐れる現象が起きなくなり、ベランダで竿にかけた後も土が体に落ちなくなりました。

掃除しなくてもよくなったのです。

何故最初の時期から切らなかったのか悔やみましたね。

でも、その頃は家庭菜園の本にもそんな事は書いてありませんでしたし、ほゞ独学の素人には理由が良く分かりませんでした。

今でも書いていないかもしれませんが。


玉ねぎの根は、切り取らないと何時迄も水分を吸い続ける

その後、詳しい人と巡り会って、根に原因があると知りました。

それをお話していきます。

何時までもというのは大袈裟ですが、玉ねぎは当然ですが根から地中の養分や水分を吸い取って大きくなって行きます。

前回も書きましたが、玉ねぎは収穫時期になると新しい葉を作らなくなります。そして茎の根元部分が空洞になります。

ちょっとした風でも折れやすくなり。折れる事により我々に「収穫して良いよ」と教えてくれます。

ところが根が付いたままですと畝に1週間置いて乾かすにせよ、竿にかけて保存体制に入るにせよ、根は何時までも水分を吸おうとします。


ちょっとでも土に触れているだけで水分を吸い、干していても空気中の水分を吸います。玉ねぎは大きくなるのを止めないで水分を吸い続けます。

当然、乾燥しませんね。乾燥させるために干しているのに。

すると、どうなるでしょう。


何時迄も根を切らないと病気になる

根が付いたままの玉ねぎは水分を吸収しようと頑張ります。ところが乾燥させるために干しているのに水分は抜けない。

おまけに玉ねぎも余分な体力を使うので疲れてきますね。それだけでも味が落ちると思いますが。

それに、水分がいつまでも増え続けて乾燥の妨げになるとカビが発生します。終いには腐って行きます。


そう、病気になるのです。

「干していたら腐って落ちた。どうして」

と、いう話を良く聞きますが腐れる原因の殆どは

根を残したままだからです。


根を切って保存しましょう

という訳でした。

知ってしまえば、すごく当然な話ですね。玉ねぎが腐れる原因は他にもあります。

雑草を取る時や収穫時に乱暴に扱って玉ねぎ本体に傷をつけてしまい、そこから病原菌が入り腐ってしまう事も有ります。

強風で葉が揺れて何かにぶつかり傷が付く。そこから病原菌が入り病気になる。

病原菌は元々地中にいるそうです。

野菜が元気だとへっちゃらですが、傷が付くと入り込まれ病気が広がって行きます。よくある軟腐病もそうなんでしょう。


それと、畑で3日とか1週間放置しますが、その際も根は綺麗に切り取って下さい。


それが終わって本格的に保存する際は

風通しの良い雨の当らない日陰に干しましょう。


後書き

高音多湿の日本では玉ねぎの収穫時期は梅雨とぶつかりますね。ただでさえカビが発生しやすい環境になります。

根を切るという行為はそれを随分防いでくれます。長年の玉ねぎ栽培で身に付けた先人の知恵ですね。

苗を早く買い過ぎて保存する際に、根に水分を吸わせるには1.5日か2日位水の根を浸す。と参考にした記事には書いてありました。

その通り去年も今年も実践しています。ところが昨日YouTubeのある動画で同じような事を紹介していました。

その人の動画では

水に根を浸す場合は1時間。

と言っていました。

さあ、困りましたね。もうとっくに1.5日ほど浸してしまった後です。

でも、今のところは苗も元気ですし、去年の苗も99%立派に育ち収穫出来ました。

思わぬところで悩まされます。

早く定植したいですが、まだ猛暑の余韻は残っている様ですから慌てる訳にはいきません。

じっくり待ちましょう。


「玉ねぎ」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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hiroくんです。 はじめまして。 このブログは私の家庭菜園の悪戦苦闘の内容を中心に書いています。 たまに息抜きに今までのペットの事を書いたり、気になった事を書いたりと、寄り道しています。 以前から四字熟語に興味があり、ブログを立ち上げてしまいました。内容が内容だけに記事作成に時間がかかると思います。

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