春の菊と書いて春菊。免疫力アップにはトップクラスで、春に花を咲かせる。
お早うございます。ヒロくんです。
今回は鍋物に欠かせない春菊です。夏を除けば年中作れそうですが秋の種蒔きはちょっと注意が必要。
もう9月だからとまだ暑いのに種を蒔くと、なかなか芽が出ず困る事がありませんか。早過ぎると失敗しますよ。
9月下旬から10月にかけて種を蒔いた方が成功率が高くなります。
春菊ってどんな野菜
独特な香りがありますね。鍋物は勿論のこと、お浸しやサラダとか胡麻和え等レシピもいくらでも作れそうな野菜です。
春菊のツナ和えなんてすぐに作れて便利です。
地域によって呼び名が違う
春菊は地域によって呼び名が変わってきます。少しご紹介します。
関西では菊菜と呼びます。さて他ではどうでしょうね。
- 岐阜県:薩摩菊
- 香川県:琉球菊
- 徳島県:オランダ菊
- 熊本県:きくなでしこ、ふだ草
その他にも色々と呼び名がありそうです。あなたの地域では何と呼んでいますか。
春菊の豆知識
- 原産地はどこかな 地中海沿岸
- 何科でしょう? キク科
- 日本へはいつ頃伝わったの 室町時代に中国から伝わる。末期の戦国時代のようですね。鉄砲伝来やキリスト教布教の為に渡来したポルトガル人辺りから輸入されたのかと思いきや中国でしたね。
体への効能
春菊もなかなかの優れものです。
緑黄色野菜の中では美容と免疫力アップに対してはトップクラスの栄養成分が含まれているとか。
- 抗酸化作用がある
- βカロテン:体内でビタミンAに変わる
- ビタミンC:皮膚や粘膜の健康を保ち、風邪予防にも重要
- カルシウム:骨の形成に必要
- 鉄分:貧血予防に役立つ
- 葉酸:妊娠初期の女性にはとても大切
などがたっぷり含まれています。
栽培時期
成育気温は15~20℃ですから、春蒔きと秋蒔きですね。主に秋蒔きで冷涼な気温を好みます。
9月に入って直ぐに種を蒔くとなかなか芽が出ません。
少し待って半ば頃に種を蒔くと、割合直ぐに芽が出ます。
近年は10月になっても地域によっては夏日になったりしますから、その時期に蒔いても芽は出にくいです。
種蒔き時期を8月から10月と書いているブログが多いですが、何か工夫をしないと芽は出ませんね。
ちなみに、こちらは宮城県の南部です。8月に蒔いて芽は出ないでしょう。出るとすれば青森や北海道かな
後書き
春菊があると鍋物が猶更美味しく感じられます。
これが無いと今一寂しいものですね。
お庭で作っておけば必要な時に何時でも収穫出来ますから便利ですし、ご自分で作ったとなると美味しさも格別です。
私が作ると野ざらしですから、2回ほど雪に覆われると腐れてしまうのが普通です。
支柱とビニール等で雪囲いをした方が良いでしょうね。平たいと雪でつぶれますから、やはりトンネルですね。
そうして春を迎えられれば花が見られるかもしれません。
「野菜のお話と効能」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。