殆んど水分だけと軽く見てはいけない野菜。侮れない栄養素があります。
お早うございます。ヒロくんです。
家庭菜園をやり始めてから30年は優に過ぎていますが、今でも思う事があります。
それは、
こんな小さな種から大きな野菜が出来る
事です。
例えば、白菜やブロッコリー、キャベツ・・・等です。
例をあげたらきりが無いですが、不思議な世界ですよね。1㎜の種の粒が何十cmもの大きさに成長する。そして人がそれを食べて元気になる。
そんな事を常に感じられる家庭菜園を趣味にもって良かったなーって思います。
今日は白菜の効能と作り方です。
私流の栽培の仕方は別なページで画像入りのものが有りますので、それのURLを後程ご紹介させていただきます。
白菜ってどんな野菜でしょうか
これまた驚きですが95%が水分です。何だ水を食べてるだけかとお思いでしょうが、それが違うんですね。確かにカロリーは少ないです。
それにしてもカロリーはどの位あるんでしょうね。kcalが高水準にあるステーキと比べてみました。
- 白菜1枚で80g位として10.4kcal サーロインステーキ100gで334kcalです。
- 白菜1個は大体2500gとして325kcal サーロインステーキが2500gの場合は334×25=8350kcalになります。
2500gで比較すると約25.7倍もサーロインステーキの方が高いですね。
元々、比べるのが非常識かもしれませんが、人間が1日に必要とするカロリーは2000kcal前後ですから白菜1個ではとても足りませんね。
白菜は単独でも他のものと一緒に食べても、美味しさをを引き立てる野菜です。
豚のバラ肉と白菜を交互に挟んでロール状にして、鍋の様に食べるミルフィーユ鍋は若い人に人気があります。
和式の漬物や一夜漬け、キムチなんて白菜が主役の漬物ですよね。
他の食材とも相性が良くてみそ汁に入れても美味しいですし、白いところのシャキシャキ感が何とも言えませんね。
白菜はしめじとかのキノコにも相性が良いみたいで、ゴマ味噌で炒めるとご飯が進みます。
鍋物は特にそうですが白菜と長ネギが入っていなかったら、私の場合見向きもしないでしょうね。
白菜の豆知識
- 原産地はどこでしょう 地中海沿岸
- 何科かな アブラナ科でした
- 日本へはいつ頃伝わったのでしょう 明治10年、万国博覧会を参考にして日本で「内国勧業博覧会」が開かれました。西南戦争の最中だったようです。その時中国が出品した中に白菜があったそうです。その後中国を舞台に日清戦争、日露戦争が勃発します。日本からは大勢の農民兵が出征していきますが、彼らは白菜を食べてその美味しさを知ります。彼ら農民兵は種を持ち帰り日本で栽培を始めます。それが日本中に広まっていきますが、意外に歴史が浅いのには驚きますね。明治時代とは思いませんでした。
体への効能
先程も書きましたが白菜の95%は水分です。でも素晴らしい効能がありますよ。それはビタミンCとカリウムが豊富な事です。
ビタミンCは免疫効果もありますし、美肌効果もあります。メラニン色素をご存知と思いますが、これは髪の毛や瞳を黒くさせます。
しかし体を色づけする色素ですから、多いと肌も黒くなっていきます。女性は困りますよね。ビタミンCはメラニン色素を抑制する働きがあります。
カリウムは腎臓の老廃物を排泄する働きがあると言われていますが、そのほかにもナトリウムを排泄して血圧を下げる効果もあると言われています。
カルシウム、鉄分やマグネシウム、亜鉛等のミネラルも多くはありませんがバランスよく含んでいます。
白菜はインドール化合物が複数含まれていますが、その中のジチオールチオニンは発がん物質を解毒する酵素が作られるのを促進させる働きがあると言われます。
がんの予防に効果が期待されているとの事です。
栽培時期
秋に種を蒔き、苗を植えるのがお勧めですね。
春に白菜の苗を売り出す店もありますが難しいですね。元々、冷涼な気温を好む野菜ですから、日々高温になって行く時期に植えると失敗する可能性が高いです。
と言うより家庭菜園で春に苗を植えて成功した人を見た事がありません。
うまく出来るのは温度管理がしっかり出来るハウスとか、高温にならない北海道とかでしょうか。もっとも北海道も地域によって30℃越えは最近多いですからね。
思わず長くなってしまいました。
新聞紙に包む時
野菜が結球して収穫時期になると新聞紙が威力を発揮します。丸々冷蔵庫に入れるのは他の野菜の都合もあるので至難の業ですね。
ところが新聞紙に包んで外に置いておくと結構持ちます。
私の新聞紙での包み方を参考までにご紹介します。(ご紹介というほどの物でも無いんですが)
新聞紙を3枚こんな感じで並べて白菜をほぼ中央に置きます。中くらいまでの物は1枚でも良いんですが、大きいのが殆んどなので2~3枚は必要ですね。
後書き
白菜は水分が多いので、それを入れない鍋料理の様に多くの水を入れて煮立たせていくと、水が段々に増えて溢れ出す事があります。
それ程に殆んど水分の様な野菜ですので水加減にはご注意ください。というより一人用の小さい鍋だったら、入れない方が無難かもしれませんね。
特に石狩鍋の様に味をつける鍋物は要注意ですね。せっかくの味付けが薄くなったりしますから。