フキの語源を知っていますか。昔はいたる所に自生していたし、結構便利だったって。
フキは北海道から沖縄まで、いたる所に自生する日本固有の野菜です。人によっては山菜と位置付けていますね。私もそんな気がします。
漢字で書くと面白いですね。
草冠に路と書きます。少し昔にはそんな感じで道端とかいたる所にフキは生えていたんでしょうか。
フキの煮物は美味しいですね。たまに食べたくなりますが、これがあると食が進みますよね。
画像とは違いますが、私がよく食べたのは油あげと一緒に醤油で煮込んだ、懐かしいおふくろの味です。
フキって大きいからあれに利用していたって、信じる?
春先に野原の南面の斜面を見るとフキノトウを見つけますよね。持って帰ろうと思うんですが、何故か躊躇(ちゅうちょ)するんですよね。
なぜかと言うと、犬がおしっこをかけたり、何を何したりしているんじゃないかと思うからなんです。
以前、犬を飼っていて散歩でこんなところに来ると必ず○○をしたのを思い出します。
気持ちが良いのでしょうか。
DNAが残っているのかも
その様に思うのにはお話しなくてはならない事があります。フキは相当昔から人間に親しまれてきました。縄文時時代からという記事もあります。
勿論食料として利用されてきたのでしょうが、その他にも利用されてきました。例えば、食事を置く皿の代わりとか。その他にもあるとある人は言っています。
それは何でしょう。丁度良い大きさだったみたいですね。あの葉が。
そお、お察しの通りトイレットペーパーとしても利用されてきました。お食事中の方がいらっしゃったらお詫びします。
それが遺伝子に残っていて、フキノトウが欲しいけど無意識に採取するのに躊躇(ちゅうちょ)するのではと。
面白いですね。あり得る話です。犬を飼っている方は「そういえば」と思っているかも。
何しろ、フキの語源が「お尻を拭く」ですから。間違いないですね。平安時代で利用していた記録があるみたいです。
葉をとって直ぐ使うのでは無く、3日間ほどおくと使い易くなるそうです。身を以て試した方がいるようです。
フキのあく抜きは大切。毒があるそうです。
小さい頃は母親に頼まれてフキの皮を剥いていました。皮というか細く筋みたいなのがあって、それを途中で切らない様に剥いていくのが面白かったですね。
フキはあく抜きしなくてはなりません。毒を持っているので調理する前に必ずやりましょう。でも水に溶けやすいので意外に簡単ですよ。
ご自宅にある、なるべく大きな鍋かフライパンを用意して下さい。
- フキを鍋に入る大きさにカットする
- まな板に乗せ、一束に対し大さじで山盛り1ぱいの塩をふりかける
- 板ずりをする 色が綺麗になるのでしっかりとね
- 鍋に水を入れ沸騰
- 板ずりをしたふきを入れる
- さっと茹でたら冷水につける
- 冷水につけながら、ふきの皮をむく
これで、あく抜きも下ごしらえも出来ました。
※板ずりとはまな板にフキを並べ塩をかけ、フキ同士をこすり合わせるようにすることで、まんべんなく塩がフキに行き渡ります。皮も向きやすくなるし色も良くなりますね。
何年か毎に植え替えれば、家庭菜園でも可能
フキは地下茎でアスパラ等と同じ様に、地下でどんどん根が伸びて行きます。
庭の畑では大変ですから面倒でも2、3年に1回は掘り起こして株分けし、スペースに合った使う分だけを植え替えましょう。植える場所も良く考えてね。