寒い時期における育苗の基本ポイントは寒さから種を守り、なおかつ芽が出る迄根気よく水を与える事に尽きる。
長ネギの育苗に挑戦する初心者の皆さん、こんにちは!
寒さが和らぎ、春の訪れを感じる3月。そろそろ長ネギの種を蒔く季節がやってきましたね。しかし、長ネギの育苗は意外と難しいものです。特に寒さ対策や適切な管理が必要です。
長ネギの育苗において、寒さ対策は非常に重要です。霜や寒風から守るために、育苗箱セットやミニトンネルを活用しましょう。
これで3点セットです。 |
また、栽培環境の整備も欠かせません。特に寒冷地では、寒波に備えた環境整備が必要です。種を蒔いたセルポットの保温対策も忘れずに行いましょう。
成長期には、適切な管理と注意が必要です。施肥や追肥のタイミングを見極めることが重要です。
また、病害虫の予防と早期発見もポイントです。定期的な健康チェックを行い、適切な間引きと株間の距離調整を行うことも大切です。
長ネギの育苗は、失敗すると収穫時期に影響を及ぼすこともあります。しかし、適切な対策と管理を行えば、初心者でも成功することができます。
この記事では、長ネギの育苗における基本ポイントや寒さ対策、成長期の管理について詳しく解説しています。
ぜひ最後まで読んで、長ネギの育苗に役立ててください!
適切な種の選定
長ネギの育苗において、成功するための基本ポイントを押さえましょう。
まず、適切な種の選定が重要です。品種によって適した気候や栽培方法が異なるため、自分の栽培環境に合った品種を選ぶことが必要です。
今回は「石倉一本太ネギ」を蒔きます。
鍋料理は初めとして、あらゆる料理に使われる野菜ですが私の最も好きな野菜の一つです。
セルポットの準備
次に、セルポットの準備と種まきのコツがあります。
今回はセルポットは5×5の25個の物を利用しました。
育苗箱にすっぽり入りますから使いやすいです。
後でこの間に新聞紙を敷きます。少しでも保温を保つのと根が伸びてきた際に育苗箱の小さな穴に絡みつくのを防ぐ為です。
小さなバケツに培養土を入れて水をそそぐ
私は娘が子供の頃に使っていたバケツを利用しています。もう30数年前の物ですが現在の物と違って丈夫なものです。
そのバケツに培養土をコップで5杯程入れます。
その中に水を注ぎますが、泥饅頭を作る位の状態にします。培養土をそのまま入れるのではなく適度に湿らせて芽が出やすいようにする訳です。
予め洗っておいた移植ゴテでかき混ぜていますが、やはり手で捏ねた(こねた)方がやり易いですね。水加減も指の間隔で分かります。
人間の手は優れた道具ですね。
こねた培養土をセルポットに詰めて行く
セルポットにこの培養土を入れて行きますが、私は下に新聞紙を敷いておきます。こぼれた培養土を拾う際も楽ですから。
左府側に掃除用の薄い手袋がありますね。最初のうちはこれで捏ねていたんですが直ぐに指の部分が破れてしまいました。
結局素手でやっています。
ポットの穴へ一握りづつ入れて行きますが、まるで寿司を握っている様な感じです。
さっきのバケツ分で3列埋まりましたから、もう一度同じ位の泥饅頭のネタを作りました。
セルトレイはハサミで直ぐに切れますから便利なのであと2列余分に用意しました。全部で5×7です。
今回、「石倉一本太ネギ」を5×4列、そして「汐止めねぎ」を5×1列プラス5×2は玉レタスとかに利用します。
「汐止めねぎ」は以前お知らせしましたが昨年の猛暑にせいかどうか分かりませんが全滅しました。
今回、復活させたくて種蒔きをする事になりました。
成功すればもう長ねぎの種も苗も買うことは無くなります。何故かと言いますと「汐止めねぎ」は分けつして10本以上に増えるからです。
「石倉一本太ネギ」はネギ坊主を育てて種を採らない限り途絶えてしまい次の代には続いていきません。
来年の今頃は分けつしたネギを見るのが夢ですね。
1個のセルに種を5、6個蒔く
セルポットは、種を蒔く際の培養土の管理や苗の移植時に便利です。
セルポット全体を持って地面から5、6㎝浮かして下に数回落とします。そうすると表面が少し下がります。
指で10ミリ位の深さの穴を開けるつもりでしたが、セルが小さいので数多く開けられません。最初の穴へ2、3個落ちてしまいますね。
