ブロッコリーは防虫ネットを架けよう。初心者でも種から育てた方が面白いよ。
お早うございます。ヒロくんです。
サラダにシチューにと引っ張りだこのブロッコリーです。初めの頃これを作るのは難しいんだろうなと思い込んでいました。
ところが戯れに種を蒔いたら、簡単に上手く行ったので意外でした。それからは毎年作っています。
私の感じではキャベツより簡単ですね。
ブロッコリー栽培の成否は青虫を寄せ付けない事に尽きる
以前の記事でご紹介したところ好評でしたので、私なりの作り方をご紹介しますね。とは言っても特筆することは無いのですが。
ブロッコリーは40㎝間隔で作ります。葉や茎がそれだけ大きくなるという事です。
私はブロッコリーが芽の出やすい野菜なので畦に直に種を蒔きます。苗を買ったことは一度もありません。
まずは下準備からですね。そう、良い物が出来る様に土作りから始めましょう。
2週間前
種を蒔く2週間前ですよ。地域によって違いますから種袋の裏の説明をよく見ましょう。暖地では2月下旬から3月中旬と言います。
でも、私が住んでいる宮城県中部では、そんな時に種を蒔いたら霜にやられる恐れがあります。と、いうより必ずしもにやられますからご用心。
暖房対策をしてポットに種を蒔いて苗を育てることは出来ます。でも面倒なので私はゴールデンウイークの辺りに直に種蒔きします。
わざわざ、ポットにブロッコリーの種を蒔いて苗作りをした事はありません。
畝幅は60㎝です。間縄か無ければロープとかビニール紐を張りスペースを決めます。
そして苦土石灰を1㎡辺り100gを均等にまき良く耕します。ロープの外から土を寄せて畝を形作ります。高さ10㎝の畝を作りましょう。
最後は例によって表面を塩ビ管で平らに均し、センターに線を引いておきます。
1週間前
今回は畝全体に堆肥等をまきません。溝を掘り入れます。穴を掘るか溝を掘るかです。根が下に伸びるからと言われ、それからはこのやり方ですがキャベツ等もそうですね。
収穫を終えてから引き抜いて根の状態を見ると、なるほどと実感できますよ。
- 前もって引いておいた線に沿って鍬で深さ25~30㎝弱の穴を掘る。苦土石灰をまいた時に良く耕しておけば楽に掘れます。
- 完熟牛ふん堆肥を移植ゴテで半分ほど重なる感じでおいていきます。
- 化成肥料を牛糞堆肥がほゞ隠れる感じで入れて行きます。
- 溝の端から20㎝のところに支柱を立てロープを張っておく、溝の真上に種を蒔く為。
- 土を寄せて埋め戻し
- 平らに均す
種まき
種を蒔く面は平らにしたいですね。その時はビール瓶が重宝です。支柱を立てておいたところに種蒔き穴を作ります。
- 支柱のところと、それから40㎝間隔に指や支柱の先で印をつける
- ビール瓶の底を押し付け深さ10㎜程度の穴を作る
- 他も同じ
- 水をかける 但し勢いよくかけちゃうと凸凹が出来ます。ゆっくりかけてくださいね。あればスプレーの方が良いです。手首が疲れますが。
まあ、そこまで神経質になる事も無いかもしれませんが、耕したばかりの土は柔らかいですから水かけにもちょっと注意が必要ですね。
- 水が引いたら種蒔き開始 4粒くらいは蒔きましょう
私は開いている指 (薬指) で中央を含め3か所くらいくぼみをつけます。種が水で流されない様にする為です。
穴自体も湿っているので定着しやすいですね。
- 土を少しかける 乾いている土を選んで種の上にかけていきます。穴の側は水で濡れていますので避けた方が無難かな。まあ多少固まっていてもブロッコリーの芽は出てくると思いますが、あまり厚くならないようにかけましょう。最後に手のひらで軽く押さえて種を定着。
- あれば、もみ殻をかけて、みずをたっぷりかける
虫除けに虫除け防虫ネットをかける
少し気温が高くなると、ひらひらと飛んできますね。紋白蝶です。まだ早いですが何時も見張っている訳にはいきませんから防虫ネットを張っておくと安心です。
もし、紋白蝶が一匹でも入れば虫にとっては極楽。我々やブロッコリーにとっては地獄になります。
前にブロッコリーを収穫して、たまたま前日雨だったので逆さにして水気を取ろうと振ったら、青虫がボロボロと落ちてきました。
芽が出る迄乾燥しない様に水やり
籾殻を敷いていますので、その下は湿っています。でも晴天続きで気になる時は水やりしましょう。ネットの上からでも良いですよ。
4、5日で芽を出します。本葉が出来始めたら勢いの良いのを残し、徐々に間引きます。2、3枚になったら又もや勢いの良いのを選び1本立ちにします。
追肥と水やり、土寄せ
お店で売っている大きさになり、それから10日くらいしたら1回目の追肥です。化成肥料を軽く一握り若干株元から離してまき、土と混ぜてから根元に寄せてあげます。
株を安定させる意味でも大事な作業です。終えたら水やりもしましょう。
2回目は1回目から2週間位後です。同じようにします。
中央に花蕾が出来てきたら追肥は止めます。生育に良くありません。ブロッコリーは花の蕾の集合体です。
収穫
行く度に頭頂部の花蕾が大きくなるのを見るのは楽しいものです。余り大きくなると味も落ちる事もありますので、頃合いを見て収穫します。
葉も茎も食べられますから、重宝な野菜です。これで体に良いというのですから願ったり叶ったりですね。美味しく頂きましょう。
頂花蕾を収穫した後、側花蕾が出る品種がありますが、春蒔きの場合全体が傷んでくるのが早いです。
放置しておくと収穫したところが腐ってきたりしますから、早めに側花蕾も収穫して終わりにしましょう。
ゆっくり、長く収穫するには側花蕾の出来る品種が良く、夏蒔き秋採りがお勧めです。
後書き
色々な料理に使え、体にも優れた効能が期待できるブロッコリーは是非栽培して欲しい野菜の一つです。
しかし、アブラナ科は虫の餌食になり易く、気を使う野菜です。私はブロッコリーとキャベツを3個ほど同じ畝で育てます。
キャベツも青虫の大好物ですからね、防虫ネットの中ですと一応は安心です。
ブロッコリーも家に持ち帰ると「青虫がいっぱいいる」と言われた事があります。少しでも防ぐためには防虫ネットをかけるのは必須ですね。
ネットをかける様になってからは、そのような事は無くなりました。油断は禁物ですが。
それでも、どこから入ったのか紋白蝶が葉の上で死んでいるのを見る事があります。もう遅いですね。卵を産み付けていますから。
幼虫になれは、収穫した後に下に向けて力強く振ると殆んど落ちてきます。
雨が降った次の日も同じように振ると、水分が飛んで保存が長くなりますよ。