それで指と指で軽くこする感じで種を均等になる様に落としていきます。多少は同じところに落ちたりしますが、芽が出た後に暫くしてから間引けば済みます。
一穴で5、6本の苗を作る予定でいます。
種蒔き後濡らしていない培養土で覆う
蓋をするような感じで乾いた培養土で覆っていきます。
乾いた培養土が布団がわり |
今回はトントンとはやりません。種迄浮いちゃいますからね。
水やりをして日の当たる庭に移動
ジョウロでタップリ水やりをしますが、その前にセルトレイと育苗箱の間に新聞紙を敷きました。理由は先に述べた通りです。
新しい新聞紙と思ったのですが、最初から使っている物を使いました。殆ど汚れていなからです。新聞紙は汚れますので何日かに1回は取り換えますけどね。
ところで駐車場でやっていますから、後1時間位で我が家の陰で日陰になってしまいます。それで庭に移動しました。
暖かくて気持ちが良い |
下にレンガを4個置いて上に乗せました。空気の流れを良くする意味もありますが、出来るだけ土の中から育苗箱に害虫の侵入を見つけやすくする意味もあります。
ここなら今日は6時頃迄日に当たるでしょう。
でも、今日は夕方からかな風が強まって来て30メートルの強風になるみたいです。
夜中の強い地震で目が覚めましたが、何か嫌な日ですね。
適切な水やりと日当たりの確保
適切な水やりと日当たりの確保も大切です。最近の日中はかなり暖かいですが、夜間は冷えますね。
まだまだ霜の心配がありますので目を離せません。
家庭菜園を始めた頃は日中の水やりをすると朝方に霜が降りて凍るんじゃないか。と、気になったりしました。
日中は日向に置いて、夜は風が当たらないところに移動することも必要になります。
そして、芽が出るまでは水やりが不可欠です。培養土が乾燥しないように適度に水やりを行い、日当たりの良い場所に置く事で、芽生えが期待できます。
これは芽が出てからも同じです。日の当たるところに置いて根を健康に育てましょう。
寒さ対策の重要性
今頃に種を蒔くと寒さが気になります。
それで何点か注意点を書いてみます。
夜間の保温対策
寒さ対策は、長ネギの育苗において特に重要です。夜間の保温対策が欠かせません。
寒さに弱い長ネギは、霜や寒風から保護するために、ホットベッドやミニトンネルを活用しましょう。
私の場合は夜はサンルームに置いておこうと思います。
土壌の保温対策と注意点
今日の暖かさは今頃としては異常です。何れもうい℃位は寒波が来ます。その寒波に備えた栽培環境の整備も必要です。
寒冷地では、冷え込みが激しいため、適切な対策が必要です。また、育苗セットの保温対策も重要です。蓋の上から毛布を掛けるというのも一つの手ですね。
サンルームや適度な部屋が無い時は玄関の内側でも良いと思います。
夜だけ玄関の内側に置いておき、寒さ対策に毛布をかけておき、朝になったら日向に移動。長ねぎの種の喜ぶでしょう。
芽が出てからの管理と注意点
最初に1ヶ所から芽が出たのを見つけた時は何時も感動しますね。
努力の甲斐があって種が答えてくれます。
そして2、3日すると、どんどんと芽生えが多くなって行きます。そうして芽が出揃って来ると次の作業が始まります。
適切な間引きと株間の距離調整
適切な施肥と追肥のタイミング
長ネギの目の成長期には、適切な管理と注意が必要です。まず、適切な施肥と追肥のタイミングを見極めることが重要です。
水も芽が出るまでは毎日かけましたが、芽が出揃った後は表面が乾いたらスプレー等で水を培養土の表面にかけて行きます。
長ねぎは本来水を嫌います。
他の野菜の様に暑いからと言って毎日タップリと水やりをすると、溶けるのか姿を消してしまいます。
追肥が必要だなと感じる時は液体肥料を適宜の薄さにして、やはりスプレーで与えて下さい。私は100均のスプレーで何年も使っています。
病害虫の予防と早期発見のポイント
病害虫の予防と早期発見もポイントです。長ネギは病気や虫害に弱いため、定期的な健康チェックが必要です。
また、適切な間引きと株間の距離調整も忘れずに行いましょう。株間が狭いと病気が広がりやすくなるため、適切な間隔を保つことが大切です。
Q & A
まとめ
結構暖かいですよ。 |